ヴィッツ(4440)IPOがマザーズに新規上場承認されました。主幹事は東海東京証券が務め連続主幹事を引受けています。公開株数400,000株、オーバーアロットメント60,000株、想定発行価格2,260円から吸収額を算出すると上場規模は10.4億円となります。公開価格割れは考えられないため積極的にIPO申し込みを行いたいと思います。


2018年の類似企業ではイーソル(4420)が思い浮かびます。IPO市場で組込みソフトウェアは人気なので同社の場合は上場当日は初値付かずの可能性もあります。かなりの人気になるはずです。


ヴィッツIPO上場と初値予想


自動運転技術や人工知能安全活用技術などのワードがあり、取引先にはトヨタ自動車やパナソニック、アイシン精機などの名前があります。IPOとしては間違いないと思われるため当選を狙い申し込みを行っておきましょう。


イーソルでは公開株式数が120万株弱あり、20億円規模の上場でしたが公開価格の2.38倍の初値が付きました。同社の場合はもっと期待が出来るかも?と考えられます。


ヴィッツ(4440)IPOの詳細データ

項目上場基本データ
市場マザーズ
業種情報・通信業
事業内容組込み製品のソフトウェア及びリアルタイムOSの受託開発と販売、組込みソフトウェア等の研究開発
公開予定4月08日
ブックビルディング期間3月20日~3月27日
想定価格2,260円
仮条件2,260円~2,650円
公開価格3月28日
企業情報https://www.witz-inc.co.jp/


【手取金の使途】

手取概算額698,928千円については、「1 新規発行株式」の(注)4.に記載の第三者割当増資の手取概算額上限124,752千円と合わせた手取概算額合計上限823,680千円を設備資金及び運転資金に充当する予定であります。具体的には、以下の通りであります。

①設備資金
基幹システム整備・情報セキュリティ強化のための設備投資資金として73,000千円、社員の増加に伴う事務所増床設備及び増床に伴う敷金として40,900千円を充当する予定であります。

②運転資金
組込ソフトウエア事業の次の事業化のための研究開発費として359,600千円、主に組込システム事業におけるECUソフトウェア開発の拡大と、システムズエンジニアリング事業における人工知能の安全性コンサルティング事業育成のため、人材の採用・育成費及び知名度向上のための広告宣伝費として87,000千円、本社事務所増床に伴う家賃増加分として49,500千円を充当する予定であります。

※上記以外の残額は、事業規模拡大のための運転資金に充当する方針であります。なお、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。



項目株数データ
公募株数340,000株
売出株数60,000株
公開株数(合計)400,000株
オーバーアロットメント60,000株
上場時発行済み株数1,807,000株(公募分を含む)
想定ベースの時価総額約40.8億円
幹事団東海東京証券(主幹事) ←連続主幹事
SBI証券
大和証券
SMBC日興証券 ←主幹事多い
エース証券
安藤証券


ヴィッツ(4440)上場評判とIPO分析

想定発行価格2,260円を基に吸収金額を算出すると約9億円となり、オーバーアロットメントを含めると約10.4億円規模の上場となります。上場規模は小さく初値高騰パターンもあり得る銘柄です。


同社グループは同社と連結子会社2社(株式会社アトリエ、株式会社ヴィッツ沖縄)で構成されています。事業構造としては、主に製品メーカに対して組込ソフトウェアを提供する「組込システム事業」、シミュレーション環境を提供する「システムズエンジニアリング事業」及び機能安全コンサルティングを提供する「機能安全開発事業」の3つを主たる業務としており、「その他」として子会社における研究事業の推進やソフトウェア開発の検証事業等を行っています。


組込システムと組込ソフトウェアとは、人々が日々の暮らしの中で利用する電子機器のことを組込機器と呼びます。この組込機器は、マイクロコンピュータと呼ばれる小型のコンピュータを搭載し、このコンピュータを含むハードウェアとコンピュータを動作させるソフトウェアで構成されています。このハードウェアとソフトウェアを合わせて組込システムと呼び、ソフトウェアを組込ソフトウェアと呼びます。


一般的に組込システムは、機器を動作させるため長時間動作や省電力などの要求レベルが高く、また、自動車や大型機械などはその動作が人命を預かるため、信頼性・安全性などが要求されます。また、組込機器の多くで利用する通信技術や安全性技術はIoT/CPS世界実現のための必須の基盤技術です。


ヴィッツ(4440)上場評判


同社グループは設立以来、組込システムに関するソフトウェア開発を事業基盤としています。組込システム事業の具体的な内容は、国内外顧客(産業機械メーカ、自動車メーカ、自動車部品メーカ、デジタル家電メーカ、建設機械メーカなど)に対して、組込ソフトウェアの受託開発業務「制御ソフトウェアエンジニアリングサービス」を提供しています。


また、これら顧客企業向けにリアルタイムオペレーティングシステムに関する業務「リアルタイムオペレーティングシステム開発、販売」を実施しています。


ヴィッツ(4440)IPOの組込みソフトウェア


システムズエンジニアリング事業では、自動車システムなど複雑なシステムに対して効率的な開発をするために、近年はモデルと呼ばれる表記法(様々なモデル表記が実在します)が用いられるようになってきております。同社グループは、設立3年目の平成11年からモデル表記法を利用したモデルベース開発を実施しています。


具体的な内容としては、「車載制御シミュレーション開発」「車載制御モデル開発」「自動運転向け仮想環境シミュレーションの開発、販売」などの事業を実施しています。


ヴィッツ(4440)IPOの販売実績と取引先


機能安全開発事業は、平成20年から工作機械メーカや自動車関連メーカなど製品の安全性が求められるメーカ向けに、機能安全コンサルティング及び開発支援サービスを実施しています。機能安全とは、コンピュータを用いた制御装置に対し、監視装置や防護装置などの付加機能によるリスクの低減を施すことです。


その他事業は、子会社である株式会社アトリエと株式会社ヴィッツ沖縄が行っており、いずれも同社との協業により実施しています。その内容は「ソフトウェア開発に関する新技術及び規格調査」「組込ソフトウェア評価・開発支援」となっています。


ヴィッツ(4440)の企業財務情報と配当性向

回次第21期第22期
決算年月平成29年8月平成30年8月
売上高2,166,3072,375,816
経常利益208,174223,754
親会社株主に帰属する当期純利益138,814135,527
包括利益143,872140,868
純資産額316,684466,797
総資産額854,0381,102,418
1株当たり純資産額214.39309.45
1株当たり当期純利益金額98.9893.95
自己資本比率(%)36.1741.18
自己資本利益率(%)59.2235.53
株価収益率(倍)
配当性向(%)
営業活動によるキャッシュ・フロー223,272136,941
投資活動によるキャッシュ・フロー△26,918△50,827
財務活動によるキャッシュ・フロー△14,279△35,767
現金及び現金同等物の期末残高317,578367,923
※数値は千円単位


第23期第1四半期連結累計期間(平成30年9月01日~平成30年11月30日)
売上高552,786千円
営業利益50,021千円
経常利益50,417千円
親会社株主に帰属する四半期純利益34,287千円


当第1四半期における我が国の経済状況は活況であり、自動車関連ソフトウェアの開発などは堅調な状況でありました。このような状況のなか、当社グループの主たる事業分野である組込ソフトウェアにおきましても、新型自動車開発投資、自動運転実用化研究投資、IoTデバイス開発投資などが堅調に推移いたしました。一方、当第1四半期連結累計期間に検収予定の車載ECU開発案件が開発機能追加により、第2四半期連結期間内の検収となり、営業機会損失を招きました。



ヴィッツ(4440)従業員と株主の状況

会社設立は1997年6月11日、名古屋市中区栄二丁目13番1号に本社を構えます。社長は服部博行氏(昭和42年3月23日生まれ)、株式保有率は3.55%です。従業員数は135人で平均年齢35.01歳、平均勤続年数7.05年、平均年間給与5,408,258円です。


連結従業員数は142人となり、セグメント別では組込みシステム事業63人、システムズエンジニアリング事業42人、機能安全開発事業14人、その他7人、全社共通16人となっています。全社共通として記載されている従業員は総務部、品質保証室、戦略営業室及び内部監査室に所属している人員になります。


氏名又は名称所有株式数(株)所有株式数割合(%)
株式会社Office Hat420,00024.87
株式会社SNA380,00022.50
アイシン精機株式会社150,0008.88
オークマ株式会社150,0008.88
森川 聡久125,0007.40
大西 秀一125,0007.40
武田 英幸125,0007.40
ヴィッツ従業員持株会67,0003.97
服部 博行60,0003.55
※株主上位9名の状況


【目論見抜粋】

本募集並びに引受人の買取引受による売出しに関連して、売出人かつ貸株人である株式会社Office Hat、売出人である株式会社SNA、当社株主であるアイシン精機株式会社、オークマ株式会社、森川聡久、大西秀一及び武田英幸並びに当社新株予約権者である服部博行及び脇田周爾は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場(売買開始)日(当日を含む)後180日目の平成31年10月4日までの期間(以下「ロックアップ期間」という。)中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社普通株式の売却(ただし、引受人の買取引受による売出し、オーバーアロットメントによる売出しのために当社普通株式を貸し渡すこと等は除く。)等を行わない旨合意しております。

また、当社は主幹事会社に対し、ロックアップ期間中は主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社普通株式の発行、当社普通株式に転換若しくは交換される有価証券の発行または当社普通株式を取得若しくは受領する権利を付与された有価証券の発行(ただし、本募集、株式分割、ストック・オプションとしての新株予約権の発行及びオーバーアロットメントによる売出しに関連し、平成31年3月1日開催の当社取締役会において決議された主幹事会社を割当先とする第三者割当増資等を除く。)等を行わない旨合意しております。



上位株主には180日間(平成31年10月04日まで)のロックアップが付与されています。ロックアップ解除倍率の記載は目論見にありません。また、株主名簿にベンチャーキャピタル出資はないようです。


ヴィッツ(4440)IPO大手初値予想と各社配分

仮条件は想定発行価格を下限として2,260円~2,650円に決定しました。上限2,650円による市場からの吸収額は約10.6億円、オーバーアロットメントを含めて約12.2億円となります。これにより約1.8億円の吸収額が増加したことになります。


2019年8月期の連結業績予想は売上6.9%増、経常利益20.2%増(4,500万円増)の増収増益予想となっています。EPS117.70からPERを算出すると約22.51倍、BPS737.74からPBRを算出すると約3.59倍となります。配当が6円を予定しており、配当利回りは0.22%となります。


大口顧客にはトヨタ自動車の名前があり「ヴィッツ」と言う車も取扱いがあります。全く同社とは関係がないのかもしれませんが面白いと個人的に考えています。未来を切り開くことを自社内で考えているようですから、将来性が投資家もつかみやすい銘柄でしょう。


トヨタのAI関連銘柄は売買が活況になることも多いため同社にも期待がかかります。


初値予想4,500円~6,000円


幹事名配分単位(株)
東海東京証券(主幹事)356,000
SBI証券16,000
大和証券12,000
SMBC日興証券8,000
エース証券4,000
安藤証券4,000


類似企業PER
PBR
コア(2359)PER16.42倍PBR1.79倍
セック(3741)PER30.9倍PBR3.19倍
イーソル(4420)PER38.57倍PBR5.01倍


主幹事が東海東京証券になっており、4月03日上場の東名IPOに続く主幹事となっています。ブックビルディング期間が重なりますが、同一資金でブックビルディングに参加可能なので申し込んでおきましょう。


口座数が大手に比べかなり少ないと考えられるため当選を期待しています。店頭口座開設でも攻めれば頂けるかも?私は地方出身なのでネット申し込みを行いたいと思います。妻とダブル参戦予定です!入出金をする場合は東海東京証券から発行されるカードを使えば入出金手数料を無料にできます。


東海東京証券のIPO抽選ルール詳細


また、今後のために前受け金不要でIPO抽選に参加できる証券会社もチェックしておきましょう。下記に前受け金不要の証券会社を全てまとめています。よかったら参考にしてください。


前受け金不要でIPOに参加できる証券会社


ヴィッツのストックオプション詳細を調べました

ストックオプション行使期間株式の数(株)発行価格(円)
ストックオプション無し


ストックオプション(新株予約権)はありません。


ヴィッツ(4440)IPO私見と申し込みスタンス

ヴィッツIPOは全力申し込みを行ってよい銘柄です。公開価格割れは考えられません。顧客層は自動車メーカー、デジタル家電メーカ、産業機械メーカ、建設機械メーカなど様々な分野に及んでおり分散されているように感じます。


ただし、アイシン精機株式会社グループとパナソニック株式会社グループからの売上高が増加しており、両グループから受注するソフトウェア開発の多くは自動車分野が大半を占め、両グループを含む自動車分野での受注は売上高の32.3%と高くなっています。


自動車関連市場は自動運転技術の革新などにより今後も拡大していくと考えられ、自動運転関連技術、仮想化技術、人工知能安全活用技術など革新技術は絶対的に必要になるはずです。


業績も拡大傾向にありこのままの勢いが続けば市場変更もあり得るのかもしれません。上場日に時価総額100億円は超えそうな気がしています。IPO地合いが良いためぜひ獲得したい銘柄ですね。


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