Will Smart(ウィルスマート)IPOの上場直前の初値予想と東京証券取引所から発表された気配運用を調べました。
地合いが急激に悪化しIPOに資金が入るのか心配しています。公開価格が仮条件上限の20%アップとなるため様子見の投資家も多そうです。
※ウィルスマート公式ページ引用
東京証券取引所から発表された気配運用は下記のようになります。
項 目 | 気配運用の内容 |
板中心値段 | 1,656円(公募・売出価格) |
上限値段 | 3,810円(更新値幅83円、更新時間10分) |
下限値段 | 1,242円(通常の更新値幅、更新時間3分) |
注文受付価格の範囲 | 414円以上、6,630円以下 |
同社はモビリティー業界向けにIoTシステムの開発を手掛けていいます。親会社がゼンリン(9474)で業績規模が小さい赤字体質の業績です。※上場後は持分法会社
2024年3月期は0.24億円の純利益を計上予定となっていますが、黒字が確定したわけではないため慎重に投資したほうがよさそうです。2025年3月期の業績予想はまだ開示されていません!
重要事象付き案件ということで業績不振や資金繰り悪化なども気になります。
2024年4月に上場したIPOは現時点で全て公開価格割れとなっているため盛り上がっていません。
同社の場合は上場規模が約12.8億円と小さいため公開価格割れはないと思いますが、地合いから考えると高い初値も期待できそうにありません。時価総額は約23.9億円です。
上場内容や業績などについては下記記事でまとめています。
「IPO承認」Will Smart(ウィルスマート)[175A]の上場データと初値予想を考察!
Will Smart(ウィルスマート)の上場直前の初値予想はこうなる!
Will Smart(ウィルスマート)の上場直前の初値予想を調べました。大手の上場直前の初値予想は2,000円となっています。幹事引受け価額は1523.52円です。
某紙によれば個人投資家と機関投資家の両者が様子見していると観測されているため積極的な資金流入は難しそうです。
地政学的リスクもあるタイミングでの上場となり株式市場全体で様子見している気がしています。
また、公開価格が仮条件を20%上回る値付けとなったIPOを中心に公開価格を下回り、セカンダリーにも資金が入らない悪循環となっています。
5月はIPOが極端に少なくなるため4月IPOの見直し買いも期待できそうですが、現状だと厳しい気がしています。
Will Smart(ウィルスマート)のIPOに資金が向かう理由はなんだろ?と考えると短期需給狙いだと思います。値動きが悪ければ公募組の見切り売りで株価が下落する方向に向かいそうです。
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