テクニスコ(2962)のIPOがスタンダード市場に新規上場承認されたのでご紹介したいと思います。公開株数が多い地味系の小粒案件になります。


主幹事は野村證券が務め公開株数2,281,000株、オーバーアロットメント342,100株です。上場規模は想定発行価格450円から計算すると約11.8億円になります。


テクニスコ(2962)IPOが上場承認
※テクニスコ公式サイト引用


設立から53年以上が経過する老舗企業の上場になります。


業績にばらつきがあるため評価がわかれそうです。ただ前期業績はかなり好調で直近は従業員も増加しています。


同社は高機能ヒートシンク及びガラスの領域に特化し、半導体レーザーメーカーと取引実績が多数あるようです。地域別売上では中国メーカーの顧客から旺盛な需要があるとされています。


競合となる日米欧等の主要メーカーも顧客となっており、今後は既存取引先との関係強化及び新規取引先開拓に取り組むそうです。


どうやら同社は半導体市場全体の需要拡大により急成長しているようですね。また、電子デバイス関連では各種センサーやモバイル機器向け、バイオ・医療向け需要があるそうです!!


テクニスコ(2962)IPOの上場基本データと引受幹事について調べました

項目上場基本データ
上場日7月26日
市場スタンダード市場
業種金属製品
事業内容精密加工部品事業(ヒートシンク製品及びガラス製品等の製造・販売)
ブックビルディング7月07日~7月13日
想定価格450円
仮条件510円~560円
公開価格560円
初値結果914円(公開価格1.63倍)
企業情報https://www.tecnisco.com/
監査人PwC京都監査法人
手取金の使途
  • 広島新工場建設のための設備資金
  • TECNISCO(SuZhou)CO.,Ltd.への投融資
  • TECNISCO Advanced Materials Pte. Ltd.への投融資


項目株数データ
公募株数2,281,000株
売出株数0株
公開株数(合計)2,281,000株
オーバーアロットメント342,100株
上場時発行済み株数8,798,100株
※公募分を含む
想定ベースの時価総額約39.6億円
幹事団野村證券(主幹事)
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
委託見込auカブコム証券


テクニスコ(2962)の事業内容と上場に伴う評判を考察してみました

想定発行価格450円を基に吸収金額を算出すると約10.3億円となり、オーバーアロットメントを含めると約11.8億円規模の上場となります。


同社グループはテクニスコと連結子会社2社、非連結子会社1社で構成されています。


精密加工部品事業の単一セグメントになり、製造販売する製品群は「ヒートシンク製品」「ガラス製品」「その他」に区分されます。


創業当時は株式会社ディスコの研削切断加工技術を活かした受託加工を提供していたそうです。


2000年頃の海底ケーブルなどによる長距離光通信網敷設急増で光通信バブルが起き、その利益でメタライズ技術の薄膜蒸着設備を導入したことで新たな加工技術を身に着けたとあります。


テクニスコ(2962)の業績
※有価証券届出書引用


産業機器市場や自動車市場、光・無線通信市場、ライフサイエンス市場、航空宇宙市場、環境エネルギー市場向けのヒートシンク製品、ガラス製品及びその他の精密加工部品の製造販売を行います。


製造拠点は広島工場を中心に、中国子会社であるTECNISCO(SuZhou) CO.,Ltd.の蘇州工場及びシンガポール子会社であるTECNISCO Advanced Materials Pte. Ltd.のシンガポール工場を含めたグループ製造体制を構築しています。


テクニスコIPOの製品群
※有価証券届出書引用


同社グループが製造販売する製品は、顧客製品の中の構成部品として組み込まれるものであり、基本的には顧客ごとの要求仕様を受託し試作から量産までにおいて製品化していく受注生産です。


「切る」「削る」「磨く」「メタライズ(非金属の表面への金属膜化)」「接合」の加工技術を組み合わせる「クロスエッジ®Technology」を最先端の開発や生産に活かし、顧客の要望を叶え製品化させる技術力などが強みとなっています。


一般的には工程別に専門業者へ依頼する流れになりますが、同社では複数加工技術を自ら組み合わせ、製品を完成させるそうです。


テクニスコ(2962)IPOの販売実績と取引先
※有価証券届出書引用


地味系企業になりますが、前期の四半期利益が連結で8億円を超えます。


今期業績予想も良さそうなら初値に少し期待できるかもしれません!


テクニスコ(2962)の株主状況とロックアップについて調べました

会社設立は1970年2月14日、東京都品川区南品川二丁目2番15号に本社を構えます。社長は関家圭三氏(1965年3月21日生まれ)、株式保有率は8.30%(541,000株)です。※資産管理会社保有分を含まない


従業員数203人で臨時雇用者12人、平均年齢41.9歳、平均勤続年数12.9年、平均年間給与7,637,733円です。連結従業員数は322人で臨時雇用者は12人です。


セグメントは精密加工部品事業の単一セグメントになります。


氏名又は名称所有株式数(株)所有株式数割合(%)ロック
合同会社XEホールディングス5,018,200株77.00%
関家 圭三541,000株8.30%
特定有価証券信託受託者野村信託銀行株式会社(信託口2052276)190,000株2.92%
テクニスコ従業員持株会175,300株2.69%×
関家 慶一郎80,000株1.23%
関家 理子80,000株1.23%
特定有価証券信託受託者野村信託銀行株式会社(信託口2052277)80,000株1.23%
※株主上位7名の状況、△表示は新株予約権を表します


上位株主には90日間(2023年10月23日まで)のロックアップが付与されています。ロックアップ解除倍率の記載は目論見にありません。


親族保有株が多く、ベンチャーキャピタル出資はありません。


親引けは行われません。


テクニスコ(2962)IPOの初値予想と幹事引受け株数をチェックしました

大手初値予想は仮条件発表後に掲載を予定しています。しばらくお待ちください。最新業績予想の他、仮条件発表後のPERやPBRなども後日追記します。


仮条件が510円~560円と上振れし吸収金額は最大で約14.7億円、時価総額は約49.3億円となります。


業績が回復しファンド出資がなく、売出し株もないため需給不安はなさそうです。また過去にMBOを行っているにも関わらず経営陣が自力で買い付けていることも好感されているようです。


半導体のテーマに乗り同社株もすでに物色対象になっているとのうわさもあります。ただ基本的に地味企業でスタンダード市場に上場する銘柄なのは覚えておきましょう。


大手初値予想500円~700円
修正値800円~900円
最終予想900円

※注目度B


業績を確認すると2024年6月期の連結予想を確認することができました。売上64.75億円となり前期比22.98%増、経常利益4.20億円となり前期比70.04%増となります。


四半期利益は3.01億円となり前期比133.33%増を予想しています。前期業績が落ち込んでおり今期業績がよく見えているため注意が必要です。


公開価格が560円決定の場合の指標はEPS34.87からPER16.06倍、BPS564.41からPBR0.99倍になります。配当や株主優待の設定は現時点でありません。


同社の事業自体は新味がなく競合も複数存在します。前期業績の落ち込みは設備投資を行っているためだと観測されています。高機能品特化で成長軌道に乗ることが現時点ではできていると推測されています!


基本的にはあまり人気になるような銘柄ではありませんが、IPOに資金が向かっていることの他に円安効果も今後の業績に期待できるようです。初値不安はなさそうなのでIPO抽選に参加しておきたいと思います。


幹事名割当株数引受割合
野村證券(主幹事)2,212,600株97.00%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券68,400株3.00%


創業家が保有する株が多い懸念はありますが、公開株式は全て公募となっています。


上場規模も小さいため需要が見込めそうです。IPOバブルで何でも買われる環境になれば最高ですね。公開価格割れはないと考えているため積極的に申込みを行うつもりです。


三菱UFJモルガン・スタンレー証券が幹事入りしているためauカブコム証券からの申込みも行っておきたいと思います。


シーユーシー(9158)では妻が申込を面倒で行っておらず悔やんでいました。当選していたら約25万円の利益ですからね。面倒でも取り組んでおきましょう。


IPOルールは下記記事にまとめています。後期型抽選なので面倒なんですよね。




また、未上場の企業に投資できるファンディーノをご存知でしょうか?未上場企業の株式の売買も可能です。


口座開設だけでAmazonギフト券1,000円分をプレゼントしているのでよかったらご利用ください。下記記事で詳しい内容をまとめました。




類似企業のPERやPBRを調べました

類似企業とPERやPBRは仮条件発表後に記載したいと思います。


類似企業PER
PBR
日本電気硝子(5214)PER93.27倍PBR0.45倍
ジオマテック(6907)PER153.75倍PBR0.38倍
岡本硝子(7746)PER36.05倍PBR2.35倍
※2023年7月10日の株価基準

ストックオプションの株数や発行価格を調べました

ストックオプション行使期間株式の数発行価格
該当事項なし-株-円


ストックオプション(新株予約権)は該当事項なしとなっています。


親族や関係者で構成された株主構造となっています。企業体質などが気になるところですね。


テクニスコ(2962)IPOの評価と申し込みスタンス!まとめ

テクニスコのIPOは実力ある企業だと思うので積極的に参加する予定です。


上場規模も小さくIPO的には問題ないと考えています。


テクニスコ(2962)IPOのまとめ
※テクニスコ公式サイト引用


テクニスコの「クロスエッジ®Technology」は複数工程を組み合わせ、独創的な加工技術を生み出し専業メーカーでは対応できない技術力を蓄積しているそうです。


どの程度凄いのかはわかりませんが、半導体や電子デバイス関連へ同社製品が利用されていると考えれば技術力が高いはずです。


リスクは製品の生産や営業活動を中国で行っていることでしょうか。貿易摩擦などで思わぬ損害に見舞われる可能性はあるかもしれません。あとは為替リスクがあります。


今に始まったことではないと思いますが原材料の高騰なども業績に関係がありそうです。


kimukimu

前期が良すぎたため今期業績予想待ちの案件でしょう。競合は国際的な大企業から小規模な企業、国内から海外まで広範な競合企業が存在するそうです。



目論見によれば主力製品のヒートシンクは新規参入が少ないそうです。レーザー用ヒートシンクについては極めて高度な加工精度と品質管理が要求されるとあります。


まあ、公募組の多くは「割れなければ」地味企業でも全力で参加してくるでしょう!


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