ストレージ王(2997)IPOの初値予想と幹事割当数などを評価したいと思います。人気が見込める銘柄ではなさそうですが初値売却益が見込めそうです。


金利上昇に伴う不動産業株の不人気が目立ち同社にも影響が及ぶようです。公開規模が想定ベースで約6.4億円と小規模のため需給は問題なさそうです。


ストレージ王(2997)IPOの評価


項目株数データ
想定価格860円
仮条件4月08日
公開価格4月19日
公募株数220,000株
売出株数423,500株
公開株数(合計)643,500株
オーバーアロットメント96,500株
幹事団大和証券(主幹事)
SBI証券
マネックス証券
岩井コスモ証券
委託見込SBIネオトレード証券
DMM.com証券


同社はトランクルームの運営会社になり、主力になる収益はトランクルームを投資家に売却することです。この他、トランクルームを利用者に貸し出すことで利用料を得ています。


セルフストレージ方式のトランクルームの企画や開発、また運営や管理を一手に引き受けることで、オーナーの手間を減らし安定的な収益につなげています。


コロナ禍により業績が伸び上場できるレベルに企業規模を拡大させています。しかし業績が既に鈍化しているとの観測が出ているため中長期的には魅力が薄れる可能性があります。


また、営業外損益には太陽光売電収支が発生しているようです。2016年7月にソーラーエナジーインヴェストメント株式会社と同社が合併したことで太陽光売電収支が発生しています。


ビジネスモデルとしては既に成熟感も感じられます。グロース市場への上場で吸収金額が低いこと以外に魅力はなさそうです。


ストレージ王(2997)IPOの大手初値予想と評価はこうなる!

大手初値予想の数値を調べてみました。


盛り上がりに欠ける事業内容だと言えそうですが、直近上場のセカンダリーに資金が戻っているため初値後の値動きに多少期待できそうです。


最新の初値予想は下記のようになっています!


大手初値予想1,000円前後
※注目度C


注目度がCとなっていることで投資妙味に欠けそうです。


公募組は単価が低いため、とりあえずブックビルディングに参加しておく方が多そうです。利益が出れば儲けもの的な発想でしょう。


同社の事業内容や上場承認時のデータは下記記事でまとめています。

ストレージ王の上場データと初値予想を考察


ストレージ王(2997)IPOの幹事割当数と引受割合を調べました

幹事割当数と引受割合を調べました。主幹事は大和証券が単独で引受けます。


幹事名割当株数引受割合
大和証券(主幹事)617,900株96.02%
SBI証券12,800株1.99%
マネックス証券6,400株0.99%
岩井コスモ証券6,400株0.99%


大和証券と大和証券グループのコネクトからの申込みを優先しておきましょう。私も抽選に参加したいと思います


現在の地合いから特需となることはなさそうですが、1単元で1万円~2万円程度の利益は期待できそうです。


ITやAIといった事業には資金が入っていますが、他の事業だと以前のように資金が入りません。上場までもうしばらく時間があるため良い方向に地合いが変化することに期待したいと思います。




ストレージ王(2997)IPOの業績予想と抽選参加スタンスまとめ

最新の業績予想を調べ抽選参加スタンスについて考えてみたいと思います。人気が見込めるようであれば積極的に参加し利益を狙います。


ストレージ王(2997)IPOの業績予想
※ストレージ王公式サイト引用


業績を確認すると2023年1月の単独予想を確認することができました。それによれば売上32.56億円となり前期30.69億円から6.09%増、経常利益1.90億円となり前期1.58億円から20.25%増となります。


四半期利益は1.23億円となり前期比0%の同額となっています。想定発行価格860円の指標はPER11.94倍、PBR1.60倍になります。配当金は出ません。


類似企業はパルマ(3461)やエリアリン(8914)などになります。また三協フロンテア(9639)なども参考になるかもしれません。


コロナ化により需要が増えその反動が心配されています。現状では急激な業績悪化はなさそうです。意外高を期待するには力不足の銘柄かもしれません。


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