パデコ(7032)IPOがJASDAQスタンダードに新規上場承認されました。主幹事はSBI証券となっており6月だけで3社も主幹事をすることになっています。IPOチャレンジポイントの使用を検討されている方も多いと思いますが、どの銘柄が人気化するでしょうか。パデコの公開株数は355,000株、オーバーアロットメント53,200株となっています。


上場に際して市場から吸収する金額は約6.8億円と軽量級のIPOとなっているため初値上昇も期待ができそうです。事業は、国際開発コンサルティング事業を行っている企業で米国業界紙(ENR)では国際開発コンサルティングの世界ランキング154位から122位まで上昇し、国際協力機構(JICA)のコンサルト企業受賞ランキングでは10位から4位となっているそうです。


パデコ新規上場と初値予想


過去5年間の売上高成長率は平均して13.3%となっていることからも今後の成長が期待できそうです。ただ、IPO市場において人気化するかと言えば未知数です。一見ニッチな企業に見えますが、利益が継続できるのか?と言った疑問もあります。世の中に必要な企業だと思いますが、49.2億円の売上に対して0.56億円の利益はどうなんでしょう?


パデコ(7032)IPOの詳細データ

項目 上場基本データ
市場 JASDAQスタンダード
業種 サービス業
事業内容 国際開発コンサルティング事業
公開予定 上場中止
ブックビルディング期間 6月12日~6月18日
想定価格 1,660円
仮条件 6月08日
公開価格 6月19日
企業情報 http://www.padeco.jp/jp/


【手取金の使途】

手取概算額299,440千円及び「1 新規発行株式」の(注)5.に記載の第三者割当増資の手取り概算額上限81,247千円については、下記の通り、充当する予定であります。

設備資金として、①本社のプロジェクト管理システム構築資金としてのソフトウェアへの支出に15,000千円(平成31年3月期に15,000千円)、②インドの拠点拡充のための什器、備品、機器類への支出に20,000千円(平成31年3月期に20,000千円)充当する予定であります。

また、運転資金として、③インド国内の事業拡大によるプロジェクト先行支出として30,000千円(平成31年3月期に30,000千円)、④インド人員採用に20,000千円(平成31年3月期に20,000千円)、⑤本社での新規プロジェクトの獲得のためのマーケティング関連費用やプロジェクトが稼働するまでの先行支出に256,687千円(平成31年3月期に256,687千円)、⑥本社の案件管理体制の高度化のために必要な人員強化に39,000千円(平成31年3月期に39,000千円)充当する予定であります。なお、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用する予定であります。



項目 株数データ
公募株数 200,000株
売出株数 155,000株
公開株数(合計) 355,000株
オーバーアロットメント 53,200株
上場時発行済み株数 1,065,200株(公募分を含む)
想定ベースの時価総額 約17.7億円
幹事団 SBI証券(主幹事)
SMBC日興証券
藍澤證券
岡三証券 岡三オンライン証券
みずほ証券
岩井コスモ証券 ←購入忘れ注意
エイチ・エス証券
極東証券
東洋証券
むさし証券


パデコ(7032)上場評判とIPO分析

想定発行価格1,660円を基に吸収金額を算出すると約5.9億円となり、オーバーアロットメントを含めると約6.8億円規模の上場となります。上場規模は小さいため初値利益は見込めると思います。


同社の事業は、政府開発援助(ODA)による開発途上国の公共事業にかかわるコンサルティングを行っています。主なクライアントは、日本の政府開発援助実施機関である国際協力機構(JICA)および円借款の貸与先である開発途上国の政府機関です。またアジア開発銀行、米州開発銀行、欧州復興開発銀行、アフリカ開発銀行、世界銀行などの国際援助機関の案件にも多くの実績があるそうです。


パデコ上場評判とIPO分析


サービスはミャンマー初等教育カリキュラム改定プロジェクトやアルゼンチン中小企業生産性向上支援などを行っている「経済社会開発」、インドムンバイ地下鉄3号線事業やフィリピンミンダナオ島道路網マスタープランなどを行っている「インフラ開発」が主要サービスとなります。


プロジェクト内容に最適なコンサルタントを世界中からアサインし、国内外の企業と戦略的な提携を組むことで社会問題を解決するためのチームの組成を行い、入札の提案資料であるプロポーザルを作成します。プロポーザルにおいては価格よりも、受注しようとする企業の経験やチームメンバー個人の経験及びプロジェクトの実施方法が重要な提案事項となっているそうです。


パデコIPO事業系統図


【国際開発コンサルタント事業の特徴】
当社グループは累計で1,300件以上の海外プロジェクトの実施実績があり、国際標準での海外におけるプロジェクトマネジメントの豊富な実績があります。またひとつのクライアントであるアジア開発銀行の技術支援プロジェクトの累積売上実績ランキングは、同銀行の公表資料を当社独自集計によれば世界第7位でトップランクに入る唯一の日本企業であり、世界中の他の国際開発銀行からも持続的に受注実績があります。これを可能としているのは世界市場の商慣習と要求水準に合致し、必ずしも本邦の習慣に拘らない企業戦略をとり、企業運営を行っていることです。


また、個人登録しているコンサルタントは外国籍が1,837人、日本国籍で46人ということです。子会社(PADECO INDIA Pvt.Ltd.)は、主にJICAやインドの現地政府を顧客として、国際開発コンサルティングのサービスを展開しているそうです。


パデコ(7032)IPOの販売実績と取引相手企業


パデコ(7032)の企業財務情報と配当性向

回次 第34期 第35期
決算年月 平成28年3月 平成29年3月
売上高 4,625,334 4,922,328
経常利益 118,672 43,159
当期純利益 70,940 25,627
資本金 105,000 105,000
純資産額 600,209 625,837
総資産額 3,514,196 3,794,579
1株当たり純資産額 696.54 726.28
1株当たり当期純利益金額 82.53 29.74
自己資本比率(%) 17.1 16.5
自己資本利益率(%) 12.6 4.2
株価収益率(倍)
配当性向(%)
営業活動によるキャッシュ・フロー 79,997
投資活動によるキャッシュ・フロー △8,058
財務活動によるキャッシュ・フロー △5,880
現金及び現金同等物の期末残高 1,264,393
※数値は千円単位


第36期第3四半期連結累計期間(平成29年4月01日~平成29年12月31日)
売上高3,901,725千円
営業利益199,241千円
経常利益203,302千円
親会社株主に帰属する四半期純利益は118,000千円


パデコ(7032)従業員と株主の状況

会社設立は1983年01月07日、東京都港区新橋六丁目17番19号新御成門ビルに本社を構えます。
社長は本村雄一郎氏(昭和18年10月14日生まれ)、株式保有率は17.56%です。
従業員数は150人で平均年齢46.7歳、平均勤続年数6.3年、平均年間給与6,059,874円となります。連結従業員数は287人で連結子会社はインドに1社あります。


氏名又は名称 所有株式数(株) 所有株式数割合(%)
株式会社コンコーディア 420,000 36.59
本村 雄一郎 201,600 17.56
株式会社パデコ 142,800 12.44
倉並 千秋 70,000 6.10
小安 幸子 61,600 5.37
ブルースウィンストン 56,700 4.94
垣内 元紀 52,500 4.57
※株主上位7名の状況


【目論見抜粋】

本募集並びに引受人の買取引受による売出しに関連して、当社の取締役であり売出人かつ貸株人である本村雄一郎、当社の取締役であり売出人である小安幸子、当社株主であり売出人であるブルースウィンストン及び倉並千秋、当社の役員である垣内元紀、遠藤信雄、当社の関係会社の役員である胡井則章、当社従業員である相馬敬、相馬陽平、当社役員かつ当社新株予約権者である加藤徳夫、当社従業員かつ当社新株予約権者である小田裕子並びに当社株主である株式会社コンコーディア及び株式会社パデコ従業員持株会は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場(売買開始)日(当日を含む)後180日目の平成30年12月24日までの期間(以下「ロックアップ期間」という。)中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社株式の売却(ただし、引受人の買取引受による売出し、オーバーアロットメントによる売出しのために当社普通株式を貸し渡すこと等は除く。)等は行わない旨合意しております。



上位株主には180日間(平成30年12月24日まで)のロックアップが付与されています。
ロックアップ解除倍率の記載は目論見に書かれていません。株主にベンチャーキャピタルはいないことから需給面の心配はなさそうです。


パデコ(7032)IPO大手初値予想と各社配分

後程記載します。

PERやPBR、類似企業なども後日追記します。


※東京証券取引所より6月08日に新規上場の承認取消しが行われました


幹事名 配分単位(株)
SBI証券(主幹事)
SMBC日興証券
藍澤證券
岡三証券
みずほ証券
岩井コスモ証券
エイチ・エス証券
極東証券
東洋証券
むさし証券


類似企業 PER
PBR
PER-倍 PBR-倍
PER-倍 PBR-倍
PER-倍 PBR-倍


株数的に主幹事SBI証券からの申込みが必須となりそうです。他の証券会社からの当選は厳しいように思います。前受け金不要の企業からの申込みは済ませておきたいところですが、幹事も多いため難しそうですね。口座を持っている方は申込をしておくとよいでしょうか。


また、今回も岡三証券から委託経由で岡三オンライン証券へ株が回っってくると思うので、委託幹事(裏幹事)って何?と思っている方は下記の記事をよかったら参考にしてください。


IPO委託幹事(裏幹事)を説明


SBI証券のIPOチャレンジポイントによる過去の配分数などは下記を参考にしてください。今回は200株の複数配分になる可能性があるのではないでしょうか!


SBI証券IPOチャレンジポイントによる当選実績


パデコのストックオプション詳細を調べました

ストックオプション行使期間 株式の数(株) 発行価格(円)
平成27年4月01日~平成34年10月31日 140,000 471


ストックオプションはすでに期限内に全株入っていますが、14万株なのでそれほど大きな株数ではないでしょう。名簿で誰が持っているのか調べてみたところ4名で個人株主となっていました。特別利害関係者や従業員となっています。


パデコ(7032)IPO私見と申し込みスタンス

パデコIPOは初値2倍を目指す展開かもしれませんが、その後どうなるのか微妙な銘柄だと思います。波に乗れば意外性で買われますが、初値が高ければ売られそうな気がします。公開株式を狙っている方は初値で売ればよいだけですが、大手予想や仮条件を見ないとわかりません。


公開株数は少なく市場に流通する株も限定的だとは思いますが、人気があるのか?時価総額も約17.7億円と低いため大手が入ればすぐにストップも可能です。何となくテックポイント・インク(6697)の上場みたいになるパターンか?類似企業でもなんでもありませんが・・・


日本をターゲットとしていないことを考えると直近IPOのアイ・ピー・エス(4390)も気になる銘柄です。結局、極論を言えばIPOに当選さえすれば利益が出る可能性が高いため、必死に申し込みを続ける以外に選択肢がありません。IPOチャレンジポイントの使用も微妙ですね。


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