MTG(7806)IPOが東証マザーズへ新規上場承認されました。主幹事は野村證券が務め公開株数が6,900,000株、オーバーアロットメント1,035,000株とかなり株数が多くなっています。しかも想定発行価格が5,290円と超ネガサ株です。市場から上場に際し吸収する金額は想定ベースで約420億円と巨額なので他の銘柄を圧迫しないのか気になるところです。


業績の伸びは凄く、MTGの名前もある程度売れているためIPOに参加する方も多い気がします。東証1部ではなくマザーズ上場ということで若干不安です。事業は「美容機器、健康機器、化粧品等の企画開発及び製造販売」を手掛けている企業で有名な商品も多数あります。私も最近買いたいと思っている製品がありますからね。


MTG新規上場と初値予想


MTGは日本国内だけではなく世界で商品を販売しています。そのためグローバルオファリングもあるのか?と思いましたが国内のみで販売するようです。その代わり幹事が多く、力の入れようも伝わってきます。株価設定が高いため申し込みが少なくなることも心配されますがどうでしょう。


MTG(7806)IPOの詳細データ

項目 上場基本データ
市場 マザーズ
業種 その他製品
事業内容 美容機器、健康機器、化粧品等の企画開発及び製造販売
公開予定 7月10日
ブックビルディング期間 6月22日~6月28日
想定価格 5,290円
仮条件 6月21日
公開価格 6月29日
企業情報 https://www.mtg.gr.jp/


【手取金の使途】

手取概算額29,052百万円については、海外販売の手取概算額(未定)及び「1新規発行株式」の(注)7.に記載の第三者割当増資の手取概算額上限5,119百万円と合わせた手取概算額合計上限34,171百万円を、以下の使途に充当する予定であります。

①研究開発資金として
「ブランド開発カンパニー」(「第二部 企業情報 第2 事業の状況 3 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3)事業ビジョン」をご参照下さい。)として、新商品開発及び品質改善のための研究開発資金として5,257百万円を充当する予定であります。特に、今後はAI・IoTを生かした新商品開発を積極的に行います。AIについては、MTG AI研究所にて当社が独自で取得したビッグデータ(デバイス使用履歴や生体データ)をAIに学習させ、商品開発やマーケティング等の様々な取り組みを加速してまいります。

②当社及び当社ブランドの認知度及び価値向上のための資金として
当社及び当社ブランドの認知度及び価値向上のための広告宣伝活動や販売促進活動の資金として4,347百万円を充当する予定であります。

③国内外の事業加速のための運転資金として
国内事業の展開に加え、更なる海外への事業拡大を図るための運転資金として5,593百万円

④人材投資資金として
人材投資のために、5,920百万円(平成30年9月期46百万円、平成31年9月期2,029百万円、平成32年9月期3,845百万円)を充当する予定であります。前述のブランド開発の加速のために、技術者を積極的に採用してまいります。また、更なる海外事業展開、品質向上、知的財産の保護体制の強化及び社内管理体制強化のために、グローバル人材や専門性の高い人材を採用してまいります。加えて、若手の活躍できる環境を整え、新卒採用も強化してまいります。またグループ経営方式や研修等を通じた人材育成、処遇の改善及び多様な働き方の実現可能な制度構築を進めてまいります。

⑤借入金の返済資金として
中国をはじめとしたアジア、アメリカ、ヨーロッパへの海外事業展開資金及び新研究開発センター建設用の土地取得資金として調達した借入金の返済資金として、平成30年9月期に12,228百万円を充当する予定であります。



項目 株数データ
公募株数 5,900,000株
売出株数 1,000,000株
公開株数(合計) 6,900,000株
オーバーアロットメント 1,035,000株
上場時発行済み株数 38,645,000株(公募分を含む)
想定ベースの時価総額 約2,044.3億円
幹事団 野村證券(主幹事)
大和証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 カブドットコム証券
東海東京証券
SMBC日興証券
SBI証券
みずほ証券
楽天証券 ←IPO口座は少ない
いちよし証券
岡三証券 岡三オンライン証券
エース証券
マネックス証券 ←完全平等抽選
松井証券


MTG(7806)上場評判とIPO分析

想定発行価格5,290円を基に吸収金額を算出すると約365億円となり、オーバーアロットメントを含めると約419.8億円規模の上場となります。業績は売上の伸び率が良く利益も売上に応じてついてきているようです。グループは同社を含め、連結子会社17社と持分法適用関連会社1社の計19社で構成されている企業です。


事業は、販売チャネルを基礎とした「グローバル事業」「リテールマーケティング事業」「ダイレクトマーケティング事業」「ブランドストア事業」「プロフェッショナル事業」「その他事業」の6つの事業に分類されグローバル事業の売上が高くなっているようです。取引先大手は豊田通商株式会社が20.3%となっています(第2四半期開示情報)


MTG上場評判とIPO分析



グローバル事業では、海外のインターネット通信販売事業者、海外の販売代理事業者、海外の美容専門店及び海外の百貨店運営事業者への卸売販売を行っています。リテールマーケティング事業では、量販店運営事業者への卸売販売及びカタログ並びにテレビ通信販売事業者への卸売販売。


ダイレクトマーケティング事業では、自社ECサイトを通じた一般消費者への直接販売及びインターネット通信販売事業者への卸売販売。ブランドストア事業では、百貨店運営事業者並びに免税店運営事業者への卸売販売及び当社運営の小売店舗での対面販売を通じた一般消費者への直接販売。


プロフェッショナル事業では、美容サロン運営事業者への卸売販売、エステティックサロン運営事業者への卸売販売及びフィットネスクラブ運営事業者と提携している販売代理事業者への卸売販売、並びにフィットネスクラブでの一般消費者への直接販売。その他事業では、ウォーターサーバーの提供及び天然水の販売、中古自動車等の一般顧客への直接販売、美容機器及び化粧品メーカーに対するOEM商品の卸売販売、法人及び個人に対するポジティブ心理学を応用したコーチング事業、スマートリングの製造販売を行うIoT事業、並びに医療機器及び医薬品の製造販売を行っています。


私が同社製品を買おうと思っていたのは「SIXPAD」です。
中年になりお腹が少し気になってきたので腹筋をしていますが、装着しておくだけの同社製品は気になっています。また口にくわえてゆらゆらと揺らす「PAO」なども女性を中心に売れているようです。累計販売台数は50万台以上となっていす。


MTG(7806)取扱商品と人気


わかりやすいところではウォーターサーバーで浅田真央さんがCMに出ていたためご存知の方も多いはずです。美容に興味がある方は、「美容ローラ」なども同社の製品です。類似品がかなり出回るほど人気の商品ですよね。実は我が家にもあります!


しかしその他事業は、OEM事業の縮小等により売上高は1,161百万円(前期比27.4%減)、ウォーターサーバー事業のリブランディングに伴うプロモーション費等の増加により経常損失は976百万円(前期は28百万円の経常利益)となっています。第22期連結資料(平成29年9月30日)


その穴埋めも他で補えているようですが、さらにイベントなどで知名度アップを図るためにブース出展なども行っているそうです。キララ富士山の天然水やキララスマートサーバー(炭酸水)を試飲体験できるそうです。水関係では、片山晋呉選手及び長友佑都選手と共同開発した水のチカラで体幹を効率的に鍛えるトレーニングギア「TAIKAN STREAM(タイカンストリーム)」の販売も行っているそうです。


MTG(7806)販売実績と取引先


業績拡大の裏には、ReFaブランドの販売が大幅に増加致していて、その影響により中国人に対するReFaブランドの認知度が高まり、インバウンド需要が増加したそうです。また、韓国へのインバウンドの好影響を受け韓国販売代理店の売上も増加致しています。さらに大きく利益を押し上げているのは、中国インターネット販売代理事業者のアリババグループによる販売が好調だからだと予想されます。


基本的に通販のイメージがありますが、ロフトやゼビオホールディングス、東急ハンズ、ヨドバシカメラなどにも商品の一部がおいてあり店舗販売も進んでいるようです。株主でもある富士フイルムと共同開発した高濃度、高純度、低分子のコラーゲンドリンク「ReFa COLLAGEN ENRICH」など販売商品は多岐にわたります。


MTG(7806)の企業財務情報と配当性向

回次 第21期 第22期
決算年月 平成28年9月 平成29年9月
売上高 29,480 45,325
経常利益 3,494 6,120
親会社株主に帰属する当期純利益 2,421 4,306
包括利益 2,354 4,372
純資産額 10,607 16,431
総資産額 16,474 34,026
1株当たり純資産額 331.24 501.66
1株当たり当期純利益金額 75.76 134.41
自己資本比率(%) 64.4 48.3
自己資本利益率(%) 25.7 31.9
株価収益率(倍)
配当性向(%)
営業活動によるキャッシュ・フロー 3,785 3,486
投資活動によるキャッシュ・フロー △1,240 △10,241
財務活動によるキャッシュ・フロー △140 7,071
現金及び現金同等物の期末残高 4,833 5,215
※数値は百万単位


第23期第2四半期連結累計期間(平成29年10月01日~平成30年3月31日)
売上高28,416百万円
営業利益5,289百万円
経常利益5,661百万円
親会社株主に帰属する四半期純利益は3,748百万円


MTG(7806)従業員と株主の状況

会社設立は1996年1月09日、名古屋市中村区本陣通二丁目32番に本社を構えます。
社長は松下剛氏(昭和45年9月01日生まれ)、株式保有率は64.16%です。
従業員数は795人で臨時雇用者238人、平均年齢35.5歳、平均勤続年数2.5年、平均年間給与5,458,000円となります。連結従業員数は1,107人で臨時雇用者が258人です。


氏名又は名称 所有株式数(株) 所有株式数割合(%)
松下 剛 22,576,440 64.16
株式会社Mコーポレーション 6,360,000 18.07
MTG持株会 1,052,940 2.99
ジャフコSV4共有投資事業有限責任組合 960,000 2.73
株式会社MTG 855,000 2.43
株式会社エスネットワークス 504,000 1.43
BoyToy, Inc. 324,000 0.92
※株主上位7名の状況


【目論見抜粋】

本募集及び引受人の買取引受による売出しに関連して、売出人かつ貸株人である松下剛並びに当社株主である株式会社Mコーポレーション、中島敬三、川嶋光貴、長友孝二、清川卓也、本島一、井上祐介、久世浩司、長谷川徳男、渡邊将人及び後藤博は主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場(売買開始)日(当日を含む)後90日目の平成30年10月7日までの期間中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社株式の売却等(但し、引受人の買取引受による売出し及びオーバーアロットメントによる売出しのために当社普通株式を貸し渡すこと等は除く。)を行わない旨合意しております。

当社株主であるジャフコSV4共有投資事業有限責任組合は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場(売買開始)日(当日を含む)後90日目の平成30年10月7日までの期間中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社株式の売却等(但し、その売却価格が「第1 募集要項」における発行価格の1.5倍以上であって、主幹事会社を通して行う売却等は除く。)は行わない旨合意しております。



上位株主には90日間(平成30年10月07日まで)のロックアップが付与されています。ベンチャーキャピタルのジャフコSV4共有投資事業有限責任組合には90日間でロックアップ解除倍率1.5倍が設定されています。富士フイルム(4901)やリネットジャパングループ(3556)なども株主名簿にあります。


MTG(7806)IPO大手初値予想と各社配分

後程記載します。

PERやPBR、類似企業なども後日追記します。


幹事名 配分単位(株)
野村證券(主幹事)
大和証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
東海東京証券
SMBC日興証券
SBI証券
みずほ証券
楽天証券
いちよし証券
岡三証券
エース証券
マネックス証券
松井証券


類似企業 PER
PBR
PER-倍 PBR-倍
PER-倍 PBR-倍
PER-倍 PBR-倍


株数が多いため主幹事の野村證券以外でも当選は可能だと思います。インバウンド(7031)主幹事の東海東京証券が上位につけているためネット申込も期待ができるかもしれません。大和証券も忘れずに申込でしょう。


穴場的には楽天証券などもよさそうです。普段はIPOをするための資金を入れていない方が多いと思いますし、今回の株価設定が高いことから楽天証券からの申込者は少なそうです。IPO抽選ルールは下記の記事から確認できます。

⇒ 楽天証券のIPO当選ルール【狙い目企業だよ】


岡三オンライン証券も委託経由でIPOを取り扱うと思われるため、よかったらタイアップ期間に口座開設をすると3,000円頂くことができます。その他にも似たようなタイアップがあるので気になればサイドカラムから確認をお願いします。





MTGのストックオプション詳細を調べました

ストックオプション行使期間 株式の数(株) 発行価格(円)
平成28年10月01日~平成37年12月31日 324,000 925
平成30年10月01日~平成38年8月31日 273,000 926
平成28年10月01日~平成37年12月31日 12,000 925
平成28年10月01日~平成37年12月31日 324,000 925
平成30年10月01日~平成38年8月31日 20,400 926
平成29年10月01日~平成38年12月31日 2,400 2,027
平成32年10月01日~平成41年9月30日 504,000 2,028
平成31年10月01日~平成39年7月31日 137,580 2,028


上場時点でストックオプション行使期限に入る株は662,400株になるようです。公開株式と比較するとそれほど大きくありませんが、気にしておきましょう。


MTG(7806)IPO私見と申し込みスタンス

MTGのIPOはある程度人気になると思いますが、メルカリ上場のインパクトが続いていると嬉しく思います。ただ公開価格割れになると株価設定が高いため痛手を負うことになりそうです。ラクスルのように株価設定が低ければ許容範囲ですが、シンジケートカバー(幹事引受価格)も気になります。


IPOに申込むのか申込まないかの判断は仮条件が発表される6月21日移行に決めたいと思います。それまでに様々な材料が出てくると思います。また、大手予想が発表されてからでも遅くはありません。


人気になると思いつつも、株数や予定株価から考えると少し不安になります。と言いつつも最終的にはイケイケ市場になり良い初値が期待できる気がしています。上場するころの地合いがどうなるのかも一つのポイントだと思います。未来が明るいと嬉しいですね!


MTG(7806)IPO幹事引受決定です! 【完全平等抽選のマネックス証券】
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