日総工産(6569)IPOが新規上場承認されました。
製造系アウトソーシングを中心に全国展開している企業になります。今回の上場による市場からの資金吸収額は約112億円と大きく、想定価格も3,570円と大きいようです。仮条件範囲がどのように決まるのか気になるところです。





上場日は3月16日となり、これからしばらくは上場が増えると予想されるため他のIPO銘柄の日程にも気を付けたいところです。日経平均も大きく崩れたことからやや警戒感もあり、市場の下落が続けば上場規模的に買い需要は見込めない恐れもあります。


事業は製造業向けの派遣や請負となり、IPOとしては初値高騰に向きません。
ここ数年ではそれなりに人気となっていますが、市場悪化懸念があるため様子を見ながらIPOに申込むのかを検討したほうが個人的にはよいと思います。なんでもかんでもIPOで利益が出るとは思わないほうがよいでしょう。


日総工産(6569)IPOの詳細データ

項目上場基本データ
市場東証1部又は2部
業種サービス業
事業内容製造派遣・製造請負、一般事務派遣・BPO、施設介護・在宅介護
公開予定3月16日
ブックビルディング期間2月28日~3月06日
想定価格3,570円
仮条件3,130円~3,250円
公開価格3月07日


【手取金の使途】

手取概算額3,782,587千円については、「1 新規発行株式」の(注)5.に記載の第三者割当増資の手取概算額上限361,596千円と合わせた手取概算額上限4,144,183千円について、設備投資資金に500,900千円、事業拡大のための運転資金に1,104,000千円及び長期借入金の返済に2,539,283千円に充当する予定



項目株数データ
公募株数1,150,000株
売出株数1,580,000株
公開株数(合計)2,730,000株
オーバーアロットメント409,500株
上場時発行済み株数7,780,000株(公開株数やOA含む)
想定ベースの時価総額約277.7億円
幹事団みずほ証券(主幹事)
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 auカブコム証券
いちよし証券
岡三証券 岡三オンライン証券
岩井コスモ証券
エース証券
マネックス証券
SBI証券


日総工産(6569)上場評判とIPO分析

想定発行価格3,570円を基に吸収金額を算出すると約97.5億円となり、オーバーアロットメントを含めると約112億円規模の上場となります。


過去の上場から推測するに東証1部になる可能性が高いと思いますが、主幹事の考えや機関投資家のロードショーなども関係があります。人気が無ければ東証2部上場後に、東証1部を狙う形となりそうです。ブックビルディング段階では分からないため今回はこの辺りがポイントになりそうです。





売上や利益は好調に推移し、今期の営業利益や当期利益が直近では最高益となりそうです。
「総合人材サービス事業」と「その他の事業」があり主力事業は総合人材サービス事業です。全国に70拠点のネットワークを有しておりご存知の方も多いと思います。


自社求人サイトである「工場求人ナビ」では、応募者が簡単に希望する仕事を探すことが可能です。また転職者向けの「工場転職ナビ」などの運営も行っています。





総合人材サービス事業では製造派遣や製造請負などを行っており、自動車、電子部品、精密機器、住宅設備をはじめとしたメーカーに対し派遣サービスの提供を行っています。別に同事業内にて一般事務派遣を行い、オフィス事務や受付業務などの派遣サービスなどの提供も行います。


その他の事業では施設介護(介護付有料老人ホーム)及び在宅介護等の介護・福祉事業を行っています。神奈川県横浜市にて、有料老人ホーム5ヶ所の運営や入居者に対する介護サービスの提供、介護ステーションを神奈川県横浜市1ヶ所、福島県いわき市に2か所、通所介護施設を福島県いわき市に2か所展開しています。


日総工産(6569)の企業財務情報と配当性向

回次第37期第38期
決算年月平成29年03月平成29年12月
売上高53,533,20043,687,352
経常利益833,3891,412,639
親会社株主に帰属する当期純利益491,113901,145
包括利益又は四半期包括利益550,859 912,455
純資産額4,601,7545,366,693
総資産額17,410,27618,062,254
1株当たり純資産額694.08
1株当たり当期純利益金額74.07135.92
自己資本比率(%)26.429.7
自己資本利益率(%)11.1
株価収益率(倍)
配当性向(単体%)48.133.7
営業活動によるキャッシュ・フロー1,303,015
投資活動によるキャッシュ・フロー236,357
財務活動によるキャッシュ・フロー254,786
現金及び現金同等物の期末残高3,369,520
※数値は千円単位

平成29年6月30日の株主総会では配当性向が30%になっていますが、配当が出るのかも買われるポイントとなりそうです。3月決算のため配当が出れば配当狙いの買いも入る可能性があります。


日総工産(6569)従業員と株主の状況

会社設立は1980年8月21日、神奈川県横浜市港北区新横浜一丁目に本社を構えます。
社長は清水竜一氏(昭和36年5月30日生まれ)、株式保有率は0.27%です。
従業員数は1,139人で平均年齢40.5歳、平均勤続年数8.5年、平均年間給与4,457,251円となります。連結従業員数は1,554人、臨時雇用者数は302人です。


氏名又は名称所有株式数(株)所有株式数割合(%)
清水興産株式会社2,262,00030.86
清水 唯雄2,120,00028.92
株式会社CWホールディングス1,728,00023.58
清水 智華子576,0007.86
清水 智湖144,0001.96
※株主上位5名の状況


【目論見抜粋】

本募集並びに引受人の買取引受による売出しに関連して、売出人かつ貸株人である清水興産株式会社、売出人である清水唯雄及び清水智華子並びに当社株主である株式会社CWホールディングス及び清水智湖、並びに当社新株予約権者であり当社の代表取締役社長である清水竜一は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場(売買開始)日(当日を含む。)後90日目の平成30年6月13日までの期間(以下「ロックアップ期間」という。)中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社株式の売却(ただし、引受人の買取引受による売出し、オーバーアロットメントによる売出しのために当社普通株式を貸し渡すこと、グリーンシューオプションの対象となる当社株式を主幹事会社が取得すること及びその売却価格が「第1 募集要項」における発行価格の1.5倍以上であって、東京証券取引所における初値が形成された後に主幹事会社を通して行う東京証券取引所での売却等は除く。)等は行わない旨合意しております。



上位株主には90日間(平成30年6月13日)のロックアップが付与されています。
ロックアップ解除倍率は公開価格の1.5倍となります。株主名簿から売り圧力は多くないと思われますが、買われる材料もそれほど無いように思います。公開価格プラス10%になれば大成功でしょう。


隠れた材料が眠っていることに期待したいですね。


日総工産(6569)IPO大手初値予想と各社配分

仮条件が想定発行価格の3,570円から大きく引き下げられ、3,130円~3,250円となっています。3,250円で時価総額を算出しなおすと約252.9億円となり、東証1部への直接上場基準をクリアーします。そう考えると、市場から吸収される金額約102億円はかるく吸収されてしまうと予想します。


EPS158.86を基にPERを算出すると約20.5倍、BPS1,144.69からPBRを算出すると約2.8倍となります。ベンチャーキャピタル出資もないことから投資家からの注目も高いようです。人材派遣関連の銘柄は過去に注目されたことがありますが、以前ほど人気はないと思います。


直近IPOでは比較的当選しやすい銘柄だと思いますが、日経平均も大きく崩れているため悩むポイントです。上場日までに日数があり、大きなリスクを取れない人が多いのではないでしょうか。個人的な申し込みスタンスは前向きに考えていますが、公開価格を割れることも視野に入れていたほうがよいかもしれません。


仮条件発表後の初値予想3,250円~3,600円


2018年3月の業績予想は売上10.1%増、経常利益200%増の見込みとなっています。業績は好調なので心配はいらないでしょう。


2018年3月の日経平均画像


現在の日経平均はこのように不安定となっていることが悩みだと思います。
私の周りでは申し込む方が多いように思いますが、損をしたくない方はパスしたほうが無難なのかもしれません。資金力がある方は前向きな申込みをしているようです。


幹事名配分単位(株)
みずほ証券(主幹事)2,511,500
三菱UFJモルガン・スタンレー証券81,900
いちよし証券27,300
岡三証券27,300
岩井コスモ証券27,300
エース証券27,300
マネックス証券13,700
SBI証券13,700


類似企業PER
PBR
UTグループ(2146)PER44.44倍PBR22.11倍
アウトソーシング(2427)PER29.2倍PBR8.07倍
ワールドホールディングス(2429)PER15.71倍PBR4.11倍


後期型IPOを採用している岩井コスモ証券などからの申込みも期待が出来そうな気がします。後期型IPOは面倒なので申込みを忘れます。忘れずに申し込みを行うと下記のように当選することもあります。


岩井コスモ証券はホントに忘れますがauカブコム証券はログインする機会が多いため気が付くことが多いです。楽天証券やGMOクリック証券なども後期型IPO申込を採用しています。


日総工産のストックオプション詳細を調べました

ストックオプション行使期間株式の数(株)発行価格(円)
平成30年3月23日~平成35年3月22日349,800420

ストックオプション残は企業規模から考えるとそれほど大きくないようです。もうしばらくすると行使期限に入るため、株を購入する予定の方はメモしておきましょう。


日総工産(6569)IPO私見と申し込みスタンス

日総工産の個人的なIPO申込スタンスとしては、申し込み予定です。
ブックビルディング期間に大きく相場が崩れるようなことがあればスルーすると思います。東証1部上場になる見込みは大きいと思いますが、どうなるのか解りません。


マツオカコーポレーション(3611)のような美味しいパターンはないと思います。2017年12月IPOでは申し込みしなければ損状態でしたが、2018年のIPOは難しそうですね。日銀総裁の黒田氏が続投したことにより市場が持ち直せばよいですが、相変わらずアメリカ市場頼みとなっています。


当選狙いなら、みずほ証券の店頭申込だと頂けそうです。三菱UFJモルガン・スタンレー証券も配分濃厚でしょう。私は店頭申込を全く考えておりませんが・・・
初の岡三オンライン証券当選を狙うのもありかもしれません。SBI証券はIPOチャレンジポイント狙いに徹します!

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