フェイスネットワーク(3489)IPOのデータを見ると株数はそこそこあるため当選できる可能性はあります。上場による資金吸収は18.5億円とやや大きいですが、業績は良いみたいです。地域を絞り不動産投資用の新築一棟マンションや中古一棟ビルリノベーションを販売している企業となります。
「世田谷区」「目黒区」「渋谷区」をターゲットに事業展開しており、ワンストップサービスにより不動産オーナーに販売しているそうです。IPOにおいて投資用不動産はピークを過ぎたように思いますが、それなりに人気となるはずです。不動産系のIPOもここ数年人気化しています。不動産関係は上場初年から配当金を出しているイメージがあり、フェイスネットワークはどうでしょうか。
フェイスネットワーク(3489)IPOの詳細データ
項目 | 上場基本データ |
市場 | マザーズ |
業種 | 不動産業 |
事業内容 | 投資用不動産の企画・開発・建築請負・販売及び管理等 |
公開予定 | 3月16日 |
ブックビルディング期間 | 2月28日~3月06日 |
想定価格 | 1,340円 |
仮条件 | 1,340円~1,400円 |
公開価格 | 3月07日 |
企業情報 | http://faithnetwork.jp/ |
【手取金の使途】
手取概算額978,240千円については、「1 新規発行株式」の(注)4.に記載の第三者割当増資の手取概算額上限221,904千円と合わせて、不動産投資支援事業における不動産投資用の新築一棟マンション及び中古一棟ビルリノベーションの開発等に係る運転資金に充当することを予定しております。具体的には、新築一棟マンションを開発・建築するための土地の取得費用、中古一棟ビルリノベーションを開発・改装するための中古ビルの取得費用・仲介手数料及び設計・解体工事・建築工事・改装工事等に係る外注費等の一部に充当し、全額を平成31年3月期中に充当することを予定しております。
項目 | 株数データ |
公募株数 | 800,000株 |
売出株数 | 400,000株 |
公開株数(合計) | 1,200,000株 |
オーバーアロットメント | 180,000株 |
上場時発行済み株数 | 4,800,000株(公募分を含む) |
想定ベースの時価総額 | 約64.3億円 |
幹事団 | 野村證券(主幹事) SMBC日興証券 SBI証券 みずほ証券 岡三証券 岡三オンライン証券 エース証券 むさし証券 藍澤證券 マネックス証券 ←完全平等抽選採用 |
フェイスネットワーク(3489)上場評判とIPO分析
想定発行価格1,340円を基に吸収金額を算出すると約16.1億円となり、オーバーアロットメントを含めると約18.5億円規模の上場となります。顧客(不動産オーナー)に販売する「不動産投資支援事業」と不動産オーナーが所有する不動産及び当社が所有する不動産の管理運営を行う「不動産マネジメント事業」を展開している企業になります。
不動産投資支援事業では、投資用の新築一棟マンション(GranDuoシリーズ)や中古一棟ビルリノベーション(GrandStoryシリーズ)を主要なプロジェクトとし、「世田谷区」「目黒区」「渋谷区」を中心としてワンストップサービスにて不動産オーナーに販売しています。
不動産マネジメント事業では、不動産オーナーが所有する不動産及び当社が所有する不動産の管理運営を行っています。不動産オーナーの所有不動産については管理運営者として、同社の所有不動産については不動産経営者として、不動産が生み出すキャッシュ・フローの最大化と資産価値の向上を図るためサービスを提供するそうです。
簡単に言えば、新築のマンションやリノベーションした中古ビルをまるまる1棟売っている企業のようです。不動産業界からの知名度もあるそうなので横のつながりも大きいようです。取り扱う物件が増えることでサイクルができ効率化も期待ができそうです。
自社シリーズコンセプトは女性をメインターゲットにし、デザイン性と居住性の両立できる物件が多いようです。投資化(不動産オーナー)に対してセミナーなども行っているそうです。
フェイスネットワーク(3489)の企業財務情報と配当性向
回次 | 第15期 | 第16期 |
決算年月 | 平成28年3月 | 平成29年3月 |
売上高 | 7,108,197 | 10,145,728 |
経常利益 | 448,629 | 1,033,539 |
親会社株主に帰属する当期純利益 | – | – |
当期利益 | 303,354 | 707,048 |
純資産額 | 747,131 | 1,459,331 |
総資産額 | 6,524,037 | 9,671,794 |
1株当たり純資産額 | 186.78 | 364.83 |
1株当たり当期純利益金額 | 75.84 | 176.76 |
自己資本比率(%) | 11.5 | 15.1 |
自己資本利益率(%) | 50.1 | 64.1 |
株価収益率(倍) | – | – |
配当性向(%) | – | 14.1 |
営業活動によるキャッシュ・フロー | △1,335,613 | △186,336 |
投資活動によるキャッシュ・フロー | △1,401,725 | △704,268 |
財務活動によるキャッシュ・フロー | 2,381,754 | 2,003,700 |
現金及び現金同等物の期末残高 | 701,401 | 1,814,496 |
第17期第3四半期累計期間(平成29年4月01日~平成29年12月31日)
売上高8,652,413千円
営業利益775,681千円
経常利益643,152千円
四半期純利益458,125千円
フェイスネットワーク(3489)従業員と株主の状況
会社設立は2001年10月02日、東京都渋谷区千駄ヶ谷三丁目2番1号に本社を構えます。社長は蜂谷二郎氏(昭和44年10月02日生まれ)、株式保有率は30%です。
従業員数は115人で平均年齢は40.9歳、平均勤続年数2.1年、平均年間給与約6,071,000円です。
氏名又は名称 | 所有株式数(株) | 所有株式数割合(%) |
株式会社88 | 2,000,000 | 50.00 |
蜂谷 二郎 | 1,200,000 | 30.00 |
小泉 和弘 | 100,000 | 2.50 |
相澤 篤 | 100,000 | 2.50 |
吉田 俊雄 | 100,000 | 2.50 |
【目論見抜粋】
本募集並びに引受人の買取引受による売出しに関連して、売出人及び貸株人である蜂谷二郎並びに当社株主である株式会社88、小泉和弘、相澤篤、吉田俊雄、山元孝行、佐野宏江、石丸洋介、来住亮佑、硯華恵、岩永昭久、熊谷健一郎、大津茂太郎、久野泰浩、三上桂司、宮原直子、遠藤弘久及び草原裕之は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場(売買開始)日(当日を含む)後90日目の平成30年6月13日までの期間中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社普通株式の売却等(ただし、引受人の買取引受による売出し及びオーバーアロットメントによる売出しのために当社普通株式を貸し渡すこと等を除く。)を行わない旨合意しております。
上位株主には90日間(平成30年6月13日)のロックアップが付与されています。
ロックアップ解除倍率の記載は目論見に書かれていないようです。
フェイスネットワーク(3489)IPO大手初値予想と各社配分
仮条件は1,340円~1,400円に決定しました。想定価格が1,340円になるため仮条件が60円引き上げられています。吸収額はオーバーアロットメントを合わせ約19.3憶円となります。荷もたれ感はあるもののIPO市場が好調なので同社も初値利益は出るとみています。
2018年3月単独予想では売上31.4%増、経常利益0.1%増となります。四半期予想利益は減益予想になります。原価率の問題らしいです!ベンチャーキャピタルもいませんしブックビルディング自体は積極的参加でよいと思います。
大手初値予想1,900円~2,200円
それなりに利益は見込めると個人的にも思うため全力申し込みです。
幹事名 | 配分単位(株) |
野村證券(主幹事) | 1,080,000 |
SMBC日興証券 | 24,000 |
SBI証券 | 24,000 |
みずほ証券 | 12,000 |
岡三証券 | 12,000 |
エース証券 | 12,000 |
むさし証券 | 12,000 |
藍澤證券 | 12,000 |
マネックス証券 | 12,000 |
類似企業 | PER | PBR |
プロパティエージェント(3464) | PER12.17倍 | PBR2.37倍 |
デュアルタップ(3469) | PER14.76倍 | PBR3倍 |
グッドコムアセット | PER13.51倍 | PBR3倍 |
株数や幹事構成を考え、まんべんなく申込む他なさそうです。
当選を狙うなら口座を持っている企業からの申し込みはしておきましょう。
フェイスネットワークのストックオプション詳細を調べました
ストックオプション行使期間 | 株式の数(株) | 発行価格(円) |
ストックオプションの採用は無し | – | – |
ストックオプションの採用は無く需給面ではプラス効果があるようです。
社長の蜂谷二郎氏はフェイスネットワークの他にも代表取締役を2社程度しているようですね・・・
フェイスネットワーク(3489)IPO私見と申し込みスタンス
株主構成を見るとベンチャーキャピタル出資はありません。上記のようにストックオプションも無く、既存株主にたいしてロックアップ率も高いようです。
新興市場であるマザーズ上場や業績を考えると公開価格割れを起すような銘柄では無いと思います。公開株数も適度で面白そうですが、市場の悪化だけが気になるところです。私の申込みスタンスとしては現在のところ全力申し込みですが、仮条件発表までに日経が大きく下落するようであれば考え直すでしょう。
SBI証券だけは何が何でもIPOチャレンジポイントを頂きましょう。
地合いが悪化するということはIPOに当選するチャンスでもあるためよく考えて申込みをしたいと思います。過去の経験から急に地合いが回復することもあるため常にアンテナを張って構えておきましょう!
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