マイクロ波化学(9227)IPOの初値予想と幹事割当数などを評価したいと思います。総合的にあまり期待できないIPOだと感じました。大手情報によれば非上場企業で既に実用化されているビジネスとなっています。


実用化されているのは産業用のマイクロ波加熱装置となっていることから、優位であることは間違いなさそうです。ただ新味あるビジネスではないようです。


マイクロ波化学(9227)IPOの評価


項目株数データ
想定価格580円
仮条件6月08日
公開価格6月16日
公募株数1,700,000株
売出株数1,331,900株
公開株数(合計)3,031,900株
オーバーアロットメント454,700株
幹事団SMBC日興証券(主幹事)
SBI証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
楽天証券
委託見込DMM.com証券
auカブドットコム証券


同社はマイクロ波化学プロセスの研究開発やエンジニアリング、製造支援などを行っている企業です。売上が低く今期ようやく黒字に転換する予想が出ています。


上場するにはまだ1年~2年ほど早いと感じますが、ベンチャーキャピタル出資が多く換金上場だと考えられます。上場規模は想定発行価格算出で約20.2億円、時価総額約87.8億円になります。


売出株が1,331,900株となっており、ベンチャーキャピタルと銀行による換金と考えられます。初期段階で出資を行った企業が売出株に回っていると推測されます。


また、欧州やアジアを中心とする海外市場でも販売が行われる予定です。ただし米国及びカナダは除きます。


VC等にはロックアップが90日間かかりますが公開価格(売出価格)の1.5倍以上だと売却可能です。大手の見立てではロックアップは初値で外れないと考えているようです。


今期の取引先大手の名前には三菱ケミカルやティエムティ、三井化学などの名前があります。第3四半期情報では3社で売上の76.3%を占めています。VC保有株は8,448,500株観測されています。


また、エネルギー資源が高騰しているタイミングでの上場になり、マイクロ波化学のIPOが注目される可能性はあると思います。業績が良いとは言えませんが、大手企業との取引があることで技術は本物だと考えられます。


どこまで私たちの生活に浸透してくる技術なのか未知の部分もありますが、化学メーカーが顧客なので面白みのあるIPOだと考えています。


マイクロ波化学(9227)IPOの大手初値予想と評価はこうなる!

大手初値予想の数値を調べてみました。公開価格割れ予想は出ておらず利益が見込めるそうです!


最新の初値予想は下記のようになっています。


大手初値予想700円~900円
※注目度A


新奇性こそなさそうですが、期待されている技術だと考えられます。


4つのフェーズで研究開発及びエンジニアリングのソリューションを提供しフェーズにより収益計上先が異なります。


電子レンジに使われている「マイクロ波」を利用した、汎用技術の可能性があることが面白いと思います。身近な技術が省エネにつながれば最高です。人間って賢いですよね。


同社の事業内容や上場承認時のデータは下記記事でまとめています。

マイクロ波化学の上場データと初値予想を考察


マイクロ波化学(9227)IPOの幹事割当数と引受割合を調べました

幹事割当数と引受割合を調べました。主幹事はSMBC日興証券が単独で引受けます。


利益が見込めるため忘れないように申込を行っておきましょう。抽選でIPOに当選できれば1万円~2万円程度の利益になる可能性があるようです!!


幹事名割当株数引受割合
SMBC日興証券(主幹事)2,728,900株90.01%
SBI証券151,500株5.00%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券121,200株4.00%
楽天証券30,300株1.00%


幹事構成はネット組にもやさしいようです。SMBC日興証券の店頭口座であれば複数株単位で配分があるはずです。300株~1,000株あたりを期待できそうです。


私レベルでは店頭で取引できないため素直にネット口座から参加しておきたいと思います。


三菱UFJモルガン・スタンレー証券が幹事入りしているためauカブコム証券でも抽選に参加できると思います。SMBC日興証券はdポイントを使って株が買えるのでよかったら下記記事も参考にしてください。


最近、dポイントにはまっています!Tポイントは生活環境からほぼなくなりました。




マイクロ波化学(9227)IPOの業績予想と抽選参加スタンスまとめ

最新の業績予想を調べ抽選参加スタンスについて考えてみたいと思います。人気が見込めれば積極的に参加し利益を狙いたいと思います。


マイクロ波化学(9227)IPOの業績予想
※マイクロ波化学公式サイト引用


業績を確認すると2023年3月期の単独予想が出ていました。それによれば売上11.33億円となり前期8.60億円から31.74%増、経常利益3,000万円となり前期-9,800万円から黒字化しています。


四半期利益は4,500万円になり前期-1.10億円からの完全黒字になります。来期がどうなるのかわかりませんが一旦は黒字化に成功しています。ただ2020年3月期も黒字でしたが、2021年と2022年は赤字でした。


とくに2021年は売上4.58億円にも関わらず四半期利益が-10.36億円でした。業績が「不安定なのか?」と感じます。業績のブレが大きな事業なのかもしれません。


同社の場合はVCがどの価格帯で売ってくるのかでセカンダリーの値動きが激しくなる可能性があります。大手の見立てでは多少値上がりしても売り圧力は高くなりにくいと考えているようです。


ノリで投資を行う個人投資家とは異なり、事前にVCは価格を決めていると思うのでフル板を見ていればわかりやすいかもしれません。


とにかく利益が見込めそうなIPOなので積極的に抽選に参加する予定です!


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クラファンで36億円集めた企業なので勢いが半端ないと思います。今後も利回り10%以上の案件が出てくると思います。


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