SHINKO(シンコー)の初値予想と幹事割当数などを評価したいと思います。IPOとしては株価設定が低く配当も出ることからある程度の利益が期待されています。


売出株が多いことで懸念される材料もありますがファーストインプレッションは良い感じです!


SHINKO(シンコー)IPOの評価


項目株数データ
想定価格2,060円
仮条件3月03日
公開価格3月13日
公募株数80,000株
売出株数794,000株
公開株数(合計)874,000株
オーバーアロットメント131,100株
幹事団大和証券(主幹事)
SBI証券
松井証券
楽天証券
マネックス証券
丸三証券
あかつき証券
委託見込CONNECT
DMM.com証券


事業はIT機器の保守や導入設計、設置展開サービスなどをメインに行います。また、カスタマーエンジニアやシステムエンジニアなどのIT技術者派遣も行っています。


業種は卸売業に分類され、昨年12月に公開価格割れしたダイワ通信(7116)みたいだと上場承認時に感じました。ただSHINKOの場合は配当がしっかり出ることで好感度があります。


配当は3月末に70円となる見込みです。目論見によれば中間と期末の年2回、年間配当性向30%程度を目標として実施したいとあります。調べると普通株式ではこれまで中間配当は行っていないようです。


配当利回りは想定発行価格2,060円算出で約3.40%になります。


上場日が3月22日ということで配当狙いの需要もありそうです。予定なので実施されない可能性もありますけどね。


想定発行価格算出の吸収金額は約20.7億円、時価総額約37.0億円となっています。


経営陣の出口戦略となる銘柄のため警戒したいところですが、日程的な優位があるため今の市場であれば公開価格を超えると判断されているようです!


SHINKO(シンコー)IPOの大手初値予想と評価はこうなる!

大手初値予想の数値を調べてみました。参考になる数値なので投資家のブックビルディングスタンスにも影響を与えると思います。


幅広く言えばIT関連を扱う事業のため一定の需要が見込めそうです。


最新の初値予想は下記のようになっています!


大手初値予想2,500円前後
※注目度B


業績が安定しているため公開価格割れはなさそうです。


そもそも卸売り業のパフォーマンスが良いとは言えないため予想値のように利益が見込めるのか?と疑問に思うところもあります。


期待としてはプライム・ストラテジー(5250)の初値とセカンダリーが良かったことで購買意欲が高まることに期待しています。1ヶ月の空白期間も追い風でしょう。


同社の事業内容や上場承認時のデータは下記記事でまとめています。

SHINKO(シンコー)の上場データと初値予想を考察


SHINKO(シンコー)IPOの幹事割当数と引受割合を調べました

幹事割当数と引受割合を調べました。主幹事は大和証券が単独で務めます。


主幹事で95%以上の割当なので平幹事からの当選は難しそうですね。


幹事名割当株数引受割合
大和証券(主幹事)830,600株95.03%
SBI証券8,700株1.00%
松井証券8,700株1.00%
楽天証券8,700株1.00%
マネックス証券8,700株1.00%
丸三証券4,300株0.49%
あかつき証券4,300株0.49%


利益が狙えるということで大和証券からの委託販売が行われているコネクトからの抽選参加も忘れないようにしておきましょう。


時間がある時に未成年口座の開設も考えたいと思います。私は夫婦で参加していますが意外に当選できると感じています。2022年は5個も当選をいただきました。


1月に口座開設していればよかったですね。これからIPOの作業が忙しくなるためしばらく我慢します。IPOルールは下記記事でまとめています。




SHINKO(シンコー)IPOの業績予想と抽選参加スタンスまとめ

最新の業績予想を調べ抽選参加スタンスについて考えてみたいと思います。


相場が大崩れしなければ全力で参加したいと考えています。多少不安はあるものの業績面の評価はされると思います。


SHINKO(シンコー)IPOの業績予想
※SHINKO公式サイト引用


業績を確認すると2023年3月期の単独予想を確認することができました。売上150.90億円となり前期138.86億円から8.67%増、経常利益6.61億円となり前期6.12億円から8.01%増となります。


四半期利益は4.22億円となり前期4.23億円から0.24%減となります。ほぼ横ばいとなっています。


想定発行価格2,060円による指標はEPS246.04からPER8.37倍、BPS872.11からPBR2.36倍になります。配当は70円予想となっています。


ベンチャーキャピタル出資がないかわりに経営陣の売出株が多くなっている構造です。


過去にMBOを行っており経営陣がファンドから普通株式及びA種優先株式の全ての株式を取得しています。そのため上場は換金場所とも言えそうです。


東証スタンダード市場への上場になるためあまり期待せずIPO抽選に参加しておきたいと思います。まさかの1単元5万円利益も?と期待する気持ちもありますけどね!!


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