グリッド(5582)のIPOがグロース市場に新規上場承認されたのでご紹介したいと思います。AI(人工知能)を用いたビジネスのため人気が見込めそうです。


主幹事は野村證券が務め公開株数1,148,000株、オーバーアロットメント172,200株です。上場規模は想定発行価格1,790円から計算すると約23.6億円になります。


グリッド(5582)IPOが上場承認
※グリッド公式サイト引用


事業内容は人工知能を用いた計画最適化システムの開発販売等になります。同社は未来の社会を支えるインフラを創造していくことをミッションとしています。


AIアルゴリズムの技術を用いた「計画最適化」の研究開発と社会実装を通じて様々な社会問題を解決する企業になります。


取引企業大手は北海道電力や四国電力となっています。脱炭素関連市場や電力・エネルギー関連市場等が意識されそうです。


現実世界のビジネスルールや物理法則をデジタル空間で再現し、AIアルゴリズムで最適化するそうです。面白いビジネスだと思います。


大手企業が導入しているため凄い企業なのかもしれません!


グリッド(5582)IPOの上場基本データと引受幹事について調べました

項目上場基本データ
上場日7月07日
市場グロース市場
業種情報・通信業
事業内容人工知能を用いた計画最適化システムの開発・販売・保守・運用サポート
ブックビルディング6月21日~6月27日
想定価格1,790円
仮条件2,000円~2,140円
公開価格2,140円
初値結果6,400円(公開価格2.99倍)
企業情報https://gridpredict.jp/
監査人監査法人A&Aパートナーズ
手取金の使途
  • 人材への投資
  • 研究開発への投資
  • 市場開拓への投資


項目株数データ
公募株数876,000株
売出株数272,000株
公開株数(合計)1,148,000株
オーバーアロットメント172,200株
上場時発行済み株数4,512,000株
※公募分を含む
想定ベースの時価総額約80.8億円
幹事団野村證券(主幹事)
SMBC日興証券
SBI証券
丸三証券
委託見込LINE証券
SBIネオトレード証券


グリッド(5582)の事業内容と上場に伴う評判を考察してみました

想定発行価格1,790円を基に吸収金額を算出すると約20.5億円となり、オーバーアロットメントを含めると約23.6億円規模の上場となります。


グリッドは属人性を排し、インフラのオペレーションに関わる様々な制約を変数として、複雑かつ不確実性の高い多数の要素も考慮した上で、AI技術を用いて短時間で最適な計画を提供するため計画最適化事業を展開しています。


具体的には、同社の社会インフラに関する業務知識の豊富なエンジニアが各顧客の計画対象業務を数式化することにより、複雑な業務を再現するシミュレータを開発し、デジタル空間上に機器、設備、人、車両等の動きを再現します。


また、数理最適化やメタヒューリスティクスの手法に加えて機械学習や強化学習等のAI技術を応用します。


さらに、各種の計画に適した数理最適化の手法とAI技術を組み合わせたアルゴリズムをAIエンジンとして開発することで、最適解を探索する範囲を限定し、実務に耐えうる時間で最適解を導く手法を採用しています。


目論見を読んだだけでは理解に苦しむような内容ですね。


グリッド(5582)の業績
※有価証券届出書引用


AIエンジン開発を中心に、その前段となるコンサルティングフェーズから、AIエンジンを組み込んだシステム実装・運用フェーズまでを手掛けます。


そうすることで顧客生涯価値(CLTV)を最大化し、かつ運用・サポートサービスを担うことで、安定的な収益に繋げることをビジネスモデルとなっています。


AI技術による計画の最適化を事業展開するにあたり、注力している分野は「電力・エネルギー」「物流・サプライチェーン」「都市交通・スマートシティ」の3分野です。


機械学習・強化学習をはじめとしたAIアルゴリズム開発手法に加え、数理最適化等の手法を用い、ビジネス課題の解決に必要な技術手法を用いることで、実効性の高い効率的な各種計画の策定を支援するAI開発事業を展開します。


グリッドIPOのコアテクノロジー
※有価証券届出書引用


事業の特徴は、新しいテクノロジーにチャレンジするアーリーアダプター顧客に向けて顧客要望に応じたAIエンジニアリングプロジェクトを成功させ、これまでに確立したノウハウをReNom APPSとして集約しクラウドサービス化を行います。


テクノロジー面では社会インフラ分野でのAIの実用化を強く意識した独自のAI技術体系を確立しているそうです。


グリッドIPOの販売実績と取引先
※有価証券届出書引用


IPOで人気となるキーワードをたくさん含んでいる企業です。


AI(人工知能)やクラウド、DXやAIアルゴリズム開発、インフラやカーボンニュートラル、テクノロジーなどキーワード自体は豊富です。


次世代のコンピュータとして期待されている量子コンピュータも2017年から研究開発を行っているそうです。なんだか凄いと感じますが業績は今一つかもしれません。


グリッド(5582)の株主状況とロックアップについて調べました

会社設立は2009年10月06日、東京都港区北青山三丁目11番7号AOビル6階に本社を構えます。社長は曽我部完氏(1973年1月08日生まれ)、株式保有率は68.04%(2,880,000株)です。※資産管理会社の株式を含む


従業員数82人で臨時雇用者0人、平均年齢38.2歳、平均勤続年数2.9年、平均年間給与7,674,000円です。


セグメントはAI開発事業の単一セグメントになります。


氏名又は名称所有株式数(株)所有株式数割合(%)ロック
株式会社We2,880,000株68.04%
寺島 敬臣597,000株14.10%
三井物産株式会社552,000株13.04%
丸紅株式会社102,000株2.41%
伊藤忠商事株式会社102,000株2.41%
※全株主5名の状況、△表示は新株予約権を表します


上位株主には90日間(2023年10月04日まで)のロックアップが付与されています。ロックアップ解除倍率の記載は目論見にありません。


親引けは行われません。


グリッド(5582)IPOの初値予想と幹事引受け株数をチェックしました

大手初値予想は仮条件発表後に掲載を予定しています。しばらくお待ちください。最新業績予想の他、仮条件発表後のPERやPBRなども後日追記します。


仮条件が大幅に上振れし2,000円~2,140円に決定しました。上場による吸収金額は最大で約28.3億円、時価総額は約96.6億円になります。


どうやらAIベンチャー企業に資金が相当向かっているようです。そのため同社株も高騰する可能性が高いようです!!


先行投資が終わり利益が拡大し始めたタイミングで上場となります。また、投資環境が良いため機関投資家の評価も高くなっています。


インフラを対象としたサービスは安全性を求める傾向にあるため、同社サービスの信頼性は高いと考えられます。


大手予想では50億円程度の売買代金が初値形成時に見込める予想が出ています!


大手初値予想5,000円~
修正値6,000円~7,000円
最終予想6,500円

※注目度A


業績を確認すると2023年6月期の単独予想を確認することができました。売上13.50億円となり前期比48.35%増、経常利益1.76億円となり前期比162.69%増となります。


四半期利益は1.90億円となり前期比108.79%増を予想しています。


公開価格が2,140円決定の場合の指標はEPS52.27からPER40.94倍、BPS309.74からPBR6.91倍になります。配当や株主優待の設定は現時点でありません。


AI関連の類似企業比較だとPER100倍はざらにあります。同社の場合は初値7,000円だとPER133.92倍になります。AI関連株が物色され続けているため公募組は大きな利益となりそうですね。


AIバブルに乗ることができなければ初値2倍程度になると思います。ただイケイケ市場なのは間違いなさそうです。


幹事名割当株数引受割合
野村證券(主幹事)1,067,800株93.01%
SMBC日興証券34,400株3.00%
SBI証券22,900株1.99%
丸三証券22,900株1.99%


2020年6月期に大赤字となっていますがそこから巻き返し現在は黒字経営です。面白そうなIPOだと思います。


ただ野村證券主幹事なので当選しにくいでしょう。公開株数が115万株弱とOAのため運が良ければ当選可能でしょうか。たまにこのようなIPOに当選できますからね。


kimukimu

とにかく利益が見込めるIPOには参加しておきたいと思います!



利回り不動産のキャンペーンをご紹介したいと思います。6月限定で指定ファンドに投資を行うとワイズコインが1,000円分貰えます。1万円でOKです。


10万円投資を行うと6,000円分のワイズコインになるためかなりお得だと思います。最大11,000円分に6月分はなるはずです。詳しくは下記記事でまとめています。




他のキャンペーンが良い方はCOZUCHIが良いかもしれません。こちらは1ヶ月限定でタイアップが復活しています。口座開設だけでAmazonギフト券1,000円分が貰えるキャンペーンになります!


不動産投資型のクラウドファンディングで最も勢いがある企業だと言えそうです。詳しい内容は下記記事にまとめています。企業インタビューも行っています。




類似企業のPERやPBRを調べました

類似企業とPERやPBRは仮条件発表後に記載したいと思います。


類似企業PER
PBR
エッジテクノロジー(4268)PER88.24倍PBR20.37倍
Ridge-i(5572)PER109.66倍PBR7.49倍
ABEJA(5574)PER250.00倍PBR33.62倍
※2023年6月21日の株価基準

ストックオプションの株数や発行価格を調べました

ストックオプション行使期間株式の数発行価格
2019年4月26日~2029年4月25日597,000株131円


ストックオプション(新株予約権)は597,000株が上場時に行使期限を迎えます。


発行済株式総数3,636,000株に対する新株予約権の割合は16.4%に相当します。新株予約権による潜在株式数は597,000株です。


グリッド(5582)IPOの評価と申し込みスタンス!まとめ

グリッドのIPOはワクワク感がある銘柄だと思います。


初値高騰となる要素があるため、当選を狙い全力で獲得を目指したいと思います!


グリッド(5582)IPOのまとめ
※グリッド公式サイト引用


利益は取引企業数の向上によりストック型売上の拡大につながると同社は考えているようです。システムの販売を行った後は保守と運用サポートが続きますからね。


AI開発及びプラットフォーム開発のビジネスモデルはフロー型売上になります。


一般的なITベンダーの参入障壁が高い分野となっており、他社と比較して優位性を確保できているそうです。社会インフラ分野に特化して計画最適化システムの開発を行っているため蓄積されたノウハウなどが必要になるそうです。


量子コンピュータ上で動作する量子アルゴリズムの研究開発については、複数の特許を出願している最中のようです。量子コンピュータ関連になると初値がぶっ飛びそうです。ただ実績はなさそうですね。


kimukimu

上場後も技術革新に対応できる研究開発活動がポイントになりそうです。また海外展開も将来的には考えているようです。



上場時は話題性で何処まで株価が昇るかでしょうね。


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