Globee(グロービー)[5575]のIPOがグロース市場に新規上場承認されたのでご紹介したいと思います。次世代のNo.1英語教育カンパニーを目指している企業のようです。


主幹事は大和証券が務め公開株数828,300株、オーバーアロットメント124,200株です。上場規模は想定発行価格1,080円から計算すると約10.3億円になります。


Globee(グロービー)[5575]IPOが上場承認
※Globee公式サイト引用


スマートフォン向けアプリやウェブ上で利用できるAI英語教材abceed(エービーシード)の企画・開発・運営を行う企業になります。


教育主要4分野と言われるものをデータ化し、それを英語学習に融合させた「AI学習プラットフォーム」を構築したサービスを提供しています。


多種多様なコンテンツのライセンス獲得や制作を進め、TOEICや英検などの資格試験対策を行います。


また、三省堂と業務提携を行い教科書コンテンツへの対応のほか、学習参考書や入試・受験対策の教材の対応も勧めているそうです。


直近では海外映画やドラマ等のコンテンツにも対応を開始し、日常英会話などを学習したい層にもアピールしているようです!


Globee(グロービー)IPOの上場基本データと引受幹事について調べました

項目上場基本データ
上場日6月14日
市場グロース市場
業種情報・通信業
事業内容オンライン英語学習プラットフォームの開発・運営
ブックビルディング5月30日~6月05日
想定価格1,080円
仮条件1,080円~1,150円
公開価格1,150円
初値結果2,666円(公開価格2.32倍)
企業情報https://www.globee.io/
監査人太陽有限責任監査法人
手取金の使途
  • 借入金の返済
  • ソフトウエア及びコンテンツ開発費


項目株数データ
公募株数110,800株
売出株数717,500株
公開株数(合計)828,300株
オーバーアロットメント124,200株
上場時発行済み株数4,996,800株
※公募分を含む
想定ベースの時価総額約54.0億円
幹事団大和証券(主幹事)
SBI証券
SMBC日興証券
松井証券
マネックス証券
楽天証券
委託見込大和コネクトト証券
SBIネオトレード証券


Globee(グロービー)の事業内容と上場に伴う評判を考察してみました

想定発行価格1,080円を基に吸収金額を算出すると約8.9億円となり、オーバーアロットメントを含めると約10.3億円規模の上場となります。


同社は「個人の可能性を最大化する」という企業理念のもと、「学習量×効率を最大化する」ことをミッションとしてAI学習プラットフォームの企画・開発・運営を行っています。


英語学習におけるAI学習プラットフォームでは、スマートフォン向けアプリ及びウェブ上で利用できるAI英語教材abceed(エービーシード)の企画・開発・運営を行っています。


提供サービスは、教育主要4分野と呼ばれる「学習ツール」「教材」「テスト」「スクール」をデジタル化し、融合させた英語学習におけるAI学習プラットフォームを構築しています。


この他、TOEIC対策のコーチングサービスとなる「ABCEED ENGLISH」も提供しています。


Globee(グロービー)の業績
※有価証券届出書引用


収益形態を調べると、AI英語教材の「abceed」はサブスク有料プランの「Proプラン」が中心となり、売上高全体に占めるサブスクリプション売上比率は2022年5月期で約90%となっています。


音声再生や自動採点マークシート、学習時間計測機能などの基本的な機能に加え、問題レコメンド、予測スコア機能など多種多様な学習機能を利用することができます。


「Proプラン」では200タイトル以上の人気教材、英字新聞、解説・講義動画などが使い放題でTOEICや英検のオンライン模試を利用することができます。


一部コンテンツの単品での販売やプロコーチのサポートが付いた英語スクール「ABCEED ENGLISH」の提供も行います。


Globee(グロービー)IPOの事業系統図
※有価証券届出書引用


同社の優位性は「教材コンテンツプラットフォーム」「英語特化によるユーザビリティの追求」「AIの活用」になります。


教材コンテンツプラットフォームでは、人気の教材コンテンツを豊富に揃えているため幅広い学習者から認知されやすく、自然流入でのユーザー獲得ができているそうです。


abceedでは、英語学習者に最適なユーザビリティを担保し、単語対策や4技能対策、辞書、MY単語帳など30以上の豊富な学習機能を搭載し英語特化によるユーザビリティの追求ができているそうです。


Globee(グロービー)IPOの販売実績
※有価証券届出書引用


AIの活用では、14億件超の解答データの蓄積をもとに、AIレコメンドによる個別最適化で高い学習効率を実現しています。


リアルタイムスコア予測によりユーザーの成長を可視化することができるそうです。


大量の学習データやユーザーのTOEIC公開テストなどの実績データの保有、また、英語学習及びTOEIC等の対策に精通したスタッフによるノウハウなども持ち合わせているそうです。


Globee(グロービー)の株主状況とロックアップについて調べました

会社設立は2014年6月12日、東京都港区東麻布一丁目7番3号に本社を構えます。社長は幾嶋研三郎氏(1991年5月31日生まれ)、株式保有率は79.48%(4,000,000株)です。


幾嶋氏は同社設立後の翌年にソフトバンク株式会社に入社されています。取締役CTOの上赤一馬氏も同年同月(2015年4月)にソフトバンクに入社しています。


従業員数27人で臨時雇用者6人、平均年齢35.0歳、平均勤続年数1.2年、平均年間給与4,345,000円です。


セグメントは教育サービス事業の単一セグメントになります。


氏名又は名称所有株式数(株)所有株式数割合(%)ロック
幾嶋 研三郎4,000,000株79.48%
NVCC8号投資事業有限責任組合446,000株8.86%
上赤 一馬400,000株7.95%
株式会社としすみ96,000株1.91%
株式会社SEKAISHA24,000株0.48%
指田 恭平39,087株0.78%
守安 淳志2,500株0.05%
※株主上位7名の状況、△表示は新株予約権を表します


上位株主には180日間(2023年12月10日まで)のロックアップが付与されています。ロックアップ解除倍率の記載は目論見にありません。


NVCC8号投資事業有限責任組合は90日間(2023年9月11日)のロックアップ付与、ロックアップ解除が発行価格の1.5倍以上となっています。


この他、新株予約権を保有する指田恭平氏、守安淳志氏、鈴木俊裕氏、石渡幹大氏、マイケルスタイン氏もロックアップ対象となっています。


上場前の第三者割当等による新株予約権の割当を受けた者との間に継続所有等の確約を行っています。


親引けは行われません。


Globee(グロービー)IPOの初値予想と幹事引受け株数をチェックしました

大手初値予想は仮条件発表後に掲載を予定しています。しばらくお待ちください。最新業績予想の他、仮条件発表後のPERやPBRなども後日追記します。


仮条件範囲は想定発行価格を下限にして1,080円~1,150円に引き上げられました。吸収金額は最大で約11.0億円、時価総額約57.5億円です。


オンライン学習の英語教材の開発販売を行う企業のため、リオープンやリスキリングへの期待から人気となる予想が出ています。コロナ禍から脱した環境のため期待先行となりそうです!


英語学習関連株は株価が高く推移しているため、同社も一定水準までは問題なく買われると考えられます。短期的かもしれませんが増収増益傾向となっているため初値では人気でしょう。


ベンチャーキャピタル保有株も1社のためできるだけ高い値段で売却してくる観測となっています。どうやらビズメイツ(9345)のようにIPO時に資金が集まれば初値持越しの期待もあるようです。


先に上場するABEJA(5574)のセカンダリーが良ければ同社にも自然と資金が流入すると思います。公募組はウハウハ状態で上場日を迎えることになりそうですね。


大手初値予想2,300円~3,000円
修正値2,300円~2,700円
直前予想3,000円

※注目度B


業績を確認すると2023年5月期の単独予想を確認することができました。売上9.43億円となり前期比33.00%増、経常利益2.39億円となり前期比285.48%増となります。


四半期利益は1.70億円となり前期比214.81%増を予想しています。


公開価格が1,150円決定の場合の指標はEPS34.96からPER32.89倍、BPS55.29からPBR20.80倍になります。配当や株主優待の設定は現時点でありません。


同社は英会話スクールと異なり教材の使いまわしができるため、開発費を負担できればおのずと利益が見込めるようです。


何時まで英語学習系のIPOに資金が向かうのかわかりませんが、現時点ではまだまだ評価が高いようです。


直近の売上は個人に対して9割、法人に対して1割となっていますが、法人向けを対象としたビジネスを今後展開していくとされているため成長余地はあるようです。


IPOに当選すればまとまった利益になると考えられます。ここ2年~3年くらい人気の業種だと思います!


幹事名割当株数引受割合
大和証券(主幹事)770,700株93.05%
SBI証券16,500株1.99%
SMBC日興証券16,500株1.99%
松井証券8,200株0.99%
マネックス証券8,200株0.99%
楽天証券8,200株0.99%


業績好調の情報通信業で上場規模が小さいため人気だと思います。公募組は躊躇せず申込を行うIPOでしょう!


主幹事の大和証券からの申込みを行い平幹事からも参加しておきましょう。ネット組にも申込みやすい幹事構成だと思います。


大和証券主幹事なので委託販売を行う大和コネクトト証券からの申込みも行っておいたほうが良いと思います。私も申込を行います!


大和コネクトト証券のIPOルールは下記記事でまとめています。初値2倍は超えてくるでしょう。




Funds(ファンズ)でアマギフキャンペーンが始まりました。


最大5千円分のAmazonギフト券を貰うことができます。新規口座開設と所定累計金額以上の投資申込みが必要になります。ハードルが低く参加しやすいと思います。


こちらも下記記事で詳しく内容をまとめています!




類似企業のPERやPBRを調べました

類似企業とPERやPBRは仮条件発表後に記載したいと思います。


類似企業PER
PBR
レアジョブ(6096)PER24.66倍PBR4.06倍
ビズメイツ(9345)PER16.69倍PBR4.8倍
プログリット(9560)PER47.35倍PBR16.34倍
※2023年5月29日の株価基準

ストックオプションの株数や発行価格を調べました

ストックオプション行使期間株式の数発行価格
2019年7月28日~2027年7月27日まで80,000株25円
2022年8月13日~2030年8月12日まで9,772株112円
2023年7月29日~2031年7月28日まで18,521株112円
2024年8月26日~2032年8月25日まで38,294株250円


ストックオプション(新株予約権)は89,772株が上場時に行使期限を迎えます。


発行済株式総数4,886,000株に対する新株予約権の割合は3.0%に相当します。新株予約権による潜在株式数は146,587株です。


Globee(グロービー)IPOの評価と申し込みスタンス!まとめ

Globee(グロービー)は人気が見込めるためIPO抽選に参加しておきましょう。


ユーザー数が右肩上がりとなっており今後もユーザー数の増加が期待できます。


Globee(グロービー)[5575]IPOのまとめ
※Globee公式サイト引用


資格試験から学校英語やビジネス英会話、そして日常英会話とターゲット層の拡大が期待できます。


三省堂との業務提携では中学校・高校向けの学校市場での新規導入を拡大させる狙いがあるようです。


abceedの新機能追加やUI/UXの向上、映画・ドラマコンテンツ等を含めた新規コンテンツ追加は今後の課題になると考えられます。


kimukimu

2023年5月期3Q末のユーザー数は316.4万人で有料会員数が6.5万人、対応タイトル数676と目論見に掲載があります。



市場規模は日本国内で幅広いユーザーに対応できるためポテンシャルがあるそうです。市場環境及びトレンド的には、海外に比べ日本が教育のデジタル化で遅れを取っているため拡大余地があるそうです。


日本政府も英語力の向上を掲げているためIPO的には投資家に好まれそうです!


英語コーチング銘柄のプログリット(9560)などは人気ですからね。レアジョブ(6096)もしばらく前まで活況でした。


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毎日ログインするだけでも楽天ポイントが貰えるためポイ活でも利用できそうです。詳しくは下記記事で説明しています!


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