網屋(4258)のIPOがマザーズに新規上場承認されたのでご紹介したいと思います。公開株数が多いIT系の企業なので積極的に参加したいと思います。業績は伸びてきています!
主幹事は岡三証券が務め公開株数1,029,600株、オーバーアロットメント154,400株です。上場規模は想定発行価格1,970円から計算すると約23.3億円になります。
今年は岡三証券主幹事が多いため期待していますがなかなか当選しません。今回は期待できそうです。
※網屋公式サイト引用
同社は国産型のセキュリティ総合企業として、企業のDX化促進をセキュリティの視点から支援しています。
IPOでも人気事業なので利益が狙えそうです。社名が漢字なのでその辺りはデメリットにつながるかもしれません。顧客が大手企業となっていることは安心できそうです。
ビジネスモデルはソフトウェアの保守料やクラウドネットワークシステムのサービス利用料になり、主にリカーリングモデルを採用しています。
業績も直近では好調に推移しているようです。
網屋(4258)IPOの上場基本データと引受幹事について調べました
項目 | 上場基本データ |
上場日 | 12月22日 |
市場 | マザーズ |
業種 | 情報・通信業 |
事業内容 | データセキュリティ事業(ログ管理製品「ALog シリーズ」等の販売)及びネットワークセキュリティ事業(ICT 通信インフラネットワークの設計・構築をクラウド上から遠隔で行う「Network All Cloud」サービス等の提供) |
ブックビルディング | 12月07日~12月13日 |
想定価格 | 1,970円 |
仮条件 | 1,700円~1,970円 |
公開価格 | 1,970円 |
初値結果 | 2,100円(公開価格1.07倍) |
企業情報 | https://www.amiya.co.jp/ |
監査人 | 仰星監査法人 |
手取金の使途 |
|
項目 | 株数データ |
公募株数 | 429,600株 |
売出株数 | 600,000株 |
公開株数(合計) | 1,029,600株 |
オーバーアロットメント | 154,400株 |
上場時発行済み株数 | 4,000,000株(公募分を含む) |
想定ベースの時価総額 | 約78.8億円 |
幹事団 | 岡三証券(主幹事) SBI証券 みずほ証券 SMBC日興証券 楽天証券 マネックス証券 むさし証券 水戸証券 香川証券 |
委託見込 | 岡三オンライン証券 SBIネオトレード証券 |
網屋(4258)の事業内容と上場に伴う評判を考察してみました
想定発行価格1,970円を基に吸収金額を算出すると約20.3億円となり、オーバーアロットメントを含めると約23.3億円規模の上場となります。同社はAIやクラウド環境を活用して、「通信」と「データ」を守るセキュリティソリューションプロバイダとしてDX活動行っている企業です。
網屋の強みは自社開発の製品とサービスが提供できるテクノロジーメーカーであることです。
自社開発による高い利益率が特長で、収益は保守やサービスなどによるストック構造によって安定したリカーリングモデルを実現しています。
顧客は国内上場企業が中心となり、販売代理店も大手ITベンダーとなっています。
※有価証券届出書引用
事業は、AIテクノロジーをログ分析に活用し、顧客のセキュリティレベルを向上する「データセキュリティ事業」とSaaSネットワークでセキュリティを向上する「ネットワークセキュリティ事業」で構成されています。
データセキュリティ事業では、社内関係者によるデータの持ち出しの監視、外部からのサイバー攻撃検知、テレワーク下での労務管理など、あらゆる企業運営に関わる挙動に対して行われます。
そのようなセキュリティに関するあらゆるログを管理できるソフトウェアの開発・販売を行います。
※有価証券届出書引用
ネットワークセキュリティ事業では、主に企業のLAN/WANなどのICT通信インフラネットワークを設計・構築する事業を行います。
オフィスのサーバ/ネットワーク構築、拠点間接続、テレワーク用のリモートツールなど通信に関するテクノロジーの提供を行っています。
提供形態は、顧客先に出向いて設計・構築などを行うネットワークインテグレーションのモデルとインフラ環境をクラウドから運用代行するSaaSモデル「Network All Cloud」があります。
クラウドサービスはサブスクリプション型で毎年継続して契約を必要とするサービスです。
※有価証券届出書引用
網屋(4258)の株主状況とロックアップについて調べました
会社設立は1996年12月12日、東京都中央区日本橋浜町三丁目3番2号に本社を構えます。社長は伊藤整一氏(1958年8月10日生まれ)、株式保有率は11.14%(454,400株)です。従業員数128人で臨時雇用者35人、平均年齢37.4歳、平均勤続年数5.4年、平均年間給与6,143,000円です。
セグメント別従業員数はデータセキュリティ事業26人(臨時3人)、ネットワークセキュリティ事業46人(臨時14人)、全社共通56人(18人)となっています。
氏名又は名称 | 所有株式数(株) | 所有株式数割合(%) | ロック |
株式会社チャクル | 1,164,800株 | 28.55% | ○ |
石田 晃太 | 727,200株 | 17.82% | ○ |
伊藤 整一 | 454,400株 | 11.14% | ○ |
投資事業組合オリックス9号 | 400,000株 | 9.80% | ○ |
株式会社セキュアヴェイル | 176,000株 | 4.31% | × |
網屋従業員持株会 | 149,920株 | 3.67% | × |
柴﨑 正道 | 116,800株 | 2.86% | ○ |
新納 隆広 | 100,800株 | 2.47% | ○ |
上位株主には180日間(2022年6月19日まで)のロックアップが付与されています。ロックアップ解除倍率の記載は目論見にありません。
この他、投資事業組合オリックス9号にのみ90日間(2022年3月21日まで)のロックアップと発行価格1.5倍以上でロックアップが解除される条件が設定されています。
ロックアップ対象株式は2,683,680株となります。親引けはありません。
網屋(4258)IPOの初値予想と幹事引受け株数をチェックしました
大手初値予想は仮条件発表後に掲載を予定しています。しばらくお待ちください。最新業績予想の他、仮条件発表後のPERやPBRなども後日追記します。仮条件範囲が1,700円~1,970円に決定し想定発行価格が上限となっています。吸収金額は最大で23.3億円、時価総額は78.8億円になります。
人気業態なので公開価格割れはないかもしれませんが、割高な株価設定のためどうだろうか?と思うところがあります。
企業名が漢字のため上場ラッシュで詳しく調べずに投資を行わない方もいそうです。過密スケジュールのため短期的な資金を呼び込むには材料不足なのかもしれません。
業績は拡大が続き評価できる水準だと思いますが、社名が漢字である事と上場ラッシュによる資金分散で厳しいかもしれません。同日上場はなんと6社にもなります。
修正値2,500円~2,900円
再修正2,500円前後
※注目度B、再修正は12月17日に追記
業績を確認すると2021年12月期の単独予想を確認することができました。それによれば売上27.24億円となり前期比17.72%増、経常利益2.15億円となり前期比16.22%増になります。
四半期利益は1.36億円となり前期比8.80%増の予想が出ています。成長している企業ですが利益率の鈍化は気になるところです。
公開価格が1,970円決定の場合の指標はEPS37.88からPER52.01倍、BPS345.63からPBR5.70倍になります。配当や株主優待の設定は現時点でありません。
主幹事が中堅の岡三証券のため強気で攻めてこなかった印象があります。類似企業比較でも株価設定が割高だと感じますからね。
セキュリティ系の企業はIPOで初値が高くなる傾向はあるものの上場ラッシュが台無しにしている感じだと思います。ブックビルディングには積極的に参加する予定です!!
幹事名 | 割当株数 | 引受割合 |
岡三証券(主幹事) | 824,400株 | 80.07% |
SBI証券 | 51,400株 | 4.99% |
みずほ証券 | 41,100株 | 3.99% |
SMBC日興証券 | 41,100株 | 3.99% |
楽天証券 | 30,800株 | 2.99% |
マネックス証券 | 10,200株 | 0.99% |
むさし証券 | 10,200株 | 0.99% |
水戸証券 | 10,200株 | 0.99% |
香川証券 | 10,200株 | 0.99% |
岡三証券主幹事で公開株数が多いため当選を狙いたいと思います。岡三証券はネットからも参加できますが当選者は少ないイメージです。
そもそも主幹事になる機会が少ないですからね。ただ今回は公開株数が100万株を超えているため期待できそうです。
それにグループ企業の岡三オンラインからもIPOに参加できます。既に取り扱いの発表が行われています。
岡三オンライン証券で取り扱われるIPOって多いですよね。当選者も出ているようです。当選確率は低いと思いますが資金不要でIPO抽選に参加できる特徴があります。
タイアップ特典で3,500円をプレゼントしています。1回取引となりますが一定金額まで取引手数料をかからなくすることができます。入出金も無料なので使い勝手はよいと思います。
岡三オンライン(旧岡三オンライン証券)のサービス全般について調べてみました。言わずと知れた岡三証券グループになり信頼や評価の面で非常に高い企業です。タイアップキャンペーンもご紹介しています!インターネット取引に特化 …
また、期間限定でFunds(ファンズ)ともタイアップを行っています。こちらは口座開設だけでAmazonギフト券を3,000円分プレゼントしています。
エントリーが必要なので下記ページを確認して頂ければと思います。簡単なので興味があればこの機会にご利用ください。残り時間が少なくなっています!
期間限定でFunds(ファンズ)と限定タイアップを実施させていただきます。しかも既存キャンペーンとの併用が可能なのでとても魅力的だと思います。多分過去のタイアップ比較で最強レベルだと思います …
類似企業のPERやPBRを調べました
類似企業とPERやPBRは仮条件発表後に記載したいと思います。類似企業 | PER | PBR |
エンカレッジ・テクノロジ(3682) | PER20.87倍 | PBR1.31倍 |
セラク(6199) | PER19.41倍 | PBR5.26倍 |
ネットワンシステムズ(7518) | PER19.62倍 | PBR3.99倍 |
ストックオプションの株数や発行価格を調べました
ストックオプション行使期間 | 株式の数 | 発行価格 |
2021年12月06日~2029年11月19日 | 409,600株 | 75円 |
2022年11月19日~2030年11月18日 | 100,000株 | 163円 |
ストックオプション(新株予約権)は409,600株が上場時に行使期限を迎えます。
発行済株式総数に対する新株予約権の割合は12.74%となっています。
網屋(4258)IPOの評価と申し込みスタンス!まとめ
網屋のIPOは抽選に参加しておいてよさそうです。このIPOが公開価格割れするようであれば他のIPOは壊滅状態でしょう。ただ吸収金額に荷もたれ感があるように感じます。VC保有分が上値を抑えそうですが利益は出ると思います!
※網屋公式サイト引用
不正アクセスやテロリズムによるサイバー攻撃の被害が日常的に発生しているため同社サービスは人気が高いようです。
コロナ禍によりテレワークへのサイバー攻撃も懸念されます。
同社はAIによる不正検知の自動化を行い、他社との競争力強化にも取り組んでいます。競合は多く存在し技術革新もはやいため研究開発にも力を入れているそうです。
この他、日本以外に台湾や東南アジアに対してセキュリティ製品の販売を展開しています。今期も前期に続き増収増益となっているため現時点では安心できる業績だと思います。
不動産投資型クラファンのCOZUCHIともタイアップが始まっています。口座開設だけでアマギフ2,000円分が貰えることになっています。
私はファンズとCOZUCHIの両方で投資を行っています。投資金は500万円くらいですがほったらかしの投資で利益を得られるため満足しています。
元本保証の投資ではありませんけどね。
COZUCHI(コヅチ)と限定タイアップキャンペーンが始まりました。口座開設完了でAmazonギフトカード(アマギフ)を2,000円分プレゼントさせていただきます。最大50,500円分です。口座開設完了とは投資家登録完了 …
上場企業のCREAL(クリアル)で「当サイト経由の特典」が付きました
新規登録を行うとAmazonギフトカード1,000円分プレゼント、さらに初回投資に応じて最大5万円分貰えます。劣後出資とマスターリース契約、さらに信託銀行活用の分別管理は業界随一!
1万円から投資でき「ほったらかし」で資産運用できます。賃料収入をもとに配当、想定利回り4.0%~5.5%で償還実績は元本割れ0件。最強スペック企業なので下記記事でまとめました。