森六ホールディングス(4249)IPOが新規上場承認されました。設立101年とは驚きです。IPO記事を書いて今までで一番の老舗企業ではないかと驚いています。ただ驚きがここで終わらず、市場からの吸収額が102億円と大きかったです!東証1部を目指す展開だと思いますので精査しながら申込を考えましょう。


森六ホールディングス(4249)IPO新規上場承認


業種:化学
市場:東証1部又は2部
公開予定:12月20日
BB期間:12月04日~12月08日


【事業内容】
化学製品全般の販売を行うケミカル事業ならびに自動車四輪部品、二輪部品の製造販売を行う樹脂加工製品事業



【資金使途】
手取概算額3,004百万円については、「1 新規発行株式」の(注)4.に記載の第三者割当による自己株式の処分の手取概算額上限1,251百万円と合わせた、手取概算額合計上限4,256百万円について、連結子会社である、Moriroku Technology De Mexico S.A. DE C.V.及び森六テクノロジー㈱への投融資に3,806百万円を、当社におけるシステム投資に450百万円を充当する予定であります。



100株単位
公募株数 1,228,000株
売出株数 2,172,000株
合計株数 3,400,000株(34,000枚)   ←かなり多い株数です


想定価格 2,610円 ⇒ 26.1万円必要!
仮条件  12月01日に決定予定
公開価格 12月11日に決定予定


【幹事団】
野村證券
SMBC日興証券
岡三証券
むさし証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
SBI証券
みずほ証券



森六ホールディングス(4249)上場評判とIPO分析


オーバーアロットメントによる売出し510,000株
想定発行価格2,610円を基に吸収金額を算出すると約88.7億円、オーバーアロットメントを含めて約102億円になります。
森六ホールディングスHP⇒ http://www.moriroku.co.jp/


森六ホールディングス(4249)IPO初値予想
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森六ホールディングスIPO売上と利益


創業は寛文3年(1663年)に阿波徳島において、天然藍及び藍の肥料を販売したことに始まるそうです。
関係会社は、森六ホールディングス、国内外の連結子会社28社及び持分法適用関連会社1社により構成されています。化学分野における「商社」機能と、自動車部品の「メーカー」機能を併せ持つことを特徴としています。


事業は「ケミカル事業」と「樹脂加工製品事業」があります。
ケミカル事業では、森六ケミカルズを中心に、無機・有機薬品の基礎化学品から医農薬中間体、農薬・肥料、プラスチック、さらにはフィルム・シートの樹脂加工製品等、化学製品全般を取り扱っています。
また、四国化工㈱による高機能多層フィルムや、五興化成工業㈱によるケミカル合成等、「ものづくり」も展開しております。


樹脂加工製品事業では、森六テクノロジーを中心に、主に自動車四輪部品の開発から生産・販売まで一貫して行い、高品質・高性能な製品づくりが可能な生産拠点をグローバルに展開することで、強固な生産・開発体制を構築しています。また、ユーコウではエンジン気化器向け等、エンジニアリングプラスチックを用いた精密樹脂部品の製造・販売を行っています。


森六ホールディングスIPO販売実績


売上や利益は樹脂加工製品事業での売り上げウエイトが大きくなっています。
事業もグローバル化し、日本以外では、中国やASEAN、欧米や北米に生産や開発拠点があります。



森六ホールディングス(4249)従業員と株主の状況


会社設立は1916年3月、東京都港区南青山に本社を構えます。
社長は三輪繁信氏(69歳)、株式保有率は0.19%です。
従業員数は46人で平均年齢41.4歳、平均勤続年数12.1%、平均年間給与約726万円です。連結従業員数は4,311人で臨時雇用者数は1,338人となっています。


森六ホールディングス(4249)従業員と株主の状況
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森六ホールディングス(4249)のロックアップ状況と私見


【ロックアップの状況】
本募集並びに引受人の買取引受による売出しに関連して、売出人である㈱三井住友銀行、㈱りそな銀行、㈱三菱東京UFJ銀行、三井住友信託銀行㈱、三井生命保険㈱、㈱みずほ銀行及び三井住友海上火災保険㈱並びに当社株主である三井化学㈱、三井物産㈱、本田技研工業㈱、㈱阿波銀行、関西ペイント㈱、テイカ㈱、住友ベークライト㈱、㈱アルファ、川澄化学工業㈱、

昭和電工㈱、大塚化学㈱、東亞合成㈱、アイカ工業㈱、大阪有機化学工業㈱、新日本理化㈱、ダイキン工業㈱、東京応化工業㈱、福助工業㈱、㈱ADEKA、共栄社化学㈱、タイガースポリマー㈱、東京インキ㈱、日亜化学工業㈱、日本乳化剤㈱、ロックペイント㈱、㈱アサヒペン、テクノポリマー㈱及び阿波銀リース㈱は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場(売買開始)日(当日を含む)後90日目の平成30年3月19日までの期間中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社株式の売却等(ただし、引受人の買取引受による売出し及びその売却価格が「第1 募集要項」における発行価格の1.5倍以上であって、主幹事会社を通して行う売却等は除く。)を行わない旨合意しております。



ロックアップは90日間(平成30年3月19日)、ロックアップ解除倍率は1.5倍です。
株主は関係企業と思われる企業が多いようです。
ベンチャーキャピタル出資は無さそうですが、金融機関や保険機関などの保有があります。


社長の三輪繁信氏は目論見の「株主状況」に名前が無くこれも驚きでした。


12月20日上場になりオプトラン(6235)と被っています。
どちらも100億円以上の吸収となっていますが、悩んだらどちらもパスすれば損はしません。


2017年のIPOラッシュは大型株が多く悩むと思いますが、市場が崩れる前に上場なのだろうか?
もしくは来年に続く上場なのだろうか?
また、メルカリは来年IPOをするのかな~と考えています。


どうやら上場に向けてサービスを大きく変更しているようです。
逮捕者も出ましたからね。
さらに楽天もフリルというサービスを開始し、追撃モードのようです。楽天はオークションが無くなったのでフリルに?

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