AmidAホールディングス(7671)IPOが新規上場承認されました。上場市場はマザーズで野村證券が主幹事をします。事業は印鑑及びスタンプなどをネット販売している企業になり、数か月前に私も購入しています。公開株数515,000株、オーバーアロットメント77,200株となります。


上場により市場から吸収する金額は、想定発行価格算出で約8.5億円と小さく公開価格を超えてきそうです。ECサイトは35以上を運営しているそうなので、私が購入した時も他社との差別化が難しいと感じていました。ところが大本は一緒だったと言うことがわかり納得です。


AmidAホールディングス(7671)新規上場と初値予想


印鑑サイトもPPC露出から入ったりしますし、囲い込みが行われていたと言うことです。企業規模が大きくなるとそうなりますよね。業績は今期第一四半期開示をみるとやや低い気がします。公募取得となった方は初値売却益が見込めそうな銘柄です。


AmidAホールディングス(7671)IPOの詳細データ

項目上場基本データ
市場マザーズ
業種小売業
事業内容EC通販事業(印鑑及びスタンプを中心とした商材を自社グループサイトを中心としたインターネット通販サイトで販売
公開予定12月20日
ブックビルディング期間12月04日~12月10日
想定価格1,440円
仮条件1,440円~1,460円
公開価格12月11日
企業情報https://www.amida.holdings/


【手取金の使途】

手取概算額127,480千円については、「1 新規発行株式」の(注)5.に記載の第三者割当増資の手取概算額上限102,274千円と合わせて、連結子会社である株式会社ハンコヤドットコムへの投融資資金として充当する予定であります。

株式会社ハンコヤドットコムにおける具体的な資金使途は、印鑑及びスタンプの彫刻機にかかる設備資金として平成31年6月期に16,000千円、平成32年6月期に20,000千円を、顧客獲得のための広告費等の運転資金として平成32年6月期に164,000千円を充当する予定であり、残額はブランディングのためのCM関連費用等の運転資金として平成32年6月期に充当する予定であります。

※なお、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用する予定であります。



項目株数データ
公募株数100,000株
売出株数415,000株
公開株数(合計)515,000株
オーバーアロットメント77,200株
上場時発行済み株数2,100,000株(公募分を含む)
想定ベースの時価総額約30.2億円
幹事団野村證券(主幹事)
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
auカブコム証券
楽天証券 ←また幹事入りです!
SBI証券
SMBC日興証券 ←主幹事も多数引受
岡三証券
岡三オンライン証券
エース証券


AmidAホールディングス(7671)上場評判とIPO分析

想定発行価格1,440円を基に吸収金額を算出すると約7.4億円となり、オーバーアロットメントを含めると約8.5億円規模の上場となります。


平成成10年9月に大阪市中央区で印章のインターネット販売を始め、平成12年3月にインターネットの普及により本格的な印章インターネット販売事業を立ち上げる目的でハンコヤドットコムを設立した経緯があるそうです。グループは、同社と連結子会社2社で構成され、同社は持株会社となります。


子会社の株式会社ハンコヤドットコムにおいて、印鑑及びスタンプを中心としたEC通販事業を行っており、現在の主軸事業となっています。また、株式会社AmidAにおいて、WEBマーケティング分野におけるノウハウを活用し、ECサイトの集客・接客・データ分析・改善及びシステム開発からシステム保守までのWEBマーケティングの全プロセスをワンストップで提供するデジタルマーケティング事業を展開しています。


AmidAホールディングス(7671)上場評判


EC通販事業では、印鑑及びスタンプを中心として、名刺、封筒、表札、ポスト、名入れタオル、名入れカレンダー、文具など、顧客の幅広いニーズに応える商品ラインナップを取り揃えており、商品アイテム数は約20万SKU(Stock Keeping Unit、最小管理単位)にものぼります。


受注から製造、販売まで一貫して行い、グループ及び外注先拠点にて印鑑及びスタンプを製造するよう推進することで、原価率の低減を図るだけでなく、当日又は翌日出荷を実現できる体制を構築しています。販売はグループサイトを中心としたインターネット通販サイトで販売しています。

AmidAホールディングス(7671)の事業領域


彫刻に区分されるもののうち、印鑑に関しては1製品以外すべて同社グループ及び外注先で製造しており、印鑑をグループ又は外注先にて製造している割合は、平成30年6月期現在で99.8%(印鑑ケース・マットを除く)となっています。


また、スタンプ商材の取引先であるシヤチハタ株式会社より機械を購入し、グループ内でシヤチハタ製品を製造できる環境を整備しており、スタンプは平成30年6月期現在で69.6%を当社グループ内で製造しています。


また、WEBマーケティング分野におけるノウハウを活用し、自社グループサイトへ集客を行うことで、顧客の多くが自社グループサイト経由で商品を購入しており、その結果、自社グループサイトで94.3%(平成30年6月期現在)の売上高を確保しています。


AmidAホールディングス(7671)販売実績


デジタルマーケティング事業では、インターネット広告の最適化提案やテレビコマーシャルなどの広告代理店業を行っており、新商品や新サービスをメディアに取り上げてもらうためのプロモーション提案も行っています。


さらに、データ分析・改善提案やシステムの開発・保守なども行っています。市場動向は、印章業界全体の市場規模がやや減少傾向にあり企業間競争は更に激しくなる状況が続くと考えてられるそうです。


AmidAホールディングス(7671)の企業財務情報と配当性向

回次第18期第19期
決算年月平成29年6月平成30年6月
売上高2,563,2142,746,209
経常利益376,300317,670
親会社株主に帰属する当期純利益245,879203,575
包括利益247,518203,575
純資産額921,7811,125,357
総資産額1,457,8761,627,915
1株当たり純資産額460.89562.68
1株当たり当期純利益金額122.94101.79
自己資本比率(%)63.269.1
自己資本利益率(%)30.819.9
株価収益率(倍)
配当性向(%)
営業活動によるキャッシュ・フロー295,759292,656
投資活動によるキャッシュ・フロー△154,477△49,400
財務活動によるキャッシュ・フロー△72,428△9,996
現金及び現金同等物の期末残高528,408761,667
※数値は千円単位


第20期第1四半期連結累計期間(平成30年7月01日~平成30年9月30日)
売上高578,266千円
営業利益29,213千円
経常利益26,977千円
親会社株主に帰属する四半期純利益は17,963千円


当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益の改善による設備投資の増加に伴い、雇用や所得の状況も改善の傾向にあり、株式市場でも円安による株価上昇など、景気は引き続き緩やかに回復基調が続いております。しかしながら、米国の保護主義的な関税の問題や中東及びアジア地域における地政学的リスクの高まりなど、海外情勢の影響等により国内経済への先行きは不透明な状況が続いております。

一方、EC通販市場における印章市場は拡大が見込まれるものの、引き続き顧客獲得のための企業間競争が激しくなる状況の中、前期と同様にコストは増加する傾向であり、企業収益への影響は強まる状況が継続しております。EC通販事業におきましては、客数は89,472人、客単価は6,464円となりました。



AmidAホールディングス(7671)従業員と株主の状況

会社設立は2000年3月09日、大阪市西区靭本町一丁目13番1号ドットコムビルに本社を構えます。社長は藤田優氏(昭和43年10月13日生まれ)、株式保有率は57.88%です。従業員数は10人で平均年齢40.5歳、平均勤続年数4.9年、平均年間給与4,547,247円です。連結従業員数は103人となり臨時雇用者は16人となります。


氏名又は名称所有株式数(株)所有株式数割合(%)
藤田 優1,157,60057.88
藤田 英人390,00019.50
株式会社Egg200,00010.00
藤田 千鶴200,00010.00
藤田 滋10,0000.50
藤田 娃子10,0000.50
浅田 保行8,2000.41
※株主上位7名の状況


【目論見抜粋】

本募集並びに引受人の買取引受による売出しに関連して、売出人かつ貸株人である藤田優、売出人である藤田英人及び藤田千鶴、並びに当社株主である株式会社Egg、藤田滋、藤田娃子、浅田保行、糟谷八千子、森井浩樹、金礪正人、森龍彦、大田基樹及び德丸博之は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場(売買開始)日(当日を含む)後90日目の平成31年3月19日までの期間中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社株式の売却等(ただし、引受人の買取引受による売出し及びオーバーアロットメントによる売出しのために当社普通株式を貸し渡すこと等は除く。)は行わない旨合意しております。

また、当社株主であるAmidAホールディングス従業員持株会は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場(売買開始)日(当日を含む)後180日目の平成31年6月17日までの期間中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社株式の売却等を行わない旨合意しております。

加えて、当社は主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場(売買開始)日(当日を含む)後180日目の平成31年6月17日までの期間中は主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社株式の発行、当社株式に転換若しくは交換される有価証券の発行又は当社株式を取得若しくは受領する権利を付与された有価証券の発行等(ただし、本募集、株式分割、ストックオプションとしての新株予約権の発行及びオーバーアロットメントによる売出しに関連し、平成30年11月16日開催の当社取締役会において決議された主幹事会社を割当先とする第三者割当増資等を除く。)を行わない旨合意しております。



上位株主には90日間(平成31年3月19日まで)と180日間(平成31年6月17日)のロックアップが付与されています。ロックアップ解除倍率の記載は目論見にありません。藤田一族による保有ウェイトが大きい企業となっています。従業員持株会もあるようです。ベンチャーキャピタル出資や金融機関などの株主はいません。


AmidAホールディングス(7671)IPO大手初値予想と各社配分

仮条件は想定発行価格を下限として上限方向にやや広げられ1,440円~1,460円に決定しました。上限1,460円による吸収額は約7.52億円、オーバーアロットメントを含めると約8.65億円になります。事業はECサイトを運営していることで評価があるようですが、増益減収になる予想がでているため初値後の動きは鈍くなるかもしれません。


2019年6月期の連結業績予想は売上9.10%増、経常利益5.99%減(1,900万円減)の予想が見込まれています。EPS89.75を基にPBRを算出すると約16.27倍、BPS684.21を基にPBRを算出すると約2.13倍となります。


初値予想2,500円~3,000円


幹事名配分単位(株)
野村證券(主幹事)443,100
三菱UFJモルガン・スタンレー証券25,700
楽天証券15,400
SBI証券10,300
SMBC日興証券10,300
岡三証券5,100
エース証券5,100


類似企業PER
PBR
イトーキ(7972)PER17.72倍PBR0.59倍
コクヨ(7984)PER14.36倍PBR0.99倍
オカムラ(7994)PER16.67倍PBR1.4倍


公開株数51.5万株の野村證券主幹事になります。野村證券からの申し込みをしつつ他の証券会社からの申し込みを徹底しておきましょう。auカブコム証券からの申し込みもできますが、資金があまりない方はスルーでしょうか。


それよりも楽天証券からの申し込みがよいかもしれません。資金が分散している中では穴場だと思います。後期型抽選を採用しているため、資金的余裕が必要です。ブックビルディングを申込んだ後に出金しても構いませんが、購入申し込み時にまた資金がいります。一度出金して他の証券会社へ資金を回すことも可能です。


楽天証券IPO抽選ルール詳細


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エース証券は口座を開設していませんが、裁量配分を頂いている方はいるでしょうね。資産家が羨ましいです。野村證券からの裁量配分を貰う方の資産も強烈そうですね。


kimukimu

裁量配分とは支店や担当者ベースによる配分のことです。数千万円は必要とされている企業もありハードが高いんですよね。預け入れ資金なしでも当選できる人もいるようですが、何度も続くようなことはないでしょう。


AmidAホールディングスのストックオプション詳細を調べました

ストックオプション行使期間株式の数(株)発行価格(円)
ストックオプションの採用はありません


ストックオプション(新株予約権)の設定はありません。ライツプランも該当事項なしとなります。


AmidAホールディングス(7671)IPO私見と申し込みスタンス

AmidAホールディングスのIPOも期待ができそうです。上場日はAmazia(4424)と被ってしまい勿体ないと思いますが、どちらかと言えばAmazia(アメイジア)のほうが人気となります。そうは言っても、同社もかなり人気になるはずです。⇒ 銘柄別のスケジュール表はこちら


12月17日から12月21まで上場ラッシュとなり、大変なことになっています。しかもソフトバンク上場とブックビルディング日程が被っている銘柄が多く、投資家も資金分散となり悪影響があります。今年の年末IPOがこれほど難しいものになるとは思いませんでしたが、自分にできることをやっておきましょう。


これだけ上場する銘柄があれば、複数銘柄の当選は期待ができると思います。ソフトバンクは意見がわかれていますが、店頭から営業の電話が私のもとにも入っています。ネットからの場合は購入申し込みが短いので気を付けてくださいね!と念を押されてしまいました(汗)これは店頭で申し込めってことでしょうね。


とにかく10億円規模の銘柄にはすべて申し込みでしょう。AmidAホールディングスも資金の限り申込んでおきたいと思います。数うち当たる作戦に切り替えますが、思うように当選できるのか心配しています。


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