2014年の新規公開株式(IPO)は77社となりました。
既に初値が付いた76社のうち58社で初値が公募・売り出し価格(公開価格)を上回っています。
すべてのIPOに参加した場合の勝率は76%となりまずまずの投資方法です。
ちなみに2013年の勝率は96%となり、これぞ鉄板投資と言う数値になります。


正直なところジャパンディスプレイがあんなに酷くなければ勝率もまだ高かったと思います。
2014年上場分では大型銘柄が多くリクルートHD(6089)、ジャパンディスプレイ(6740)
西武HD(9024)、gumi(3903)、日立マクセル(6810)、すかいらーく(3197)などがありました。77社が公募で調達した資金は約3500億円となり売出株を含めると約1兆500億円にのなるとの事です。


【日本経済新聞】
77社が公募で調達した資金は約3500億円。売り出しを含めた資金吸収額は約1兆500億円で、第一生命(1部、8750)が上場した10年(約1兆3000億円)以来の規模となった。大型の上場が増えたことが吸収額を押し上げた格好だ。

初値や上場後の「売買の盛り上がり」という面では小型株に軍配が上がる。例えば11月にマザーズに上場した音声・映像処理ソフトを手掛けるCRI(3698)。初値の公開価格に対する上昇率は5.6倍と、06年12月にヘラクレス(当時)に上場したeBASE(3835、6.4倍)以来の水準を記録した。公開価格付近で初値を付けたリクルートやgumiに比べ、個人投資家の買いが集中しやすかった。「資金吸収額の少ない銘柄に買いが集まる傾向が鮮明に表れた」(みずほ証券の白石徹公開引受統括部長)という。

もっとも、初値の公開価格に対する14年の平均上昇率は約1.9倍と、初値が公開価格を続けて上回る「連勝記録」を52にまで伸ばした13年の2.2倍には及んでいない。初値を付けてからは利益確定売りがかさみ、急落する銘柄も少なくなかった。




2015年にはLINEやユー・エス・ジェイ、日本郵政などの上場観測もありまだまだ話題は
尽きません。またIT関連の上場数が増える見込みとなっており、eBASEの公開価格
6.4倍を超える銘柄も出てくるかもしれません。


2014年の上場ではCRIが5.6倍の初値を付けIPOに当選できていたら一発で111万円の利益
となります。ランキングサイトでも当選者を見かけましたがまさかそんなに?
次にビーロットが5.2倍となります。こちらは、84.9万円の利益でした(初値売却)
逆に公開価格を20%も割ったリボミックは初値売却で4.7万円の損失となります。
公募割れ銘柄はある程度解りますが、微妙ラインの銘柄選別が小銭を生むことを今年も
勉強させられましたね。


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