テクノスデータサイエンス・エンジニアリング(7046)と田中建設工業(1450)の初値予想と気配運用記事になります。どうやら人気化されると予想されていたテクノスデータサイエンス・エンジニアリングはかなり下方修正されています。セカンダリー参加予定者は安く買えそうです。


直近上場銘柄もソフトバンクの動向がわからず資金があまり入っていないように感じます。本日上場のグッドライフカンパニー(2970)は公開価格を21.93%しか上回っていません。寂しい結果となっています。まずはテクノスデータサイエンス・エンジニアリングから気配更新を見てみます。


テクノスデータサイエンス・エンジニアリング(7046)気配更新


項 目気配運用の内容
板中心値段3,200円(公募・売出価格)
上限値段7,360円(更新値幅160円、更新時間10分)
下限値段2,400円(通常の更新値幅、更新時間3分)
注文受付価格の範囲800円以上、12,800円以下


最終初値予想5,000円!


いちよし証券が主幹事を務めIPOでは特に人気のビッグデータや人工知能を扱っている企業になります。公開株数はOAを含め616,000株、上場規模は約19.7億円になります。テクノスジャパンが関連会社となり通常よりは人気が薄くなっているようです。株主保有率は43.33%となっていますが、グリーンオプション行使で持ち分法適用会社から外れるようです。


人気はあるものの初値2倍には届かないようです。今期は大幅な増収増益となる予定ですが、どこまで株価に織り込むか?と言ったことも考えていたほうがよさそうです。株主構成から公開株式以外の株が流通することは考えにくいため、初値形成時の出来高も確認が必要とるでしょう。


田中建設工業(1450)も積極的な参加は見送りか?

田中建設工業は建築構造物の解体工事を行っている企業です。地味な業種ですが、上場規模が8.6億円と小さくそれなりに人気があるようです。ただこちらも初値が2倍になるようなことはなく25%程度の上昇率となりそうです。地合いが良ければ初値2倍になるような銘柄ですが、買いが入らないため仕方がありません。


田中建設工業(1450)気配運用


項 目気配運用の内容
板中心値段2,400円(公募・売出価格)
上限値段5,520円(更新値幅120円、更新時間10分)
下限値段1,800円(通常の更新値幅、更新時間3分)
注文受付価格の範囲600円以上、9,600円以下


最終初値予想3,000円!


野村證券が主幹事を務め公開株式数はOAを含め356,500株しかありません。上場規模が小さく株主構成をみても初値売却をしてくる株主が見当たらないため需給の心配はなさそうです。ただ個人投資家の初値買いモチベーションが低いため大きく上昇することはなさそうです。


なんて寂しい年末でしょうか?ソフトバンク上場で本来であれば市場が盛り上がるはずなのに全然にぎわっていません。日経平均も21,000円を割り込んでくると怖いですね。配当は70円を予定しているため下げれば買ってくる投資家はいそうです。


ツクイスタッフ(7045)の上場結果はしっかりとした株価を維持

ツクイスタッフは公開価格2,630円を53.2%上回り初値4,030円となりました。その後、株価は下げるものの後場には高値を記録し4,200円で大引けしています。結構頑張っているようです。


ツクイスタッフ(7045)上場結果


【モーニングスター社】

17日、ジャスダックに新規上場したツクイスタッフ<7045.T>が公開価格2630円を53.2%上回る4030円で初値を付けた。ツクイ<2398.T>の子会社で、介護・医療に特化した人材サービスを手掛ける。公開株式数は34万5000株



同社はジャスダック上場になっていますが、JASDAQスタンダード指数は320ポイントを割って2017年9月あたりにまで逆戻りしています。マザーズ指数はもっと酷い状態となり、メルカリやそーせいグループが足を引っぱってリるようです。


ソフトバンク上場ニュースを探していると、国内募集倍率が2倍程度で海外では3倍に達したとあります。これだけを見れば1,500円を超えてきそうな気がします。どうなるのか予想もつきませんが、読者からご指摘があった第一生命の上場時に採用された「一本値方式」だといけそうな気がします。


ある時点の需給に基づいて板寄せ方式で初値を決定し、一定時刻に約定をさせる方式のことになります。発表がなくあと2日で上場するため採用されないんでしょうね。第一生命上場の時は旅行先で株を複数売却する羽目になりつらかったことを思います。結果利益が20万円も出たので良かったんですが今回はどうなるでしょう。


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