フラー(5583)IPOの初値予想と幹事割当数などを評価したいと思います。公募組は利益狙いで積極的にIPO抽選に参加しておきましょう。


上場規模が小さく需給不安がありません。また、情報通信業のため個人投資家に人気案件となっています。


フラー(5583)IPOの評価


項目株数データ
想定価格990円
仮条件7月05日
公開価格7月14日
公募株数80,000株
売出株数215,200株
公開株数(合計)295,200株
オーバーアロットメント44,200株
幹事団SBI証券(主幹事)
野村證券
岩井コスモ証券
SMBC日興証券
岡三にいがた証券
第四北越証券
松井証券
マネックス証券
楽天証券
委託見込SBIネオトレード証券
DMM.com証券


スマートフォンアプリの受託開発やアプリ分析サービスを行っている企業です。


既存上場の中ではスマートフォンアプリ専業の受託開発会社は少ないそうです。事業の一環として行っている企業は多数あるようです。


そう考えると収益的に大丈夫なのか?と感じるところがあります。某紙ではシステムベンダーと事業モデルが同じだと観測されています。


個人的には業績よりも短期的な需給で利益を得るためにIPO当選を狙いたい案件だと考えています。他の銘柄に比べ業績が低くやや心配しています。


想定発行価格990円による吸収金額は約3.4億円、時価総額は約16.6億円になります。


公開規模が小さい事と情報通信業という材料で初値2倍以上が期待できそうです。吸収金額が少ないため大きな買いが入るだけで翌日に初値が持ち越される可能性もありそうです。


ベンチャーキャピタルの動き次第で株価も乱高下しそうです。


フラー(5583)IPOの大手初値予想と評価はこうなる!

大手初値予想の数値を調べてみました。思いのほか低く驚きましたが、仮条件発表後に予想値が引き上げられる可能性も高いと思います。


最新の初値予想は下記のようになっています!


大手初値予想2,000円~2,500円
※注目度B


スマートフォンアプリの受託開発には新味がなく、既存株主にベンチャーキャピタルが多いため不安材料もあります。


VCのロックアップ解除倍率が公開価格の1.5倍で外れます。また、公開価格の3倍になると「B Dash Fund4号投資事業有限責任組合」の146,630株も市場で売却可能になります。


公開価格の3倍まで届くのか?と楽しみにしておきたいと思います。


同社の事業内容や上場承認時のデータは下記記事でまとめています。

「IPO承認」フラー(5583)の上場データと初値予想を考察!


フラー(5583)IPOの幹事割当数と引受割合を調べました

幹事割当数と引受割合を調べました。主幹事はSBI証券が単独で引受けます。


意外とSBI証券主幹事の場合は、初値が高く寄り付くパターンが多いため公募組は期待して良いと思います。


幹事名割当株数引受割合
SBI証券(主幹事)257,200株87.13%
野村證券17,700株6.00%
岩井コスモ証券2,900株0.98%
SMBC日興証券2,900株0.98%
岡三にいがた証券2,900株0.98%
第四北越証券2,900株0.98%
松井証券2,900株0.98%
マネックス証券2,900株0.98%
楽天証券2,900株0.98%


幹事割当株数から当選を狙うならSBI証券しかなさそうです。面倒な方は主幹事からの申込みだけで良いかもしれません。


私は申込ができる証券会社全てから参加しておきたいと思います。


ネット抽選を利用している方は申込するだけなので頑張っておきましょう。IPOチャレンジポイントのボーダーラインは650P~700Pあたりでしょうか?


ポイント利用者が少なければ650P以下でも当選できるかもしれません。大手予想もあまり高くありませんからね。


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フラー(5583)IPOの業績予想と抽選参加スタンスまとめ

最新の業績予想を調べ抽選参加スタンスについて考えてみたいと思います。


フラー(5583)IPOの業績予想
※フラー公式サイト引用


業績を確認すると2023年6月期の単独予想を確認することができました。それによれば売上15.00億円となり前期12.45億円から20.48%増、経常利益1.08億円となり前期1.66億円から34.94%減となります。


四半期利益は0.88億円となり前期2.25億円から60.89%減を予想しています。直近ピークの業績を逃がした感があります。


想定発行価格990円を基に指標を計算するとEPS55.03からPER17.99倍、BPS441.53からPBR2.24倍になります。配当はありません。


業績水準が低く上場費用や維持費用なども大きなコストになりそうです。


従業員数は臨時雇用者を含め161人となっています。過去業績から黒字を維持できるのか少し心配です。初値だけ上がるタイプのIPOなのかもしれません!


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