BTM(5247)とELEMENTS(5246)の上場直前の初値予想と東京証券取引所から発表された気配運用を調べました。
年末を意識してなのか急にIPOに資金が入らなくなりました。しかも直近上場の銘柄も売られています。まず、BTMから確認してみたいと思います!
※BTM公式ページ引用
東京証券取引所から発表されたBTMの気配運用は下記のようになります。
項 目 | 気配運用の内容 |
板中心値段 | 1,500円(公募・売出価格) |
上限値段 | 3,450円(更新値幅75円、更新時間10分) |
下限値段 | 1,125円(通常の更新値幅、更新時間3分) |
注文受付価格の範囲 | 375円以上、6,000円以下 |
地方人財を活用したシステム開発を手掛けている企業です。人材不足企業に準委任で契約するスタイルとなり、独自性がある企業とされています。
派遣ではなく多くは準委任契約となるそうです。フリーランス活用には積極的ではないようです。
現在は人為的にマッチングを行っており、将来的にはAIによる自動化を行いたいと言うことです。売上はそこそこだと思いますが、利益率が低いため課題がありそうです。
2023年3月期の売上は約36.7億円、純利益が約8,100万円となっています。営業利益が約1.6億円なので利益率の低さが伺えます。
上場規模は約5.2億円と規模が小さく、時価総額は19.9億円になります。
成長業態であると観測されているため初値需要が見込めそうです。ただ直近の売買動向を確認すると思ったほど期待できないのかもしれません。
直近IPOに参加した投資家の資金が逃げているように感じます。上場内容や業績などについては下記記事でまとめています。
BTM(ビーティーエム)の上場データと初値予想を考察
BTM(5247)の上場直前の初値予想はこうなる
BTMの上場直前の初値予想について調べてみました。IPOに買い疲れが出始めているためどうでしょうか。大手の上場直前の初値予想は2,000円となっています。
基本的に利益が大きく狙えると考えられますが、セカンダリーの賑わいに陰りが出始めたためこれまで想定されたような需要が見込めるのかがポイントです。
ベンチャーキャピタルのロックアップが公開価格1.5倍の2,250円で解除されるため意識しておきましょう。
初値天井にならなければと思っていますが、短期筋による需要は日程的に難しいのかもしれません。既にお休みモードの方が多く個人投資家主体の売買も積極的とは言えない気がします。
スタンダード市場ではなく「グロース市場」なので楽しみにしておきたいと思います!
ELEMENTS(5246)の上場直前の初値予想と気配運用について調べてみました
ELEMENTSの上場直前の初値予想と気配運用について調べました。こちらもグロース市場への上場のため資金流入が見込まれています。※ELEMENTS公式サイト引用
項 目 | 気配運用の内容 |
板中心値段 | 160円(公募・売出価格) |
上限値段 | 368円(更新値幅8円、更新時間10分) |
下限値段 | 120円(通常の更新値幅、更新時間3分) |
注文受付価格の範囲 | 40円以上、640円以下 |
大手の上場直前の初値予想は220円となっています。
オンライン上で本人確認サービスを行う「eKYC」サービスを提供している企業になります。2022年で一番違和感があるIPOだと思います。
大幅なダウンラウンドを実行し売出人も利益が出ているのか?と言われている銘柄です。事業自体はIPO市場で好まれそうですが赤字のまま上場するため懸念されています。
上場内容や業績などについては下記記事でまとめています。
ELEMENTS(エレメンツ)の上場データと初値予想を考察
eKYCの国内市場シェアNO.1を獲得しているため一定の信頼感があると考えられます。ビジネスモデルは主に「BtoBtoC」となり成長を期待する材料も多くありそうです。
大手金融機関や大手通信事業者との提携もあります。
投資を躊躇するのはベンチャーキャピタルを含めた既存株主の売り圧力、そして赤字企業といった内容だと思います。
上場規は約8.4億円と規模が小さく、時価総額は約32.2億円です。同日2社上場による資金分散のデメリットはありますが、上場規模が小さく成長性を考えると十分吸収できると思います。
小規模ファンドからの需要でセカンダリーが伸びればと考えています。参加者がいるのか?という不安はありますけどね。
両銘柄とも個人投資家主体の売買となる可能性が高いため、逃げ足の速い取引となりそうです。日程的に2022年のIPOは終わった感が個人的にもあります。
本日上場のダイワ通信(7116)、アルファパーチェス(7115)、アップコン(5075)は全て公開価格割れとなっています!!
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