フーディソン(7114)IPOの初値予想と幹事割当数などを評価したいと思います。PER100倍越えの卸売業というだけで不人気だと感じます。


配当や優待があるなら買い支えも期待できますが何もありません。業績面からもいつ赤字になるのか不安もありスルーでよさそうなIPOだと思います。


フーディソン(7114)IPOの評価


項目株数データ
想定価格2,210円
仮条件11月30日
公開価格12月08日
公募株数680,000株
売出株数386,800株
公開株数(合計)1,066,800株
オーバーアロットメント160,000株
幹事団SMBC日興証券(主幹事)
SBI証券
みずほ証券
大和証券
楽天証券
岡三証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
松井証券
委託見込岡三オンライン
CONNECT


主力となるサービスは自社ウェブサイトの「魚ポチ」です。生産者や卸業者、メーカー等から仕入れた食品をBtoBコマース形式で販売しています。


利用者にはありがたいシステムだと思いますが、先行してサービスを行っている企業は別にもあるそうです。


また、BtoCコマースでは一般スーパーマーケットではあまり販売されていない魚種や産地仕入れにこだわった水産品等を鮮魚セレクトショップで販売します。


この他、食品事業者向け人材紹介サービスを行い、2022年3月期の売上別ではBtoBコマースサービス66.3%、BtoCコマースサービス24.3%、HRサービス9.4%となります。


2022年9月の第2四半期ではBtoBコマースサービス73.6%となり、コロナ禍から脱した取引先からの注文が増えているようです。


想定発行価格2,210円から吸収金額を計算すると約27.1億円、時価総額約96.3億円になります。


フーディソン(7114)IPOの大手初値予想と評価はこうなる!

大手初値予想の数値を調べてみました。現段階では公開価格を超えてきそうな雰囲気です。


上場ラッシュ前半のため何とか公開価格をクリアーできればよいと個人的に思います。フーディソンが割れるのであれば続くIPOも厳しいでしょう。


最新の初値予想は下記のようになっています!


大手初値予想2,200円~2,500円
※注目度B、想定発行価格2,210円


主幹事はSMBC日興証券です。


連日の上場になり公開価格割れしてもなんら不思議ではありません。12月16日上場は3銘柄あり一番選ばれないIPOになると思います。


個人的には無理して参加しなくても良いのでは?と現段階では考えています。一応、ダウンラウンドとなりますがPER的にはかなり高い印象です。


VC関係の出資元は新型コロナウイルス感染症の影響で収穫の機会を失った印象を受けます。


同社の事業内容や上場承認時のデータは下記記事でまとめています。

フーディソンの上場データと初値予想を考察


フーディソン(7114)IPOの幹事割当数と引受割合を調べました

幹事割当数と引受割合を調べました。主幹事はSMBC日興証券が単独で引受けます。


幹事名割当株数引受割合
SMBC日興証券(主幹事)960,600株90.04%
SBI証券45,300株4.25%
みずほ証券21,300株2.00%
大和証券16,000株1.50%
楽天証券7,400株0.69%
岡三証券7,400株0.69%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券4,400株0.41%
松井証券4,400株0.41%


IPOに参加すれば当選確率がやや高めといった感じでしょう。


直近のIPOを観察しているとブックビルディングに参加している投資家は多いようです。ベースフード(2936)やサイフューズ(4892)も仮条件上限で公開価格が決定しています。


フーディソンも仮条件の上限で公開価格が決定すると思います。ただ利益見込みは低いと思います。


同社の問題は収益率の悪さのような気がします。今期予想の利益率は売上に対して1.55%とかなり引くなるようです。


トモタクでキャンペーンが行われているためまとめてみました。定期的に既存投資家が参加できるキャンペーンもあります!




フーディソン(7114)IPOの業績予想と抽選参加スタンスまとめ

最新の業績予想を調べ抽選参加スタンスについて考えてみたいと思います。人気が見込めれば積極的に参加しIPOで利益を狙いたいと思います!


フーディソン(7114)IPOの業績予想
※フーディソン公式サイト引用


業績を確認すると2023年3月期の連結予想を確認することができました。それによれば売上50.23億円となり前期35.92億円から39.84%増、経常利益1.18億円となり前期-800万円からの黒字転換となります。


四半期利益は0.78億円となり前期-0.12億円からの完全黒字予想となっています。EPSは20.34なのでPERが想定ベースで108.65倍です。PBRはBPS421.41から5.24倍です。


類似企業だとPER20倍~30倍程度だと思います。業績が伸長しているためある程度は許容されると思いますが、株価設定が高いように思います。


あと1年上場が遅ければよかったのに?とも思いますが、今がチャンスとも言えそうです。先のことはわかりませんからね。


上場による吸収金額が15億円程度であれば問題ないと思いますが、27.1億円は大き過ぎだと思います。赤字上場ではないだけましなのかもしれません。続くIPOは赤字で上場する企業が多いようですからね。


不動産投資型クラウドファンディングを行うCOZUCHIさんとタイアップが再開されました。現時点では短期間で終了する可能性が高いようです。


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