M&A総合研究所(9552)IPOの初値予想と幹事割当数などを評価したいと思います。公開株数が多いため当選を期待できそうです。利益はお小遣い程度になりそうです!


M&Aを行う企業としては中堅になり機関投資家に期待されるIPOのようです。売出株中心の銘柄になりますが第一印象は悪くなさそうです。


M&A総合研究所(9552)IPOの評価


項目株数データ
想定価格1,210円
仮条件6月10日
公開価格6月20日
公募株数50,000株
売出株数1,581,700株
公開株数(合計)1,631,700株
オーバーアロットメント244,700株
幹事団野村證券(主幹事)
SBI証券
大和証券
みずほ証券
SMBC日興証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
楽天証券
松井証券
マネックス証券
岩井コスモ証券
東海東京証券
東洋証券
あかつき証券
委託見込SBIネオトレード証券
DMM.com証券


主力事業のM&A仲介事業ではAIマッチングアルゴリズムを用いたM&A仲介サービスの提供を行っています。その他ではマーケティングをITにより効率化するサービスの提供を行います。


2021年9月期の売上はM&A仲介95.6%、その他4.4%となっています。


社長はマイクロアド出身となっており、役員には日本M&Aセンターや大和証券、サイバーエージェント、法律事務所関係など幅広い人材が集まっているようです。


M&A事業と言えば金融機関などからの紹介が多いと思われますが、同社の場合は自力で集客しているため利益率が高くなっているとの観測があります。


確かに今までM&Aを扱う企業は紹介料などの手数料が発生しています。


集客は自力で行っているようですが、株主にはVC出資があり多少は紹介があるのでは?と言った疑問もあります。


直近の業績が急激に伸びておりIPOを行うタイミングとしては良さそうです。利益率も高く成長性を感じられます。株価設定は妥当だと思いますが成長スピードがはやいことで初値需要が見込めそうです。


今ではM&Aを行うIPOはそれほど珍しくありませんが、今回も期待できるようです。


想定発行価格による吸収金額は約22.7億円、時価総額は224.2億円と上場規模はかなり絞られていると考えられます。


M&A総合研究所(9552)IPOの大手初値予想と評価はこうなる!

大手初値予想の数値を調べてみました。6月のIPOが始まってみないと温度感がつかめませんが、本案件は公開価格割れにはならないと考えています。


最新の初値予想は下記のようになっています!


大手初値予想1,500円~2,000円
※注目度A


注目度がAとなっていることで市場からの関心が高いことがわかります。


事業内容もDXやAIの技術を活用し効率化を優先したビジネスタイルとなっています。他社比較では平均成約期間が短く取扱い案件数が増加する期待もできそうです。


同社の事業内容や上場承認時のデータは下記記事でまとめています。

M&A総合研究所の上場データと初値予想を考察


M&A総合研究所(9552)IPOの幹事割当数と引受割合を調べました

幹事割当数と引受割合を調べました。主幹事は野村證券が単独で引受けます。


幹事名割当株数引受割合
野村證券(主幹事)1,469,000株90.03%
SBI証券48,900株3.00%
大和証券19,600株1.20%
みずほ証券16,300株1.00%
SMBC日興証券16,300株1.00%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券16,300株1.00%
楽天証券16,300株1.00%
松井証券6,500株0.40%
マネックス証券6,500株0.40%
岩井コスモ証券6,500株0.40%
東海東京証券4,700株0.29%
東洋証券3,200株0.20%
あかつき証券1,600株0.10%


野村證券は資金不要でIPO抽選に参加できるため当選確率は低いと思います。ただ申込まなければ当選するチャンスもないため参加しておきたいと思います。


幹事構成は店頭証券が多くなっていますが、ネットからの抽選参加でも当選できる可能性は十分あると思います。


利益見込みは低いためIPOチャレンジポイントを使用した申込者は殆どいないと思います。後期型抽選は楽天証券と岩井コスモ証券になります。





M&A総合研究所(9552)IPOの業績予想と抽選参加スタンスまとめ

最新の業績予想を調べ抽選参加スタンスについて考えてみたいと思います。人気が見込めるようなので積極的に参加するつもりです。


M&A総合研究所(9552)IPOの業績予想
※M&A総合研究所公式サイト引用


業績を確認すると2022年9月期の単独予想を確認することができました。それによれば売上29.97億円となり前期13.28から125.68%増、経常利益12.46億円となり前期5.57億円から123.70%増になります。


四半期利益は8.82億円となり前期3.68億円から139.67%増を予想しています。


想定発行価格1,210円算出の指標はEPSは47.71なのでPERは25.36倍になります。類似企業は25倍~40倍といったところにあるようです。


勢いがある業績となっていることで需給不安はないと思います。売り出し株の一部は欧州やアジアを中心とする海外市場にも販売が行われます。


また、ロックアップは180日間で解除倍率設定なしになります。新株予約権は2022年9月26日が最短となっています。


上場時点で公開株式以外の株流通は少ないと考えられ、機関投資家としては株価が上昇したタイミングで売却を目論んでいると考えられます。


地合いが影響すると思いますが、良好な初値となる期待が現時点であると考えられます!


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