マイクロアド(9553)IPOの初値予想と幹事割当数などを評価したいと思います。SBI証券主幹事でIPOチャレンジポイント枠当選のボーダラインが上がりそうな予想値が出ています。


難しいIPOだと思いますが短期的には利益が狙える銘柄のようです。基本的にアドテク関連株の初値は期待できると思います!


マイクロアド(9553)IPOの評価


項目株数データ
想定価格1,380円
仮条件6月09日
公開価格6月20日
公募株数669,000株
売出株数1,645,000株
公開株数(合計)2,314,000株
オーバーアロットメント347,100株
幹事団SBI証券(主幹事)
大和証券
楽天証券
マネックス証券
松井証券
岩井コスモ証券
東海東京証券
アイザワ証券
極東証券
丸三証券
水戸証券
むさし証券
委託見込SBIネオトレード証券
DMM.com証券


同社はデータプラットフォーム事業を営み、「データソリューションサービス」「海外コンサルティングサービス」「デジタルサイネージサービス」の3をサービスとして提供しています。


主力事業はデータソリューションサービスになり、2021年9月期の売上比率はデータソリューション58.6%、海外コンサルティング35.7%、デジタルサイネージ5.7%となっています。


またビジネスモデルは、労働集約的な「コンサルティング」、プロダクト販売による収穫逓増型の「データプロダクト」にわかれます。


特にデータプロダクトのビジネスモデルに属する「UNIVERSE」へ注力しおり、上場後はプロダクト開発や人材への投資を積極的に行いデータプラットフォーム事業の拡大を目指すそうです。


「UNIVERSE」は多種多様なデータを収集又は蓄積し、業界業種に特化した消費行動分析を行うことで、その分析結果に基づいた広告配信を行うサービスです。サーバーエージェントの事業とも被りますよね。


IPOとしては公開株数が多いSBI証券主幹事案件になります。吸収金額は想定発行価格算出で約36.7億円とサイズが大きめです。時価総額は123.1億円になります。


業績への不安はありますが、なんだかんだで毎々賑わうIPOだと思います。機関投資家の需要が見込めれば、まとまった利益になる可能性もあるようです。


マイクロアド(9553)IPOの大手初値予想と評価はこうなる!

大手初値予想の数値を調べてみました。親会社がサイバーエージェントであることで注目度は高いと思います。


ソフトバンクも同社に出資を行っているため投資家も成長株として期待していると思います。


最新の初値予想は下記のようになっています!


大手初値予想2,000円前後
※注目度A


人気のアドテクノロジー関連となっていますが株価設定が高いため本当に2,000円に届くのか?と思う気持ちもあります。


想定発行価格は1,380円なので1単元で6万円くらいの利益期待があるようです。


仮条件発表により株価設定がさらに高くなることも考えられます。ただ想定発行価格のPERは89倍にもなります!


サイバーエージェント(4751)は株価1,380円でPER27.94倍です。フリークアウト・ホールディングス(6094)でも株価1,670円でPER29.87倍なんですよね。


同社の事業内容や上場承認時のデータは下記記事でまとめています。

マイクロアドの上場データと初値予想を考察


マイクロアド(9553)IPOの幹事割当数と引受割合を調べました

幹事割当数と引受割合を調べました。主幹事はSBI証券が単独で引受けます。


幹事名割当株数引受割合
SBI証券(主幹事)1,967,100株85.01%
大和証券231,400株10.00%
楽天証券23,100株1.00%
マネックス証券23,100株1.00%
松井証券23,100株1.00%
岩井コスモ証券11,600株0.50%
東海東京証券11,600株0.50%
アイザワ証券4,600株0.20%
極東証券4,600株0.20%
丸三証券4,600株0.20%
水戸証券4,600株0.20%
むさし証券4,600株0.20%


SBI証券引受けが85.01%となっています。株数が多いため引受幹事上位であれば当選の期待はあると思います。


SBI証券のIPOチャレンジポイント枠当選は6万円の利益と考えると250Pくらいが妥当なのかもしれません。モイ(5031)の当選ボーダーが135P、クリアル(2998)が250Pでした。


複数株の当選はなく単元株の配分だと考えてポイントを使用したほうがいいと思います。また、SBI証券からの委託販売が行われるSBIネオトレード証券からの申込みも忘れずに行っておきましょう。


公式サイトでは既に取扱いが発表されています。資金不要でIPO抽選に参加できるため面倒でも申込んでおきましょう。IPOルールは下記記事でまとめています。




マイクロアド(9553)IPOの業績予想と抽選参加スタンスまとめ

最新の業績予想を調べ抽選参加スタンスについて考えてみたいと思います。


人気化する要素はあると思いますが、短期的に賑わいその後は株価が下落するパターンになると考えています。中長期的に株価が上がるには利益面の不安があります。


マイクロアド(9553)IPOの業績予想
※マイクロアド公式サイト引用


業績を確認すると2022年9月期の連結予想を確認することができました。それによれば売上122.28億円となり前期116.71億円から4.77%増、経常利益5.10億円となり前期1.53億円から233.33%増となります。


四半期利益は1.30億円となり前期-3,800万円から黒字化します。利益率がかなり低いようです。またEPSが15.50となっていることから想定ベースのPERは89.03倍になります。配当はありません。


類似企業のPERは現状で40倍以下となっている銘柄が多く同社の株価設定は高いと言えそうです。


ただアドテク関連の上場はそんなもんだと思います。


上場後に業績が悪化する銘柄もあり個人的には中長期で持ちたくない銘柄だと考えています。短期筋には人気化しそうですけどね。


COZUCHIで虎ノ門再開発プロジェクトファンドが登場しました。その内容を深掘りしているので不動産投資型のクラウドファンディングに興味があれば面白いと思います。


利回りが高いとは言えませんが今後の展開により利回り上昇が期待できると思います。詳しくは下記記事でまとめています!


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