ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ(6090)IPO初値予想考察記事になります。


業種:サービス業
市場:マザーズ
公開予定:12/24
BB期間:12/05~12/11


【事業内容】
当社グループは、当社及び販売子会社Human Metabolome Technologies America, Inc.(以下「HMT-A」と言います。)の2社で構成され、「未来の子供たちのために、最先端のメタボローム解析技術を用いた研究開発により、人々の健康で豊かな暮らしに貢献する」ことを企業理念として、研究機関や企業のメタボローム解析試験受託及びバイオマーカー開発を主たる事業として展開する慶應義塾大学発のベンチャー企業です。当社グループは、設立母体である慶應義塾大学先端生命科学研究所及び本社所在地である山形県や鶴岡市等地方自治体と産官学連携のもとに事業を展開しております。

まとめると⇒ メタボローム解析試験受託事業及びバイオマーカー開発事業


【資金使途】
手取概算額1,005,600千円については、「1 新規発行株式」の(注)4.に記載の第三者割当増資の手取概算額上限178,400千円と合わせて、166,400千円をメタボローム解析事業等の質量分析計等の設備資金(平成26年3月期に4,700千円、平成27年3月期に51,700千円、平成28年3月期以降に110,000千円)に、200,000千円を当社の連結子会社であるHuman Metabolome Technologies America, Inc.における運転資金のための融資(平成27年3月期に100,000千円、平成28年3月期以降に100,000千円)に充当し、残額はバイオマーカー事業やメタボローム解析基盤技術開発のための研究開発費(平成26年3月期に69,000千円、平成27年3月期に148,000千円、残額は平成28年3月期以降)に充当する計画であります。なお具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品で運用する方針であります。


100株単位
公募株数  850,000株
売出株数  571,500株
合計枚数 1,421,500株(14215枚)


想定価格 1300円 ⇒ 13万円必要!
仮条件  1300円~1400円


【幹事団】
いちよし証券
極東証券
野村證券
東洋証券
SMBC日興証券
エース証券
岩井コスモ証券
マネックス証券
丸三証券
岡三証券


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仮条件上限は1400円となっており吸収金額に変更が生じます。
公募価格が1400円で決定した場合の吸収金額は約22億円となります。
(算出はOA込み 1300円算出では20.4億円)


ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズIPO 業績動向
↑クリックで拡大します


慶應義塾大学発のベンチャー企業としてすでにリークされていますので
ご存じの方も多いでしょうか。
某サイトでは個人投資家中心とありますが、機関が入って乱高下も面白い
と勝手に思っています。BBはかなりの活況と推測できいちよし証券主幹事
のために初値売りも限定的となると恐れありだと個人的に思います。
よってヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ初値予想は2倍の
2800円以上を予想します。
オーラスIPOとなるために参加者も多いように思えますし上場日の24日は
クリスマスイブなので・・・・ (全く根拠のない妄想)


事業はメタボローム解析試験受託及びバイオマーカー開発が主力でキット販売
やトレーニング人材派遣なども行っています。
またメタボロームとバイオマーカーの説明では目論見書に

人間をはじめとする生物は、筋肉や臓器、骨といった多様な機能を持つ器官から成り立ちますが、これらはアミノ酸や脂質、核酸などの代謝物質(メタボライト)を共通の構成因子としており、代謝物質は全ての生命活動において欠かせない役割を担っています。代謝物質は食事により供給され、運動など日々の活動の中で消費されます。その機能に応じて体内や細胞内を移動し、多くの化学反応によって新しい物質へと作り替えられていきます。このような化学反応のことを代謝(メタボリズム)と呼び、この物質変換は代謝経路という一定の規則により成り立っています。代謝の仕組みを理解することは、私たち自身をより深く知ることに繋がります。


と書かれています。
ん~これだといまいちなので探したところ~

メタボロームとは生体由来の代謝物質の総称で、ATP(アデノシン三リン酸)などの高エネルギー物質や有機酸、アミノ酸などを指す。個々の代謝物質を指す場合にはメタボライトとも言う。
バイオマーカーは血液や尿などに含まれる物質で、疾患などの生体内の変化を定量的に評価するための指標を指す。糖尿病における血糖値や、痛風にかける血液尿酸値などが一例(トレーダーズ・ウェブ)


とまとめている記事を発見!
目論見書を見ていてまとめる意欲が無く拝借しました。
取引先大手には味の素などがあり安心感は多少ありますね。


【幹事配分】
いちよし証券    995,300株  
極東証券      142,100株
野村證券      142,100株
東洋証券       28,400株
SMBC日興証券  28,400株
エース証券      28,400株
岩井コスモ証券  14,200株
マネックス証券   14,200株
丸三証券       14,200株
岡三証券       14,200株


【業績等の概要】
当連結会計年度の売上高は496,296千円(前事業年度比4.9%減)
営業損失は104,812千円(前事業年度は106,132千円の営業損失)
経常損失は93,460千円(前事業年度は47,801千円の経常損失)
当期純損失は95,261千円(前事業年度は46,358千円の当期純損失)


【トレーダーズ・ウェブ】
2013年3月期の売上高構成比は、メタボローム解析事業75.6%、バイオマーカー事業3.6%、メタボロミクスキット事業10.4%、人材派遣事業10.4%。主な販売先は慶応義塾13.1%、味の素10.7%。


【類似企業】
メディビックグループ(2369)PER-倍
総医研ホールディングス(2385)PER170倍
カイオム・バイオサイエンス(4583)PER-倍


PERを算出すると250倍となりPERはあてになりません。
そもそも当たれば大きな利益が転がり込むバイオ事業はPERやPBRなどが
あまり参考にならないため予測が難しいです。
14年3月期では黒字になる見通しなのでボジティブにとらえてよいでしょう。
バイオベンチャー企業でVCは多く存在しますが需給ではやや買い意欲がまさる
と思います。オーラスIPOは割れる事が無いと言われておりますので
公募組の方は上場がたのしみでしょう♪
⇒ ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ(6090)IPO新規上場承認記事へ


ロックアップは90日間で1.5倍解除となっておりますのでお気を付け下さい。
ストックオプションも残っているので微妙ですが、やはりオーラスIPOなので
何かしらプレミアム価値があるのではないかと予想しています。
大きな赤字ではないのでそこそこ評価はできますが、見通しに不安があり
今後の業績に不安があるとも評価しているサイトもあります。
地合いに左右されながらも公募価格は超えると思いますが短期で資金流入が
どれだけあるかだと思います。
オンコリスバイオファーマ(4588)の初値が飛ばなかった事と初値を下回って
推移している事はデメリットだと思います。


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