AnyMind Group(エニーマインドグループ)のIPOが上場中止になるのではないかと事前に予想していましたが、思っていた通りのことが起きてしまいました。
ファンド出口案件で今期も赤字予想、そして上場規模も100億円規模と大型のため心配していました。
※AnyMind Group公式サイト引用
上場により資金調達を行い、その資金を運転資金や人件費に回したいと考えていたようですが夢絶たれた状況でしょうか。
はたから見れば都合の良い上場にも見えるため警戒していた投資家が多かったようです。
本案件で2022年は7社目の中止となり、新型コロナウイルス感染症が蔓延した2020年を彷彿させます。今回はウクライナ問題となっていますが早期解決は難しいようにも思います。
世界の投資市場で混乱が起きているようですが売り方は利益が出ているようですね。また一部のヘッジファンドでは収益が悪化しているそうなので、この状況が長引くと「売りが売りを呼ぶ」可能性も否定できません。
今回の上場中止(延期)は公募組には他のIPOに資金が回るためメリットもありそうです。同社の上場承認記事とプレ初値予想記事は別記事でまとめています。
AnyMind Group(エニーマインドグループ)IPOの評価
AnyMind Group(エニーマインドグループ)が上場中止になった理由は何だったのか?
AnyMind Groupの公式サイトで上場中止(延期)の理由を確認してみました。すると昨今のウクライナ情勢や株式市場の動向などが要因となっています。他社の上場中止でも同様の内容となっているようです。
【AnyMind Group公式サイト抜粋】
AnyMind Group株式会社は、2022年2月22日開催の当社取締役会において、当社普通株式の東京証券取引所マザーズ市場への上場に伴う募集株式発行並びに株式売出しに関し決議いたしましたが、昨今のウクライナ情勢や株式市場の動向等諸般の事情を総合的に勘案し、2022年3月11日開催の当社取締役会において、当該募集株式発行並びに株式売出しの中止と、それに伴う上場申請の取下げを決議いたしましたので、お知らせ申し上げます。
上場手続きの再開は株式市場の動向等を見極めるそうですが、地合い回復となってもファンド売出し色が強いIPOは不人気のため、しばらく再承認はないと個人的に考えています。
そもそも公開株式の他にロックアップ対象外の株数が多く、売り抜けたい株主も多数確認できたため需給に不安があります。
グロース株としては将来性が見込めるのかもしれませんが、今の地合いで同社株を買う投資家は殆どいないと思います。肝心要の外国人が日本株から撤退している状況ですからね。
再承認が行われても上場規模を絞らないと不人気だと思います。短期で利益が抜けるとは思えない案件なのでなおさらだと思います。
黒字化して再承認の流れだと需要が見込める可能性があると思います。ウクライナ問題で公開規模が大きいIPOはほぼ全滅となっています。
2022年12月15日に上場を予定していましたが、またしても上場中止になりました。2回目の承認はグロース市場になり上場規模が約30.9億まで絞られていました。
2回目の上場中止の内容は「確認すべき事項が発生」したためだそうです。また、当該確認に時間を要するものと判断したとあります。IPOに当選した方は利益が期待されていましたが残念な結果となっています。3回目の上場承認はあるのでしょうか。
2回目の上場承認の内容は下記記事にまとめています。
AnyMind Group(エニーマインドグループ)の上場データと初値予想を考察
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