ギックス(9219)IPOの初値予想と幹事割当数などを評価したいと思います。個人的な意見になりますが地合いが悪い場合は公開価格割れの可能性があります。


IPOでは人気業態ですが今期業績が問題です。売上は10億円にも届かないため駆け込み上場と言えそうです。


ギックス(9219)IPOの評価


項目株数データ
想定価格1,070円
仮条件3月11日
公開価格3月18日
公募株数300,000株
売出株数735,500株
公開株数(合計)1,035,500株
オーバーアロットメント155,300株
幹事団野村證券(主幹事)
SBI証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
楽天証券
いちよし証券
委託見込auカブコム証券
LINE証券


事情はわかりませんが東京証券取引所に上場承認されたことが凄いかもしれません。上場費用も今後の利益を圧迫すると考えられます。


TOKYO PRO Market(東京プロマーケット)への上場でもおかしくないレベルの上場です。もしくは地方市場レベルの企業だと思います。


しかし主要取引先は西日本旅客鉄道(JR西日本)やアサヒグループホールディングス、三菱UFJ銀行と言った大手企業名となっています。


kimukimu

実力ある企業だが収益性に乏しいという事かもしれません。



事業は大手企業のDI変革を支援し、主にコンサルティングを行いクライアント企業の事業課題を解決しています。簡単に言えばITコンサルティング会社だと思いますが、従業員数も少なく将来性があるのか微妙です。


売上は伸びているものの上場承認時の予想では今期減益となっているため、初期投資を行う投資家の動向が読みにくいと感じます。


第三者割当増資の発行単価、そしてストックオプション(新株予約権)の行使価格を下回る株価設定がさらに投資家を悩ませます。


基本的にはスルーされてもおかしくないIPOだと思いますが、主幹事が野村證券のため期待できる部分が個人的にあるように思います。色んな意味で楽しみだと思います!


ギックス(9219)IPOの大手初値予想と評価はこうなる!

大手初値予想の数値を調べてみました。大手予想を見る限り公開価格割れはなさそうな気がしています。


投資市場は不安定な状況が続いているため上場日あたりの動向次第でしょう。


最新の初値予想は下記のようになっています!


大手初値予想1,000円~1,500円
※注目度B


業績の低さから公開価格割れも視野に入るようです。


無理やり上場する感じもするため長期で同社株を持ちたいと私は思いません。


本来であれば業績に目をつぶり投機的な売買が行われても良いのですが、地合いが悪いため投資家も慎重になっていると考えられます。


これまでの情報は下記記事でまとめているので参考になればと思います。

ギックスの初値予想を考察!早すぎる上場で赤字不安


ギックス(9219)IPOの幹事割当数と引受割合を調べました

幹事割当数と引受割合を調べました。主幹事は野村證券が単独で引受けます。


公開株数も多いため店頭口座であれば配分確率は高そうです。しかし不安があるためどうでしょうか。


幹事名割当株数引受割合
野村證券(主幹事)932,200株90.02%
SBI証券82,800株8.00%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券10,300株0.99%
楽天証券5,100株0.49%
いちよし証券5,100株0.49%


当選を狙うのであれば入金不要の野村證券だと思います。もしくは野村證券の委託でIPO販売が行われるLINE証券でしょう。


平幹事から申込んでも当選できるかもしれません。不安があるIPOは申込者が少ないため当選確率は通常よりも高いと思います。


LINE証券は5,000円貰えるキャンペーンが行われているため参加していない方は頂いておくとお得です。詳細を下記記事でまとめました。




ギックス(9219)IPOの業績予想と抽選参加スタンスまとめ

最新の業績予想を調べ抽選参加スタンスについて考えてみたいと思います。人気が見込めれば積極的に参加し利益を狙いたいと思います。


ギックス(9219)社員インタビュー
※ギックス公式サイト引用


業績を確認すると2022年6月期の単独予想を確認することができました。それによれば売上9.66億円となり前期7.22億円から33.80%増になります。


経常利益は1,400万円となり前期5,000万円から72.00%減、四半期利益は600万円となり前期5,100万円から88.24%減を予想しています。ちょっとヤバい感じですね。


想定発行価格1,070円を基にPERを算出するとEPS1.30から823.08倍にもなります。類似企業が複数社あるため、投資を行いたいのであればリスク面を考え他社に投資を行ったほうがよさそうです。


ちなみにPBRはEPS270.19から3.96倍になります。通常であればPER20倍~40倍の範囲におさまりそうなんですけどね。ファーストインプレッションの評価はあまり高くないようです。


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