イメージ・マジック(7793)が明日上場します。上場承認時は利益が期待できるIPOと考えていましたが、ウクライナ問題により地合いが悪化したことで積極的になれませんでした。
上場中止となるIPOも複数社あったためブックビルディングを弱めに行っていました。その結果当選はありません。
※イメージ・マジック公式ページ引用
東京証券取引所から発表された気配運用は下記のようになります。
項 目 | 気配運用の内容 |
板中心値段 | 1,740円(公募・売出価格) |
上限値段 | 4,005円(更新値幅87円、更新時間10分) |
下限値段 | 1,305円(通常の更新値幅、更新時間3分) |
注文受付価格の範囲 | 435円以上、6,960円以下 |
同社はオンデマンドプリントプラットフォームの提供を行い、小ロット受注でも対応できる企業です。自動化された受注方法により最短5分で梱包から出荷まで行える特徴があります。
コロナ禍によるEコマース物販市場の拡大により業績拡大が続いています。ただ印刷業はIPOにおいて需要があまり見込めないため初値パフォーマンスは低いとの観測があります。
想定発行価格からディスカウントされ多少割安になりましたが、類似企業と比較するとそれほど割安とは言えません。イメージ・マジックのPERは公開価格1,740円で9.0倍になります。
プリントネット(7805)やビーアンドピー(7804)だと現時点でPER11倍~12倍程度になります。ラクスル(4384)のPER272倍と比べれば割安となりますが、事業規模が異なるため単純に比較するのは難しそうです。
また、某社によればイメージ・マジックの希薄化後PERは13.3倍となるそうです。
初値はあまり期待できないようですが、成長期待からある程度まで買われる可能性もあるそうです。この辺りは外部環境次第だと思います。
上場規模は約9.5億円と軽量級のため短期的にはロックアップが外れる2,610円を狙うこともあり得ます。一喜一憂する市場環境なので上場後どうなるのかわかりませんよね。
そのため利益が狙えると思っていても積極的な抽選参加はできませんでした。同社の詳しい事業内容やこれまでの初値予想などは下記記事でまとめています。
イメージ・マジックの上場データと初値予想を考察
イメージ・マジック(7793)の最終初値予想はこうなる!
イメージ・マジックの最終初値予想を2社分調べてみました。大手予想の最終初値予想は2,000円を予想しています。また別の企業は1,800円となっていました。
公開価格1,740円を超える予想がどちらも出ているためホルダーは一安心でしょうか。ただボラティリティが高い状況が続くため心配もあります。
同社の場合は初値こそ低そうですが、中長期的には買われる可能性のほうが高そうです。
ビジネスモデルに新味は感じられませんが、実力ある企業となっているため地合いが落ち着けば再注目される展開でしょうか。ただコロナ禍の一時的な需要増であれば下値を探る展開もあり得そうです。
業績ありきと言うことですね!
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