シノケンリート投資法人が上場中止を発表しました。スポンサーのシノケングループ(8909)からアナウンスが行われています。
2022年4つ目の上場中止(延期)となり残念で仕方ありません。ただ外部環境が決して良いとは言えないため上場中止も理解できます。
※シノケングループ公式サイト引用
確かにこの地合いで約130億円の吸収は厳しいと思います。ましてや格付けなしの住宅特化型のリートなので需給不安があると思います。
巡行利回りは想定発行価格10万円算出で5.2%と比較的高めとなっていましたが、利回りよりも主幹事の大和証券とSBI証券から「捌き切れない?」と言った提案が行われた可能性もあります。
真相はわかりませんがシノケンリート投資法人を初値で買いたい投資家が今は少ないと判断された可能性があります。
私も今の地合いなら10万円では買いたくありません。利回り狙いならインフラファンドを購入しますからね。もしくは総合型のリートを狙います。
上場承認記事とプレ初値予想記事は別記事でまとめています。
シノケンリート投資法人(2996)の上場データと初値予想を考察
シノケンリート投資法人IPOの分配金と幹事割当数
シノケンリート投資法人が上場中止になった理由は何だったのか?
シノケングループは2020年にシノケンリート投資法人を設立しています。しかし、同業他社の手抜き工事問題やアパートの空室問題などが社会問題となり業績悪化となっています。わかりやすいように名前を出すとレオパレス(8848)になります。
その打開策がリート投資法人の設立となっているようです。色んな意味で問題を抱え話題性もあったと観測があります。
今回の上場中止(延期)の理由はシノケングループ公式サイトで下記のように出ています。
昨今、原油高によるインフレの進行や、米国長期金利上昇に対応する早期金融引き締めへの警戒感が強まる中、足許ではウクライナ情勢の緊迫化による地政学リスクも加わり、市場環境として不確実性が急速に高まりつつあります。このような非常事態ともいえる状況下では、本投資法人の投資口の上場に伴う新投資口の発行による資金調達が必ずしも満足のいくレベルで実現できない懸念が生じております。
これらに鑑み、このまま上場手続きを進めるよりは、状況を慎重に見極め、適切なタイミングでの上場を目指すことの方が、本投資法人の投資価値、ひいては投資家の利益に資するという観点から適当であるという判断に至り、本日開催の本投資法人役員会において、新投資口発行及び投資口売出しを中止すること並びに東京証券取引所不動産投資信託証券市場への上場を延期することを決議いたしました。
※シノケングループ公式サイト抜粋
あまり良い表現ではないと思いますが、同社の資金調達が満足いくレベルでできないと伝わってきます。
分配金を支払うためそう考えるのかもしれませんが、投資家から集めた資金で上場ゴールではありませんよね。捉え方は投資家で異なると思います。
個人的には少しイメージが悪くなったと考えています。再承認となる時期は決算期が2月末と8月末になるためその辺りでしょうか。
大手の評価もどちらかと言えば低いように思います。同社株と比較した場合は格付けが付いているリートを選択したほうが賢明か?とも感じます。
外部環境が落ち着きリート指数が高くなった状況下での再承認であれば問題ないと思います。どうでしょうか。
また、リートIPOへの投資を検討している方はクラウドファンディングで分配金(利回り)を狙ってみては如何でしょうか?
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