Green Earth Institute(9212)のIPOがマザーズに新規上場承認されたのでご紹介したいと思います。グリーン アース インスティテュートという社名で、生産設備を保有しない事業形態となっています。


主幹事はみずほ証券が務め公開株数3,840,200株、オーバーアロットメント576,000株と株数が多いためIPOに当選しやすそうです。


上場規模は想定発行価格1,060円から計算すると約46.8億円になります。ただVC売出し色が強い銘柄になります!


Green Earth Institute(9212)IPOが上場承認
※グリーン アース インスティテュート公式サイト引用


面白そうな企業だと感じましたが業績が良いとは言えませんでした。複合的なビジネスを展開し自社でフェーズを設定し企業規模の拡大となる道筋を作っている企業だと感じます。


アミノ酸に代表される食品添加物及び飼料添加物市場で自社技術のライセンス供与を行い、製品シェアの拡大などを狙います。


バイオ樹脂原料を対象としたビジネスや食品添加物、化粧品原料分野などにも取り組みます。


将来的にはSDGsの達成のための法規制等を見据えた、バイオマス由来の製品需要拡大を狙ったビジネスも展開するそうです。ワクワク感はありますよね。


Green Earth Institute(9212)IPOの上場基本データと引受幹事について調べました

項目上場基本データ
上場日12月24日
市場マザーズ
業種サービス業
事業内容バイオリファイナリー技術を活用した、グリーン化学品の開発及び事業化
ブックビルディング12月08日~12月14日
想定価格1,060円
仮条件1,060円~1,160円
公開価格1,160円
初値結果1,160円(公開価格同値)
企業情報http://gei.co.jp/ja/
監査人有限責任あずさ監査法人
手取金の使途
  • 設備投資資金
  • 運転資金


項目株数データ
公募株数940,000株
売出株数2,900,200株
公開株数(合計)3,840,200株
オーバーアロットメント576,000株
上場時発行済み株数10,063,000株(公募分を含む)
想定ベースの時価総額約106.7億円
幹事団みずほ証券(主幹事)
大和証券
SBI証券
SMBC日興証券
ちばぎん証券
委託見込SBIネオトレード証券
DMM.com証券


Green Earth Institute(9212)の事業内容と上場に伴う評判を考察してみました

想定発行価格1,060円を基に吸収金額を算出すると約40.7億円となり、オーバーアロットメントを含めると約46.8億円規模の上場となります。


ベンチャーキャピタルの売出株数が多い案件で吸収金額も大きいことから要注意案件でしょう。


同社はコリネ型細菌という微生物を活用した、高効率な発酵技術(バイオプロセス)をコア技術とする技術開発型ベンチャーです。なんだか凄く興味がある業態なんですよね。


現在石油を原料として生産されている化学品を、農業残渣や食品残渣等のバイオマス由来のものに転換します。また従来バイオマスから生産されている製品を、より効率的な生産方法に代替していくことも行っています。


石油を使わず、バイオマスから化学品を作る「バイオエコノミー」と資源の循環により持続的な社会を作る「サーキュラーエコノミー」の両方を同時に実現するそうです。


Green Earth Institute(グリーン アース インスティテュート)の業績
※有価証券届出書引用


自社では生産設備を保有せず、研究開発事業とライセンス・製品販売事業の2つのビジネスモデルを軸としている企業です。


新技術の商用化には大別して4つの段階があります。Stage0~1が研究段階、Stage2が開発段階、Stage3が商用化段階になります。


収益はStage2において研究開発収入、Stage3においてはアドバイザリー収入やライセンス一時金、ロイヤリティ収入、製品販売収入を収益として計上することになっています。


開発対象とする製品や提供するサービス等の区分とパートナー企業の組合により研究開発から商用化までの流れに沿って進められる案件をパイプラインと呼んでいるそうです。


創薬バイオみたいな感じなんですね。


Green Earth Institute(グリーン アース インスティテュート)事業の特徴
※有価証券届出書引用


得意とするバイオリファイナリー技術には4つの特徴があります。


増殖非依存型バイオプロセスでは、微生物(コリネ型細菌)が増殖できない酸素抑制条件において、増殖をしないものの代謝活性を高く維持するという特徴に着目し、増殖をさせずに代謝のみを行わせることにより、低コストで高い生産性を発揮する独創的な発酵法だそうです。


従来とは異る方法で効率化が見込めると言うことでしょう。


また、高効率な生産を実現するために微生物自体に改良を与えています。数値流体力学を使った効率的なスケールアップを行い、リサイクルプロセスを用います。


これらの特徴的な技術の組合せによって、遺伝子操作により高度に機能が設計された微生物を活用した、高効率なバイオプロセスを実現しいるそうです。


Green Earth Institute(9212)IPOの販売実績と取引先
※有価証券届出書引用


凄いビジネスなのかもしれませんがIPOとしてどうなんでしょうね。


カーボンニュートラルにも関係する企業なので将来的には有望かもしれませんが、上場時は機関投資家から買われるかどうかでしょう。


個人投資家はVC売出しに嫌気がさしていると思います。


Green Earth Institute(9212)の株主状況とロックアップについて調べました

会社設立は2011年9月01日、東京都文京区本郷七丁目3番1号に本社を構えます。社長は伊原智人氏(1968年3月30日まれ)、株式保有率は5.78%(600,000株)です。


従業員数30人で臨時雇用者4人、平均年齢46.1歳、平均勤続年数3.8年、平均年間給与5,442,000円です。


セグメント別従業員数は研究開発部門20人(臨時4人)、営業部門3人(臨時0人)、企画/管理部門7人(臨時0人)となっています。


氏名又は名称所有株式数(株)所有株式数割合(%)ロック
UTEC2号投資事業有限責任組合1,857,000株17.88%
公益財団法人地球環境産業技術研究機構1,800,000株17.33%
伊原 智人600,000株5,78%
PNB-INSPiRE Ethical Fund1投資事業有限責任組合486,000株4.68%
ニッセイ・キャピタル5号投資事業有限責任組合459,000株4.42%
DIC株式会社417,000株4.01%
UMI1号投資事業有限責任組合402,000株3.87%
※株主上位7名の状況、△表示は新株予約権を表します


上位株主には180日間(2022年6月21日まで)のロックアップが付与されています。ロックアップ解除倍率の記載は目論見にありません。


この他、ベンチャーキャピタル等に対して90日間(2022年3月23日まで)のロックアップ期間、さらに発行価格の1.5倍以上でロックアップが解除される設定が設けられています。


また、上場前の第三者割当等により割当てを受けた者との間に継続所有等の確約を行っています。親引けはありません。


Green Earth Institute(9212)IPOの初値予想と幹事引受け株数をチェックしました

大手初値予想は仮条件発表後に掲載を予定しています。しばらくお待ちください。最新業績予想の他、仮条件発表後のPERやPBRなども後日追記します。


仮条件範囲は想定発行価格を下限として1,060円~1,160円に決定しています。某社レポートを見る限りこの価格が適正のようには思えません。評価できる材料が少ないようです。


個人的には多少なり利益が見込めるのかも?面白いかも?と考えていましたが、世界基準で考えると色々問題もあるようです。海外勢への販売割合が少なければ厳しいかもしれないと感じました。


買われる材料を考えるとテーマ性がある事とグロース株への将来性でしょう。実質、商品化できているのは食品だけのようです。


黒字化するタイミングでの上場は好材料ではあるものの将来性が見えにくい事業のため、初期投資への不安も大きいと考えられています。


大手初値予想1,000円~1,200円
修正値は変化なし

※注目度A


業績を確認すると2022年9月期の単独予想を確認できました。それによれば売上8.42億円で前期比67.73%増、経常利益-0.25億円となり前期-0.63億円から赤字縮小となります。


四半期利益は0.75億円となり前期-0.74億円から黒字転換予定です。無理やり黒字化しているようにも感じますよね。


公開価格が1,160円決定の場合の指標はEPS7.71からPER150.45倍、BPS180.61からPBR6.42倍になります。配当や株主優待の設定は現時点でありません。


同日7社上場のため選ばれないIPOになる可能性が高く、テーマ性や黒字化予想を活かせない銘柄のようです。


また将来性は期待できるようですが、世界市場に目を向けることになるため競争の優位性が何処にあるのか?と言った疑問もあるようです。機関投資家の参戦期待が低いと言った話も出ているようです。


投資を行う際はリスク面も考えて投資を行ったほうがよさそうです!


幹事名割当株数引受割合
みずほ証券(主幹事)3,456,200株90.00%
大和証券96,000株2.50%
SBI証券96,000株2.50%
SMBC日興証券96,000株2.50%
ちばぎん証券96,000株2.50%


上場承認段階で参戦して良いIPOのなのか微妙です。当選を狙うのであれば主幹事みずほ証券になります。他の銘柄と上場日が被っているため、利益を出すには相当な人気が必要だと思います。


同社株を買いたいのであれば上場してから買ってもいい気がします。VCのロックアップ90日間が過ぎてからでもいいかもしれません。


ただ人気化すると一気に上に行きそうな気もします。リスクはありますよね。




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類似企業のPERやPBRを調べました

類似企業とPERやPBRは仮条件発表後に記載したいと思います。


類似企業PER
PBR
ファーマフーズ(2929)PER15.7倍PBR7.8倍
ユーグレナ(2931)PER-倍PBR6.4倍
ハーバー研究所(4925)PER95.23倍PBR0.83倍
※2021年12月09日の株価基準

ストックオプションの株数や発行価格を調べました

ストックオプション行使期間株式の数発行価格
2018年7月20日~2022年7月20日150,000株50円
2018年6月16日~2026年5月15日81,000株50円
2019年11月18日~2029年11月17日180,000株61円
2019年11月18日~2049年11月17日42,000株60円
2021年11月16日~2029年11月15日820,500株60円


ストックオプション(新株予約権)は全株数の1,273,500株が上場時に行使期限を迎えます。


目論見では潜在株式数が1,264,500株で発行済株式総数及び潜在株式数の合計が10,387,500株となっています。12.17%の割合になります。


また提出日現在のVC等が所有する株式数が4,320,000株になり、発行済株式総数9,123,000株の47.35%となっています。


Green Earth Institute(9212)IPOの評価と申し込みスタンス!まとめ

Green Earth Institute(グリーン アース インスティテュート)のIPOはとりあえず保留銘柄です。


機関投資家の評価が高ければ申込を行いたいと思います。2021年12月のIPOは公開価格割れしそうな銘柄も多そうですからね。


Green Earth Institute(9212)IPOの評価
※グリーン アース インスティテュート公式サイト引用


米国や欧州等ではバイオテクノロジーと経済活動を一体化させた「バイオエコノミー」が社会的な役割を果たしているようです。日本も遅れて始動するようです。


海外の先進国では微生物を利用した工業化の競争が激化しているそうなので、いずれ日本にもその時が訪れると考えらえます。


単純なビジネスモデルではなく、様々なニーズや課題を抱える他社との研究開発を実施し、事業化可能な技術レベルまで発展させることを目標にしています。


収益はライセンス契約もしくは自社販売によるビジネスモデルです。


黒字化する前に上場なのでそこが心配ですね。バイオ化学品というテーマ性はあるため人気化する可能性もあるかもしれません。


COZUCHIのタイアップはまだ余裕があるそうです。不動産投資型のクラウドファンディングに興味があれば嬉しい特典だと思います。


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