タカラレーベン不動産投資法人(3492)が公募増資(PO)を発表しました。詳しく内容をまとめたので参考になればと思います。最大で約130.7億円の吸収を予定しています。
総合型のJリートになりメインスポンサーはタカラレーベンになります。テレビCMも行われているためタカラレーベンの知名度は比較的高いはずです。
※タカラレーベン不動産投資法人公式サイト引用
サブスポンサーとしてはPAGインベスト・マネジメント、共立メンテナンス、ヤマダ電機の名前が挙げられます。格付けも付いたリートになり、ぼちぼち人気だと考えています。
今回の公募増資では12物件を取得し263.10億円の取得金額の増加となります。これによりポートフォリオ全体の資産規模は1,131億円となる予定です。
取得により2022年2月期の業績予想も修正され、1口当たり分配金が利益超過分を含め3,000円になり、約3.4%増加する見込みとなっています。
ホルダーとしては嬉しい材料でしょう。
株価は頭打ち状態となっていますが、取得価格合計金額が1,000億円の大台を超えたことは喜ばしいことだと思います。
取得後のNOI鑑定利回りは4.3%になり、平均稼働率は97.7%、平均築年数は19.7年になります。また鑑定LTVは47.4%です。平均築年数は2020年8月期末で21.9年になるそうなので、今回の取得でやや改善されます。
上場時点(2018年8月期末)では25.3年になるそうなので若返っていると言えそうです。
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タカラレーベン不動産投資法人(3492)の公募増資(PO)の詳細を確認してみました
タカラレーベン不動産投資法人の公募増資(PO)主幹事や公募口数などを確認してみました。主幹事はSMBC日興証券とみずほ証券が共同で行います。ブラックランナーはSMBC日興証券です。
項 目 | その内容 |
銘柄名 | タカラレーベン不動産投資法人(3492) |
上場市場 | 東証REIT |
主幹事 |
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引受人 | 野村證券 |
公募口数 | 112,500口 |
売出口数 | 0口 |
オーバーアロッメント | 5,400口 |
合計 | 117,900口 |
希薄化 | -% |
仮条件 | 2.5%~5.0% |
決算月 | 2月、8月 |
格付け |
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スポンサー | タカラレーベン(メインスポンサー) |
メインスポンサーのタカラレーベンが開発した物件を中心に同投資法人は運営されています。
総合型リート(REIT)の強みを活かした積極投資と安定運用が強みとなっています。オフィスや住宅を中心としていることから、コロナ禍でも内部成長を実現できているとあります。
また、アセットタイプや個別不動産の特性と市場状況を鑑みた、最適なポートフォリオの構築が可能となっています。投資家から見れば微妙かもしれませんが、資産規模が拡大しているため、より安定を目指すと考えられます。
同投資法人は商業施設やホテルなどの物件も保有しているため、コロナ禍の影響を受ける可能性も多少あるかもしれません。
第9期(2022年8月期)業績予想では、固都税や管理委託費、運用報酬等の増加により前期予想比6.6%減となるそうです。
※日本証券金融公式サイト引用
タカラレーベン不動産投資法人は貸借銘柄のため日証金で確認してみると、既に申込み停止が発表されていました。
売建を行う場合は一般信用売建になりそうです。厳しいと思うので参加される方は現物配分で受渡日まで待つことになりそうですね。
リート指数も頭打ち状態なのでPO配分を現物で持つにはややリスクがありそうです。手数料負けしなければと言った感じでしょうか。
タカラレーベン不動産投資法人(3492)の公募増資(PO)日程と分配金を確認してみました
公募増資(PO)の日程を調べてみました。値決め日は8月23日が濃厚でしょう。余程のことが起きない限り、価格決定日の初日に決めてくるはずです。
項 目 | その内容 |
価格決定日 | 8月23日~8月26日 |
申込期日 | 発行価格等決定日の翌営業日 |
払込期日 | 2021年9月01日 |
受渡期日 | 2021年9月02日 |
発行価格 | 112,417円 ※割引率は2.50%に決定 |
今後は資産規模1,500億円へ向けて安定性を重視したポートフォリオ構築を目指すそうです。
コロナが心配だと考えていましたが、長期契約期間が残存するテナントが入居している底地の組入れなど賃貸借契約の長期化により、厳しいコロナ禍においても収益の安定性の向上を実現していると目論見にあります。
また分配金の推移は下記のようになります。
※タカラレーベン不動産投資法人公式サイト引用
第7期は3,100円維持のようですが、第8期(2022年2月期)は3,000円、第9期(2022年8月期)は2,800円の予想が出ています。分配金には利益超過分が含まれているので注意してください。
営業収益で10%以上、経常利益及び当期純利益で30%以上の乖離が生じたため、2022年2月期の運用状況及び分配金の予想修正が行われています。
分配利回りは現在の株価126,000算出だと4.76%になります。分配率が高めとなっていますが売禁により参加者は減ると考えられます。
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