CAMPFIRE Angels(キャンプファイヤー エンジェルス)の出縄良人氏にインタビューをさせて頂きました。株式投資型クラウドファンディングに興味がある方は必見の内容となっています。投資家の口コミを超えた材料が含まれています!
CAMPFIRE Angelsに投資を考えている方だけではなく、既にECFへ投資を行っている方にもたいへん参考になる内容だと思います。これまで数々の企業にインタビューを行ってきましたが、情報量が何処よりも多いと感じています。
同社の運営はDANベンチャーキャピタルが行っています。CAMPFIREグループになるため個人的に気になることもお聞きしています。
株式投資型クラウドファンディングへの投資はリスクが高いと思っている投資家も多いと思いますが、貴重な内容が含まれているため今回のインタビューはかなり参考になると思います。
未上場企業に投資を行うためハイリスクハイリターン投資になります。純粋に投資を楽しむ以外にも投資先企業の成長を楽しめるため、エンジェル投資家に人気があります。
各ECF事業者により考え方や取り組み方が多少異なるようですが、株式投資型クラウドファンディング市場全体としては盛り上がりを見せています。
今回はDANベンチャーキャピタルの代表取締役社長である出縄良人氏に詳しく解説して頂きました。早速内容を確認してみたいと思います。ワクワク感がたまりません!
CAMPFIRE Angelsが得意とする事業領域やCAMPFIREグループについて質問!
同社が得意とする事業領域や自社の強みをお聞きしました。ネットで口コミなどを見ていると「情報量が多い」と言ったツイートなどを見かけることが多かったため、その理由もお聞きする事ができました。また、CAMPFIREグループのサービスを複合的に利用する企業もあるかもしれないと個人的に思ったため質問をしています。
商品を販売する企業が資金調達を行う場合は、同社グループの購入型クラウドファンディングを利用すると面白いと思ったんですよね。
※代表取締役社長の出縄良人氏
CAMPFIRE Angelsで取り扱われる株式投資型クラウドファンディングの分野(業種)や最も得意とする領域を教えてください。同業者も複数社確認できることから、比較した場合の強みも教えてください。
現状、取り扱うプロジェクトに関してはまだ試行錯誤の最中となります。CAMPFIRE Angelにご登録頂いている投資家の皆さまのご興味が特に強い分野に注力してプロジェクトの準備をして参りたいと考えています。
例えば、投資家登録時のアンケート調査結果では「AI,IoT,ブロックチェーン」等の成長市場に注目が集まっていることがわかっています。(参考:株式投資型クラウドファンディング「CAMPFIRE Angels」投資家動向に関する調査「長期的な成長期待」が60%、「AI」「IoT」等に興味、70%が非上場株式投資未経験
また、募集における「上場企業基準のディスクロージャー(情報開示)」は、他社と比較した際の強みとして自負しております。上場企業の作成する「有価証券報告書」や上場時の「目論見書」と同レベルの情報を開示しておりますので、他のどのプラットフォームよりも詳細に情報を把握し、投資判断をして頂くことが可能です。
株式投資型クラウドファンディングを利用した資金調達を行った後に、CAMPFIREグループのサービスを利用し、さらに資金調達を行うことも可能なのでしょうか?例えばECF利用後に購入型のクラウドファンディングを利用することなどです。資金調達企業によってはマッチングすることも考えられます。
もちろん可能です。株式投資型クラウドファンディングは「資本」を強化することでスタートアップの挑戦を後押しする仕組みですが、対して購入型クラウドファンディングは「売上」を向上させるための仕組みです。
購入型クラウドファンディングはテストマーケティングの観点での利用も多く、ただのアンケートやユーザーインタビューと比較して「実際にお金を払って購入行動をしてくれる人」がどれだけいるか、どこにいるか、というデータを取ることができます。更に、実際に購入してくれたユーザーから意見やフィードバックを頂くことができることも、ユーザーニーズを調査する上で非常に有効です。
株式型に参加した株主が、さらに購入型でユーザーとなって「売上」に貢献すると、業績向上につながり、それが配当や企業価値の上昇に寄与することも考えられるため、相乗効果は非常に大きいと考えています。
反対に、まず購入型クラウドファンディングでプロジェクトを立ち上げ、プロダクトやサービスの魅力を理解してもらったうえで、株式投資型クラウドファンディングで株主を募るという方法も効果的です。昨年、CAMPFIRE Angelsを通じた2回の募集で3,970万円を調達した株式会社インターメディア研究所の事例をご紹介します。
株式会社CAMPFIREが運営する購入型クラウドファンディング「CAMPFIRE」にて、2020年8月08日から9月27日までの期間、ドットコードを活用したオンライン手書きボード「Gridwork」の先行販売を開始したところ購入者は600人を超え、目標額100万円に対して達成率540%、約540万円もの支援を集めました。
そしてその期間中となる9月25日より募集を開始した株式投資型クラウドファンディングでも多くの注目を集め、募集開始「4分」で「目標募集額1,000万円」を達成、最終的に2,960万円の資金を調達することとなりました。
加えて、「Gridwork」に対する多くの方々からの要望を受け11月に「アンコールファンディング」という形で先行販売を再開、さらには、株式投資型クラウドファンディングの反響を受け、既存株主様に増資のお声がけをする計画だったところを変更し、再度CAMPFIRE Angelsにて約1,000万円の追加募集を行うなど、購入型クラウドファンディング・株式投資型クラウドファンディングを併用することによるシナジー効果を実感しています。
今後もグループ全体での連携を強化し、購入型・株式型・融資型・寄付型・コミュニティと、あらゆる形で資金を集められるCAMPFIREグループだからこそ取り組める、企業の特色や事業フェーズに応じた支援を行っていきたいと考えています。
個人的に気になっていたCAMPFIREグループを利用した複合的なサービス利用は既に行われていました。
※CAMPFIRE公式サイト引用
Gridworkが購入型クラウドファンディングを利用してペン型デバイス「Gridwork」の販売を行っています。株式投資型クラウドファンディングでも資金調達を行っているそうです。
しかも同社の追加募集で1,000万円をクリーアしているためかなり期待できる企業のようです。
これからも株式型と購入型のクラウドファンディングなどを利用した企業が登場すると盛り上がると感じます。株主は商品を購入することで、企業応援につながるため良いサイクルだと思いました!
この他、CAMPFIREグループでは融資型クラウドファンディングも行っています。融資型クラウドファンディングについては下記記事でまとめてみました。
COMMOSUS(コモサス)に口座開設を行い投資を行いました。そこで評判と評価をまとめ、投資においてデメリットがないのか考察してみました。投資を行う価値があるのか?儲かるの?と言ったことに注目し解説します …
審査体制と投資リスクを下げる方法、さらにDANベンチャーキャピタルの狙いとは
同社で取扱いが行われる企業の審査体制などをお聞きしてみました。これから投資を行う方は特に気になると思います。またハイリスクハイリターン投資になるため、リスクを下げる方法をお聞きしています。投資は自己責任だと思いますが、企業の代表はどんなことを考えているのか?と思ったため恐縮ながら質問を行ってみました。そしてお返事を頂き感謝しております!
貴社の審査体制について詳しく教えてください。資金を調達したい企業のどんなところを確認しているのでしょうか?経営者の実力や事業計画はもちろん重要だと思いますが、投資家は何を確認することで投資リスクを下げることができますか。
【審査体制及び審査内容について】
CAMPFIRE Angelsサイトにも掲載しております「取扱要領」(https://angels.camp-fire.jp/terms/handling_procedure)内、「主な審査項目、審査の手法の概要」に詳細を記載しておりますので、ぜひご覧いただければ幸いです。さらに当社では独自で作成した「審査チェックリスト」に従い「事業内容、事業計画、リスク情報」などにつき詳細な審査をおこなっています。
【投資リスクを下げる方法について】
そもそも、非上場企業への投資はハイリスクが前提です。特にスタートアップ企業への投資は、発行会社の事業性や独自性、マーケット規模の予測を前提とした事業計画の妥当性を判断し、その将来価値に投資することになります。
しかし、会社経営者は自己の事業要素(マーケット、占有率、顧客獲得、人材獲得、設備投資計画)等の分析や数値計画が楽観的な方向にバイアスがかかりがちです。投資家の皆さんは、発行会社の事業計画について各要素、前提条件などの仮説が妥当で算定根拠が合理的か否かをご自身で判断いただく必要があります。
そこでご確認いただきたいのが、開示しているリスク情報の内容です。
非上場会社に共通するリスクはもちろん、発行会社の事業環境、事業内容、事業体制などについて、顕在化している経営課題及び潜在的なリスクを記載しておりますので、このリスクを十分に認識したうえで企業が事業計画を立て、経営に当たっているかをご判断いただきたく思います。
この分野の投資の専門家であるVCにおいて、特に日本ではIPOでのEXITを前提に投資を行っているVCが少なくありませんし、個人の投資家にとっても、IPO志向の企業を投資対象として選ぶことは間違っていることではありません。
VCでは上場によりEXITに成功する投資先は10社のうち1~2社。それでも全体ではリターンが生まれるのは、一部の成功する投資から生まれるキャピタルゲインが、多くのキャピタルロスを補う構造であるからに他なりません。
日本の証券市場ではIPO時の時価総額は平均100億円程度。上場が見込める企業に5億円の企業価値の時に投資を行っておけば、上場まで成長することができれば平均的な上場では20倍のゲインとなります。ということは10社中、1社上場し、あと9社が損失となっても、全体では2倍の利益となるわけです。
VCの投資は1社あたり数千万円~数億円ですが、CAMPFIRE Angelsでの最低投資単位はこれまでのところ10万円です。100万円の予算でも10社に投資ができます。少額の資金でVCのポートフォリオのような投資ができるので、IPOでのEXITを前提とするのであれば、是非、分散投資を心がけていただきたく思います。
最終的な投資に際しての判断はお客様ご自身で行っていただくこととはなりますが、ご検討いただくにあたり、不明な点や気になる点がございましたら、プロジェクトの事前開示期間には投資家の皆さまからの質問を受け付けておりますので、ぜひお問い合わせいただければ幸いです。
IPOが思うように当たらない方は10社中1社の上場を狙ってみると面白いかもしれません。具体的な数値を出縄氏に頂いたため参考になると思います。
また過去に別のECF事業者から頂いたお言葉でも10社中1社上場すれば「成功」と言ったお話をお聞きしたことがあります。投資を行うイメージやポイントになるようです。
投資家はECF事業者のプラットフォームを利用できるため、10%の上場成功割合を高めることもできると個人的思うところがあります。素人が投資を行うため、割り切ることも大事だと思いますがここに投資リスクと面白さがあると感じます。
人気が見込める案件はすぐに満額となることもあるため、常にアンテナを張っておく必要があるのかもしれません。
CAMPFIRE Angelsの運営はDANベンチャーキャピタルとなっています。VC事業やCVC支援、さらにベンチャーキャピタリスト養成講座などを事業で行っているとあり、株式投資型クラウドファンディングでもその力が発揮されると考えています。可能であればCAMPFIREグループに入った経緯などを教えてください。旧GoAngel単体でも同様のサービスを行っていたため個人的に気になりました。
ご認識頂いている通り、DANベンチャーキャピタルでは株式投資型クラウドファンディング「CAMPFIRE Angels」以外にも事業を展開しております。しかし全ての事業は「スタートアップを始めとする中小企業に資本市場の裾野を拡げること」に繋がっていて、それは「資金調達の民主化」を掲げるCAMPFIREとも、とても強いシナジーを生み出せるものだと考えておりました。
実際に、購入型クラウドファンディングや融資型クラウドファンディングからの連携プロジェクトも早速生まれています。
例えば購入型で一定のファン獲得やテストマーケティングを終えた後、より事業を拡大していくために株式投資型で資金調達をする、というルートをCAMPFIREグループで提供できるようになることは、業界内でも唯一の強みになっていくと考えています。
CAMPFIREグループにしかできないこともあると考えられるため、今後の成長に期待できそうです。
スタートアップ企業やベンチャー企業への投資が、日本市場で活性化すると願う気持ちもあるように感じ取れます。資金調達のプロが考える思想を少し垣間見れたように思います。
未上場企業に投資を行う場合に気を付けること!?投資家サポートの状況も聞いてみた
未上場企業(非上場企業)に投資を行う考え方などをお聞きしてみました。私のブログでも企業別に情報を掘り下げて投資内容を取上げることもありますが、株式投資型クラウドファンディングを行う銘柄の情報を毎回調べることはできません。そこで投資を行うスタンスなどについてお聞きしてみました。
私はIPOブログを運営しているため読者のなかには「株式投資型クラウドファンディング」に興味を持たれている方も多いようです。未上場企業に投資を行う場合はどんなところに気を付ければよいのでしょうか?一般的に複数社に分散投資を行ったほうがよいと言われていますが、どのようにお考えでしょうか。
日本証券業協会が定める「株式投資型クラウドファンディング業務に関する規則」では「株式投資型クラウドファンディング業務において取り扱う店頭有価証券(非上場株式)の取得に当たっては、配当及び売却益等金銭的利益の追求よりむしろ、当該店頭有価証券の発行者及びその行う事業に対する共感又は支援が主な旨とされるべきこと。」と記載されています。
投資家の皆さまの中には、投資した企業がIPOやM&Aに至ることを期待される方も多くいらっしゃることは理解しておりますが、未来あるベンチャー企業、スタートアップ企業のミッションやビジョンに共感し、事業を応援したいという気持ちで株主になってくださる「エンジェル投資家」を増やしていきたいと考えています。後述いたしますが、ご自身のポートフォリオの資産配分において無理のない範囲で、共感・応援できる企業に出会う楽しみを味わっていただけると嬉しく思います。
非上場株式投資における共通の最大リスクは流動性リスクと言えるでしょう。「売りたいときに売れない、買いたいときに買えない」のが非上場株式投資です。また投資した非上場株式がIPOやバイアウトにより換金できたとしても、投資期間が中長期(短くても3年~5年)になり、その間は投資資金が凍結されることを前提に投資いただく必要があります。
(※後述いたしますが、このリスクを最小限に抑えるため、また、流通市場が整備されてこそ非上場会社へのリスクマネー供給が活性化されると考えていることから、株主コミュニティー制度への参入に向けて準備を進めております。)
非上場株式投資は、投資可能な資産セクター(国内株式・債券、海外株式・債券、FX、商品、不動産など)の中でも極めてリスクの高い投資です。そこで、まずはご自身の全資産に占める非上場株式のポートフォリオ(資産配分)割合を例えば10%以下に抑えるといった判断をされるのが適切であると考えます。
先に申し上げましたように、VCやCVCといったプロでも成功率は高くない投資分野ですので、リスクの高い非上場株式における分散投資を行っていただくことも重要です。しかし、分散投資をするための指標に困るのも非上場株式投資といえます。上場株式のように割安株、成長株という指標はありませんし、感応度(市場、金利、為替など)による分類も不可能です。
業種・業態での分類が限界ともいえますが、人気のセクターは時代等によりかなり偏りが
出ることや、既存の区分では分類できない事業もどんどん出てきます。分散投資は重要だが定説はないというのが実情かと思われます。
ご自身の得意な分野、期待したい事業、信頼できる経営者とそのチームなど、投資家の皆さまご自身の判断基準により選択した分散投資スタイルを構築頂きたいと考えます。
取扱い案件は1ヶ月にどのくらいの数を予定しているのでしょうか。また案件が成立した場合の投資家へのサポート体制はどのようになっていますでしょうか。四半期決算の報告以外にも何か通知が行われることがあるのでしょうか。
現状では月に1~2件のプロジェクト公開となっておりますが、2021年中には月に3~4件ほどまで伸ばしていけたらと考えております。
投資家さまへのサポートとしては、決算報告以外にも何か発行会社の方でイベントや発表があった場合には発行会社からレポートが届きます。今後は、それ以外にも投資家さま限定のセミナーやミートアップ等も提供していけたらと考えています。
新手数料体系でレーマン方式(逓減手数料率制)の発表が行われています。これは業界では新しい取り組みになるのでしょうか。また、海外では一般的に行われているのか合わせて教えて頂ければと思います。
株式投資型クラウドファンディング業界では新たな取り組みです。他業界に関して申し上げますと、取り扱い金額が大きくなる有価証券に係る投資運用業界(特に投資一任業務)やM&A業界では、レーマン方式(逓減手数料率制)は広く普及しています。また、海外においても国内と同様と推察します。
CAMPFIRE Angelsのプロジェクト発表を待っている投資家もいると思います。そこで1ヶ月にどのくらいの案件が期待できるのか伺っています。
新型コロナウイルス感染症の影響で取扱いにブレも出てくると思いますが、投資家として気になるところです。また、レーマン方式(逓減手数料率制)の手数料方式が発表されていたためお聞きしています。
投資初心者にはわかりにくいため参考になりますよね。
CAMPFIRE Angels投資案件のバリュエーションや株価設定について答えて頂きました!
株式投資型クラウドファンディングを事業として行う企業に聞いてみたいことがありました。どんなところを確認しバリュエーション(時価総額)や株価設定が行われるのか気になっていました。あまりふれてはいけないところなのかな?と思いましたがインタビューだったらお答えいただけると思い、攻めた質問を行ってみました。
読者に聞かれたこともあるため解決できればと思いました。
投資案件のバリュエーションや株価設定等はどのようにして決定されているのでしょうか?投資対象が主にスタートアップ企業のため、株価設定となる指標がどのような計算で行われるのか教えてください。
【非上場会社の株式価値評価について】
非上場会社の価値算定方法がいくつかある中で、市場価値、将来価値を見込んだ算定方法は以下の2方式が主流でしょう。
1.マーケット・アプローチ(類似会社比較法)
マーケット・アプローチとは、市場における取引価格を参考にして事業価値を算定する方法です。評価にあたり参考にできるマーケットとは株式市場です。
この評価方法は、評価対象事業と類似する上場会社の株価に対する一定の財務指標の比率を評価対象事業の財務指標に適用して事業価値を算定する方法です。ある程度の類似性が認められれば、上場会社の公表財務情報および市場株価にもとづいて評価額を算定するので相対的に客観性が高い評価方法でもあります。
2.インカム・アプローチ
インカム・アプローチは、事業から得られる将来の予想利益やキャッシュ・フローにもとづいて事業価値を算定する方法です。この評価方法は企業の動態的かつ継続的な考えに立っているので、評価対象事業の将来の損益見通しがその評価の基礎となります。このインカム・アプローチとしては、DCF法(ディスカウ ント・キャッシュ・フロー法)や収益還元法などがあります。
(1)DCF法
DCF法は、期待収益率(割引率)を利用しながら、将来一定期間において評価対象事業が生み出す株主還元可能資金であるFCF(フリー・キャッ シュ・フロー)の現在価値を計算することにより事業価値・株式価値を算定する方法。
(2)収益還元法
収益還元法は、評価対象事業の正常利益を推定し、当該事業のリスクを反映させた期待収益率を適用して事業価値・株式価値を算定する方法。収益還元法による事業価値は、将来の想定収益を永久還元することにより算定します。
・当社の株価算定に対する考え方
マーケット・アプローチ(類似会社比較法)は、市場で取引されている株式との相対的な
評価アプローチであるため、市場での取引環境の反映や、一定の客観性には優れているものの、対象会社が成長企業である場合、事業の成長性が評価に適切に反映されない可能性があります。
一方で、インカム・アプローチは一般的に企業が将来獲得することが期待される利益やキャッシュ・フローに基づいて評価することから、将来の収益獲得能力や固有の性質を評価結果に反映させる点で優れています。
さらに、評価対象会社は事業計画を策定し、その妥当性については当社の審査を経ており、キャッシュ・フローを個別に把握することが可能になります。
以上より、当社では原則としてインカム・アプ ローチの代表的手法であるDCF法を採用しています。
・客観的評価のための外部専門家への株価算定依頼
とはいえ、DCF法では割引率(期待収益率)の採用基準で算定結果が大きく変動します。そこで、当社では外部公認会計士や専門会社に算定を依頼することで客観的な評価がなされる体制を採っています。
CAMPFIRE AngelsではDCF法(ディスカウ ント・キャッシュ・フロー法)を採用していることがわかりました。
また上記のように詳しく内容を教えて頂き感謝しています。算定方法の種類や方法についてわかりやすく解説して頂いています。ただ、内容が難しく頭に入ってこないため何度も読み返したいと思います。
個別に詳しく教えて頂けるとは思いもしませんでしたが、貴重なお時間を頂き感謝するばかりです。お返事から出繩氏の性格も見えてきたように思います。
また、CAMPFIRE Angelsの事業内容やどんな投資ができるのかを説明した記事は下記になります。インタビュー記事の前に下記記事を読んで頂くとより内容がつかめると思います。
投資を行う際のメリットやデメリットについてもまとめています!
CAMPFIRE Angelsの株式投資型クラウドファンディングについて詳しく調べました。評判や評価目線で深掘りし、どのような特徴がある企業なのか調べつくしました。もちろんメリットやデメリットにつていもまとめています。 …
CAMPFIRE Angelsで株式投資型CFの2次流通はあるのか?ビジョンまとめ
CAMPFIRE Angelsにファンディーノで行われる予定の「株主コミュニティー」を利用した2次流通についてお聞きしてみました。2次流通(ECFセカンダリー)投資ができるのかとても気になるため、あえて名前を出させて頂きました。ファンディーノは業界で最大手になりますからね。
FUNDINNO(ファンディーノ)に興味があるため口座を開設し投資を行ってみたいと思います。評判や評価も上々のようで案件も増えています。また、投資家の口コミを調べてみたので参考になればと思います。 …
では最後の質問を確認してみたいと思います!
ファンディーノでは株主コミュニティーを利用した未上場株の売買が始まると言われています。CAMPFIRE Angelsでは未上場株の売買が行われる可能性はあるのでしょうか?自社で独自プラットフォームを将来的に作りたいという事業者もあるようです。
まだ明確に時期を申し上げることは控えさせて頂きますが、当社も同様に、株主コミュニティー制度への参入に向けて準備を進めております。やはり発行市場だけではなく流通市場が整備されてこそ、非上場会社へのリスクマネー供給が活性化されると考えております。
CAMPFIRE Angelsが投資家に伝えたいことや株式投資型クラウドファンディング市場の活性化で取り組んでいる事などありますでしょうか。個人的にはこれからECF投資が一般的な投資になると考えています。エキスパートが考えるECFの将来性はどんなイメージなのかお聞きできればと思います。
株式投資型クラウドファンディングももちろん「投資」ではありますので、大きなリターンのような実利的な目的で投資をされる方も多くいらっしゃいます。しかし私たちは、スタートアップと呼ばれる未上場会社を「応援したい」「ともに課題解決に取り組みたい」といった気持ちで投資をしてくださる、本当の意味での「エンジェル投資家」を増やして行きたいと考えております。
前述したように私たちが「ディスクロージャー(情報開示)の質と量」にコミットしているのも「正しく深く企業を理解した上で投資判断をして頂きたい」という気持ちからです。
上場株への投資は、気軽に投資できるスマホアプリやロボアドバイザーの登場で普及してきています。今後は、株式投資型クラウドファンディングが中心となって、スタートアップを初めとする非上場会社への投資を一般化させて行きたいと考えております。
同社も株主コミュニティー制度を利用した2次流通の準備が進められているようです。他社でもそのような観測があるようです。
投資家はその企業のファンになることで投資を楽しめると思いますが、換金性が悪い投資のため躊躇する投資家もいます。一般的に上場(IPO)やM&A(買収・合併)を行うには3年~5年という時間がかかります。
その期間を楽しめれば良いと思いますが、購入銘柄が多くなると換金したいと思うタイミングも出てくるはずです。いくら余裕資金でも人生には不都合なことも起きますからね。
そのため、未上場企業(非上場企業)の株式を売却できる仕組みがあれば参入する投資家も増えてくるはずです。
本来であれば出繩氏が仰るように本当の意味でのエンジェル投資家が望ましいのかもしれませんが、市場活性化にはより多くの投資家の力が必要だと思います。
個人的には利益目的の投資家も大歓迎です。企業側からすると長期的に株式を保有し企業成長を見守れる投資家に応援してほしいと思いますが、利益目的の投資家でも応援したくなるような大きなビジョンを持つ企業に育てば良いはずです。
投資家により感じることが異なると思いますが、株式投資型クラウドファンディングに投資を行ってよかったと思えるような市場ができればと思います。
また、同業者の代表者にもインタビューをさせて頂いています。下記記事も合わせてご確認いただくことで、より株式投資型クラウドファンディングの知識が深まると思います。
同市場では既にM&Aを行った企業が複数社確認できています。またIPOを行うのかな?と考えられるような成長企業も出てきているため、これから未上場企業(非上場企業)への投資が一般化してくる可能性があると思います。
未上場企業でも株主優待を必ず実施している企業があります。インカムゲインとまでは言えませんが株主還元に力を入れている企業はユニコーンです。
シニアベンチャー企業の取扱いが多いため、若手企業のスタートアップ企業とはスタンスが異なるのかもしれません。口座開設は無料なので投資先を増やしておくと良いかもしれません。
ユニコーン(UNICORN)について評判や特徴をまとめてみました。株式投資型クラウドファンディングを行っている企業になり、IPOやM&A(企業の合併・買収)による大きなリターンを得られる可能性を秘めている投資で …
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