日本情報クリエイト(4054)IPOの初値予想と幹事配分などを今回も評価していきたいと思います。BBスタンスや業績予想などについても調べています。


地方に本社があることがやや気がかりなIPOです。しかし、業績が好調に推移しテレワークの実施も行っています。さらに非対面仲介サービスなども手掛けているためコロナ禍の環境下で注目される期待があります。


日本情報クリエイトIPOの初値予想と幹事配分
※日本情報クリエイト公式サイト引用


項目株数データ
想定価格1,090円
仮条件7月10日
公開価格7月20日
公募株数800,000株
売出株数690,000株
公開株数(合計)1,490,000株
オーバーアロットメント223,500株
幹事団野村證券(主幹事)
大和証券
岡三証券
SBI証券
エース証券
楽天証券
岩井コスモ証券
極東証券
委託見込岡三オンライン証券
SBIネオトレード証券
DMM.com証券


会社設立から26年程度経過し従業員も215人(臨時雇用者23人)、さらに地方本社で直近の業績が伸びていることを考えると実力ある企業だと感じます。


本社は宮崎県都城市にありインターネットを使った「不動産業者向けソフトウエア・サービスの提供」を行っています。不動産とITの組合せがIPO市場で好感されそうです。


また売上の6割がストック型になり解約率も低く推移しています。これにより安定した収益の期待ができます。同社公式ホームページの不動産関連ソフトウェア導入事例を確認すると、九州に限定されたビジネスではなく全国展開していることがわかります。


成長を維持するために今後は「AIやビッグデータ」を活用し、新規事業の強化を進めていくそうです。また主力事業では不動産業の中核にあたる業者間での物件情報共有を支援する「業者間物件流通サービス」の利用者数を増やすよう利便性強化と利用促進に取り組むそうです。


同社が提供する製品・サービスの導入社数は全国6,079社(2020年5月31日時点)だそうです。都道府県により導入率に偏りがあることからそのあたりの改善も行っていくそうです。


上場後はコロナ禍により不動産業全体の業績悪化などが考えられますが、業績予想を確認する限り影響はあまりないようです。来期予想が株価上昇のポイントになりそうです!




日本情報クリエイト(4054)IPOの大手初値予想と評価はこうなる!

大手初値予想と言われる2社の初値予想を調べてみました。非常に参考になる数値なので投資家のブックビルディングスタンスにも影響を与えると考えています。


IPO初値予想


最新の初値予想は下記のようになっています。B社については仮条件発表後に記載したいと思います。また修正値なども今後追記していきたいと思います。※修正値を追加しました


大手初値予想(A社)2,000円~3,000円
修正値2,800円~3,500円

※注目度B、7月15日追記


大手初値予想(B社)2,000円~2,400円
※注目度5段階中上から2番目、7月15日追記


現段階では初値2倍はクリアーしてきそうな温度感だと思います。ITを扱う「情報・通信業」になっていることで買い需要は多いようです。社名が少し地味なので勿体ないIPOだと感じています。


社名がカッコいいというだけで買われるパターンもあるためIPO投資で社名は重要です。日本語表記よりも英語表記のほうが初値が高くなる傾向があります。不思議ですよね。


もっと詳しく知りたい
日本情報クリエイトの詳細情報を知りたい方は下記記事にまとめているので参考にしてください。仮条件発表後には追記する形で最新の初値予想も記載しています。
日本情報クリエイトIPO上場承認と初値予想!不動産テックのストック型ビジネスで期待

2020年のIPOスケジュールは下記ページで最新情報を基にまとめています。Twitterでも情報発信しているのでよかったら参考にしてください。Twitterから聞きたいことがあればご連絡を頂いてもOKです。


ブログ経由だとメールアドレスなどが必要になるため敷居が高いと感じる方もいるかもしれません。IPOの当落を共感することもSNSだとできますからね。




日本情報クリエイト(4054)IPOの幹事引受け株数

日本情報クリエイトの幹事引受け株数を調べました。主幹事は野村證券になります。株数が多めなので公募組は当選の期待ができそうです。


野村證券主幹事なのはやや残念ですが、殆どの引受幹事から申込を行えるため積極的に申込みを行いたいと思います!野村證券のIPOは前受け金不要のため申込者が多いでからね。


幹事名配分単位引受割合
野村證券(主幹事)1,296,300株87.00%
大和証券82,000株5.50%
岡三証券29,800株2.00%
SBI証券29,800株2.00%
エース証券14,900株1.00%
楽天証券14,900株1.00%
岩井コスモ証券14,900株1.00%
極東証券7,400株0.50%


エース証券と極東証券は口座がないため申込できません。対面型の証券会社のためIPO抽選は本支店口座しか取扱いがありません。過去に詳しく調べたのでよかったらこちらもご確認ください。
エース証券や極東証券のIPO抽選に参加する方法【保存版】


岡三証券が幹事入りしているため岡三オンライン証券の公式ページでIPO取扱いを確認してみたところ取扱いがありました。日本情報クリエイトとSun Asterisk、ティアンドエスも抽選が行われるそうです。


野村證券と一緒で前受け金不要のためあまり期待せずに申込だけ行っておきましょう。毎回誰かに当選しているはずです。下記記事に前受け金不要の証券会社をご紹介しています。




日本情報クリエイト(4054)IPOの業績予想とBBスタンス

日本情報クリエイトの最新業績予想を調べBBスタンスについて考えてみたいと思います。人気があることがわかったので積極的にIPO抽選に参加してよさそうです。


日経平均も高値を維持している状態が続いています。またマザーズ指数も高値圏にあり投資家のIPO参戦意欲も継続しそうです。上場日までにマザーズ指数が大きく崩れなければ公開価格を割るようなことはないと思います。


業績予想とBBスタンス考察


業績を確認すると2020年6月までの予想がでています。単独業績予想は売上23.7億円で前期比10.4%増、経常利益5.0億円で前期比31.9%増になるようです。四半期利益は3.3億円で前期比41.2%増と好調な数値が予想されています。


想定発行価格の1,090円からPERを計算すると約19.48倍、PBRは3.58倍になります。上場日が7月31日なのでほぼ業績はクリアーしていると考えられます。


株主を確認するとベンチャーキャピタル出資がないため急いで売りたい株主も見当たりません。既存株主もほぼ関係者と思われるため公開株式以外の株式流通は少ないと思われます。


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