Speee(スピー)IPOが東証マザーズに新規上場承認されました。今回も業績や上場規模などを確認し自己評価していきたいと思います。


主幹事は野村證券が務め公開株数2,802,000株、オーバーアロットメント420,300株です。上場規模は想定発行価格2,590円から計算すると約83.5億円と大きなサイズになります!


Speee(スピー)IPO上場承認と初値予想


ビッグデータ解析技術を基盤として事業を展開している企業になります。強みは事業開発全体へのデータの活用、人材及び組織、事業開発フローを強力にサポートする独自システムになっています。


売上は伸びているようですが利益面に不安を抱えているように思います。売出株が少なく公募株中心のIPOとなっていますがWebコンサルティングやアドネットワークを行う企業も多いため今回は人気化しない気がしています。


正直なところ上場規模が大きく現在の地合いでは超割安の株価設定でも厳しのでは?と感じるところがあります。私は大手レポートを提供して頂いているため読破し仮条件後にスタンスなどを含め追記したいと思います。


Speee(4499)IPOの上場基本データと引受幹事

項目 上場基本データ
市場 マザーズ
業種 情報・通信業
事業内容 データ資産を利活用したマーケティング活動を支援するMarTech事業及び消費者と事業者を繋ぐプラットフォームサービスを提供しリアル産業のデジタルシフトを促進するX-Tech事業の運営等
上場予定 4月20日
ブックビルディング期間 4月02日~4月08日
想定価格 2,590円
仮条件 3月31日
公開価格 4月09日
企業情報 https://speee.jp/
監査人 有限責任あずさ監査法人


【手取金の使途】

手取概算額6,185百万円については、「1 新規発行株式」の(注)4.に記載の第三者割当増資の手取概算額上限1,001百万円と合わせて、①採用費及び人件費、②広告宣伝費、③借入金の返済に充当する予定であります。

①採用費及び人件費
既存事業の規模拡大のための開発人員、営業人員及び管理体制強化のための管理人員の採用費及び人件費に1,914百万円を充当する予定。当社グループでは、既存事業の機能拡充に努めており、開発人員を増強し、またシステムの導入に関する営業を強化する為に、営業人員を増強する予定であります。

②広告宣伝費
当社グループサービスの認知度向上及び顧客基盤拡大のための広告宣伝費に4,158百万円を充当する予定。当社グループの提供するイエウール及びヌリカエについて、認知度向上及び顧客基盤拡大のための広告宣伝に活用していく予定であります。

③借入金の返済
長期運転資金のために借入れた銀行からの借入金の返済資金として1,114百万円を充当する予定であります。

※なお将来における具体的な充当時期までは安全性の高い金融商品等で運用する方針であります。

※有価証券届出書(新規公開時)抜粋



項目 株数データ
公募株数 2,607,000株
売出株数 195,000株
公開株数(合計) 2,802,000株
オーバーアロットメント 420,300株
上場時発行済み株数 11,507,000株(公募分を含む)
想定ベースの時価総額 約298億円
幹事団 野村證券(主幹事)
SBI証券
みずほ証券
SMBC日興証券
大和証券
藍澤証券
いちよし証券
マネックス証券
楽天証券
委託見込 ライブスター証券
DMM.com証券


Speee(4499)上場評判とIPO分析

想定発行価格2,590円を基に吸収金額を算出すると約72.6億円となり、オーバーアロットメントを含めると約83.5億円規模の上場となります。市場悪化状態でこの規模の上場は難しいと感じています。


グループ企業は同社と連結子会社(PT.SPEEE RECRUITMENT NUSANTARA、株式会社Datachain、株式会社Velocity、株式会社ThinQ Healthcare)の計5社により構成されています。事業セグメントは「MarTech(マーテック)事業」「X-Tech(クロステック)事業」「Data Platform(データプラットフォーム)事業」「その他」になります。


MarTech事業ではデータ分析を元にしたマーケティングソリューションサービスを提供するほか、データを活用したマーケティング施策のオペレーション代行等を行っています。


人々の消費活動の複雑化に伴いマーケティング活動は高難易度化していることから、それに即した形で多種多様なデータや解法が存在する一方、それらの活用難易度も高い状態になっています。


同社は自社で蓄積したデータと世の中に散在するデータや解法を収集・整理し、活用方法を紡ぎ出すことで顧客企業の成果最大化を目指しているそうです。


コンサルティングサービスでは顧客の事業に本質的に貢献できるようなサービスを目指して、「Webアナリティクス」、「トレーディングデスク」、「PAAM」を主要なサービスとし首都圏を中心に316社の顧客に利用されています。※2020年2月末調べ


Speee(スピー)IPOの業績


広告の表示に当たって人工知能(機械学習)の技術を活用し、ユーザーが来訪するページの文章等から記事の意味内容やテーマを推定したり、ユーザーの属性情報から媒体への来訪意図を推定する機能を持ったアルゴリズム等を自社で利用しています。


また掲載する広告が導入先の媒体と親和性の高いものになるよう、デザイナーを交えて開発を行い、さまざまな広告のレイアウトへの対応を行っています。


Speee(スピー)IPO事業系統図


X-Tech事業の主力サービスは中古不動産売却におけるマッチングサービス「イエウール」、外壁リフォームにおけるマッチングサービス「ヌリカエ」となっています。


両市場は集客支援メディアとして参入後、ツールの提供等を通じて価値提供の幅を拡大する方針を採っているそうです。


Speee(スピー)IPOの特徴と評判


「イエウール」は不動産一括見積もりサイトになり、不動産の売却を検討するユーザーを複数の不動産業者に紹介するサイトです。ヌリカエは自社審査をクリアーした優良塗装店から一括で複数の見積りを取ることができるサイトになります。


どちらもWebサービス開発とプロモーションの体制、そして成約率向上への注力が特徴となっています。


「ヌリカエ」も外壁塗装は物件の種別のみならず、塗装箇所の大きさや劣化状態、塗料の材質などによっても大きく価格が変動することが特徴です。そこで本サービスでは「カスタマーサポート」のチームを設け、Webサイトでユーザーから情報を集めた後、直接ユーザーに電話でも問合せを行い詳しい情報を収集しています。


これにより紹介すべき適切な業者を判断し成約率を向上させることができるそうです。


Speee(スピー)IPO販売実績


Data Platform事業は重要なデータに関して、全ての取引履歴について第三者による検証が可能であり、意図しない相手へのデータ流出を防ぎつつ、中央管理者を介さずに当事者間でデータ流通が完結する取引形態を実現することで、ブロックチェーン技術とトークンエコノミーによってデータ流通を革新することを目指しているそうです。


ビッグデータやAIといった潮流がある中で、世界にはデータが溢れているイメージがあるものの、重要なデータは共有されず、データを活用しきれていない課題があるためサービスを展開しています。


同社グループでは将来の企業成長の柱となる事業の立ち上げを目指し、インドネシア共和国における人材関連サービス「Job-Like」、従業員のヘルスケア領域に対してテクノロジーを活用したサービスの運営をおこなっています。


Speee(4499)の企業財務情報と配当性向

回次 第11期 第12期
決算年月 平成2018年9月 平成2019年9月
売上高 7,165,064 7,420,781
経常利益 165,254 189,956
親会社株主に帰属する当期純利益 226,495 21,853
包括利益 227,229 22,054
純資産額 884,688 918,742
総資産額 3,403,439 3,286,587
1株当たり純資産額 103.81 105.34
1株当たり当期純利益金額 28.32 2.53
自己資本比率(%) 26.0 27.9
自己資本利益率(%) 29.9 2.4
株価収益率(倍)
配当性向(%)
営業活動によるキャッシュ・フロー 485,976 △192,148
投資活動によるキャッシュ・フロー 72,001 △152,238
財務活動によるキャッシュ・フロー △65,916 54,212
現金及び現金同等物の期末残高 1,866,417 1,576,435
※数値は千円単位


第13期第1四半期連結累計期間(2019年10月01日~2019年12月31日)
  • 売上高2,283,960千円
  • 営業利益289,612千円
  • 経常利益290,158千円
  • 親会社株主に帰属する四半期純利益451,660千円


【スピーIPOの第13期第1四半期連結累計期間のチェックポイント!】

コンサルティングサービスでは国内企業におけるWebマーケティングの強化及びデータ活用意欲の高まりにより、案件獲得が堅調に推移しています。プロダクトではネイティブアド配信プラットフォーム「UZOU」の広告審査体制の見直し、そしてアルゴリズム開発に注力し広告主の広告効果最大化及び媒体社の満足度向上に取り組んでいます。

X-Tech事業は営業活動が堅調でありMarTech事業で培ったWebアナリティクス技術を「イエウール」及び「ヌリカエ」に活用した結果、広告宣伝費の割合を低減させ利益率の向上を達成したそうです。


Speee(4499)の株主状況とロックアップについて

会社設立は2007年11月29日、東京都港区六本木四丁目1番4号に本社を構えます。社長は大塚英樹氏(1985年8月23日生まれ)、株式保有率は29.91%(2,895,000株)です。


従業員数270人で臨時雇用者60人、平均年齢30.4歳、平均勤続年数2.9年、平均年間給与5,888,000円です。連結従業員数は302人になり臨時雇用者67人です。


連結従業員セグメント別ではMarTech事業139人、X-Tech事業72人、Data Platform事業12人、その他21人、全社共通58人となっています。


氏名又は名称 所有株式数(株) 所有株式数割合(%) ロック
大塚 英樹 2,895,000株 29.91%
久田 哲史 2,610,000株 26.96%
株式会社Print 2,510,000株 25.93%
渡邉 昌司 805,000株 8.32%
安田 智之 730,000株 7.54%
松嶋 良治 75,000株 0.77% ×
株式会社バルーン 55,000株 0.57%
※全株主の状況


【ロックアップについて】

本募集並びに引受人の買取引受による売出しに関連して、売出人及び貸株人である大塚英樹、売出人である渡邉昌司、当社株主である久田哲史、株式会社Print及び株式会社バルーン並びに当社新株予約権者である安田智之は、主幹事会社に対して、元引受契約締結日から上場(売買開始)日(当日を含む)後90日目の2020年7月18日までの期間中は、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社普通株式の売却等(ただし、引受人の買取引受による売出し及びオーバーアロットメントによる売出しのために当社普通株式を貸し渡すこと等は除く)を行わない旨を合意しております。

※有価証券届出書(新規公開時)抜粋



上位株主には90日間(2020年7月18日まで)のロックアップが付与されています。ロックアップ解除倍率の記載は目論見に書かれていません。上場後90日以降にならないと株式売却ができないという事です!


親引け設定はありません。またベンチャーキャピタル出資はありません。


Speee(4499)IPOの初値予想と幹事引受け株数

大手初値予想は後日記載します。

最新業績予想の他、仮条件発表後のPERやPBRなども後日追記します。


幹事名 配分単位 引受割合
野村證券(主幹事) -株 -%
SBI証券 -株 -%
みずほ証券 -株 -%
大和証券 -株 -%
藍澤證券 -株 -%
いちよし証券 -株 -%
マネックス証券 -株 -%
楽天証券 -株 -%


当選狙いだと野村證券からの申し込みで十分だと思います。現在のところSpeee(スピー)IPOに参加する予定はありません!理由としては事業や業績よりも上場規模が大きいことです。


新型肺炎の影響により余裕資金があっても参戦できる状況ではないと考えています。10億円規模のIPOでも公開価格割れを起こすような地合いになり様子見の投資家が多いようです。またご相談を頂く読者も増えているように思います。


上場規模が大きいIPOは特に気を付けていたほうが良いでしょう。ただ地合い回復となった場合にすぐに参戦できる状況を作っておくことは大事だと思います。IPO投資について下記記事でまとめているのでよかったら参考にしてください。




IPO投資は様子見の方が多くなりましたが、クラウドファンディングへの投資は人気が継続しているようです。上場企業が運営するクラウドファンディングも多くなり投資環境が以前に比べ良くなっているように思います。






私は仮想通貨にも投資を行っていますがちょっと危ないかもしれません。投資額の60%位がぶっ飛んでいます。評価は見ないようにしていますがどうなるでしょうね。


全て無くなってもトータルでは損失にならないため勉強代だと思っています。ここで買えると凄いのかもしれません!これから仮想通貨を始める方はDMM Bitcoinだと口座開設で1,000円貰えます。深追い厳禁?それとも爆益か?

類似企業のPERやPBRを調べてみました

類似企業とPERやPBRは仮条件発表後に記載したいと思います。


類似企業 PER
PBR
PER-倍 PBR-倍
PER-倍 PBR-倍
PER-倍 PBR-倍

ストックオプションの株数や発行価格を調べました

ストックオプション行使期間 株式の数 発行価格
2016年10月01日~2024年9月29日 50,000株 60円
2018年3月30日~2028年3月29日 630,000株 84円
2023年1月01日~2028年3月29日 100,000株 82.02円


ストックオプション(新株予約権)は680,000株が行使期限を迎えています。そのうち安田智之氏が保有する630,000株はロックアップ対象となっているようです。


新株予約権の数が12,600個あり、「信託A 6,300個」「信託B 6,300個」となっています。


ツイッターでもIPO記事のチェックができます!

最新情報を手に入れたい方やレア情報、気になったことをツイートしています。IPO投資歴は13年と長くソーシャルレンディングも4年目突入!安定の利益でブログも14年目に突入。


Speee(4499)IPOの評価と申し込みスタンス

Speee(スピー)IPOは大手予想を見ながらスタンスを決めたいと思いますが、申込予定は現在のところ考えていません。地合いが良かったら10%~20%位は利益が見込めたかもしれませんが上場タイミングに問題ありでしょう。


2019年12月上場であれば参加していましたが上場日の4月20日に市場が安定していても厳しいと思います。相場が戻り基調でも東証1部銘柄が買われるため同社まで資金が行き届かないと個人的に考えています。


Speee(4499)IPOの評価


買い材料としては「検索データやサイトコンテンツに関するデータ蓄積」「不動産売買仲介・リフォーム契約の仲介を通じた査定仲介データや見込み顧客データ蓄積」「インドネシア共和国で行っている求職サイトのアクセスデータ蓄積」などがあります。


また売上が前期の2019年9月期で74.2億円、経常利益1.9億円、四半期利益2,100万円になっていることから今回の83.5億円規模の上場は無理なんじゃないかな?欲張り過ぎだろ?と感じています。


私も自分の懐具合が寂しくなりそう思うだけかもしれませんが、収益率があまり良くない企業が「大きな資金を吸収」することに疑問を感じています。


今期第1四半期の経常利益と四半期利益が前期を既に超えているようですが売上はそれほど伸びていないんですよね。という事でネガティブなIPOだと考えています。最終的な投資は自己判断でお願い致します!


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