LINE証券(ライン証券)がiOS版とAndroid版の両方でサービスを開始しました。数百円から手軽に投資が出来るとあって話題となっています。しかし似たようなサービスを展開している企業が存在するため新奇性はあまり感じられません。
LINE証券は8,000万人以上の顧客が存在し今後も利用者が増える見込みです。その数パーセントの方が株取引を行うと考えた場合、LINE証券の収益が気になります。
ローンチされたのは2019年8月20日になります。そして26日にiOS版が正式リリースとなりAndroid版と両方で口座開設の申し込みが出来るようになりました。
同社のコンセプトは「投資をもっと身近に、もっと手軽に」となっておりスマホ投資が益々活性化してきそうです。既に多くの企業がスマホ投資に参戦し結果も出てきているようです。
パソコンの場合は1人1台とはなりませんが、スマートフォン所有率はパソコン以上となり統計的には80%を超えているようです。20代~30代の方はほぼ100%に近い数値があり女性に至っては男性よりも所有率が高いようです。
アメリカでは99%の所有率となっている情報もあり日本も1人1台の時代がそこまできています。70代以上の高齢者が保有する割合も60%~70%となっているそうです。
LINE証券でどんな投資が出来るのか調べてみたETFも買える!
LINE証券の投資サービスは現在のところ日本の有名企業100社と国内ETF9種類となっています。今後の需要によってはサービス拡大となるはずです。1口単位で数百円から投資が出来るため小額投資が可能です。銘柄の入れ替えもたまに行われるようです。
調べてみると米国をターゲットにしたETF(上場投資信託)も用意されていました。サービス概要を確認してみると平日夜21時まで即時注文可能になり即時約定となるそうです。
取引可能時間内しか取引が出来ないという条件はありますがその場合は注文を出しておけば良いだけです。
多様なカテゴリーやランキングを用意しているため投資初心者でも気軽に投資できる環境を提供しています。特に株取引を行ったことがない方がサービスを利用する前提でシステムが組んであると思われるため、わかりやすさには力を入れていると思います。
公式記載によると5つの特長がありまとめると以下のようになります。
【LINE証券の5つの特徴】
- 厳選した日本の有名企業300社と国内ETF15種類を用意
- 多数の銘柄が数百円から3,000円以下で購入可能
- 平日夜21時まで即時注文・即時約定可能
- LINE上で最短約3分で口座開設申込が可能
- LINE上で簡単に取引可能、ウォレットタブから6タップで購入ができる直感的でシンプルなデザイン
アプリのダウンロードなどが必要なく全てLINE上で口座開設が出来ることは好感が持てます。他社であればアプリを用意してありそこで操作をしなければならず少し面倒かもしれません。
ただアプリを入れることでツールがサクサク動くようになるためLINE証券の場合は少し心配します。LINEはたまに障害が発生していると思いますが、LINE証券の場合はどうなのか少し心配です。別サーバーかな?
LINE証券のシステム障害については公式サイトで細かく書かれていました。
■システム障害時における受注等について
当社取引サイトにて注文等の操作ができない状況の場合売却注文と出金のご依頼のみ、専用のフォームより受付けいたします。買付注文および入金に関しては、お受けできませんので、予めご了承ください。
■障害時に受注した注文の取扱いについて
システム障害時に受け付けた売却注文、出金指示に関しては、次のように処理します。
■売却注文について
売却注文を受付けた当日の東京証券取引所における終値で成立させます。但し、株数に関しては、売却可能数量の範囲内での成立とし、当該数量を超える数量を指定いただいた場合、差額の数量分の注文は無効となります。なお、売却注文の当日分は14:50で締め切ります。当該時間を超えた場合には、翌営業日の9:00より売却注文の受付を再開いたします。注文の結果はLINEのメッセージでお知らせいたします。
この他、詳しいことは口座開設時に表示されると思いますので各自ご確認ください。電話回線の不具合や通信回線の障害等は対象に含まれません。パソコンでも同じですね。
株の場合は一度注文を出せばそんなに頻繁に注文を変えないと思われるため通信障害はそれほど考えなくてもよいと思いますが、メイン投資だと少し怖いと感じます。
対象が小額投資になると思いますがシステム障害もないとは言えないため慌てないように知っておくと良いですね。
また免責事項で「ログインできず注文が出せなかったので、得られたであろう利益が享受できなかった」「約定結果の画面反映に時間を要したので反対売買が発注できず、得られたであろう利益が享受できなかった」とあり少し微妙なニワンスで書かれているものもあります。
あまり気にする人はいないかもしれませんが、LINE証券で投資をされる方は確認しておきましょう。さらに、「契約締結前交付書面および目論見書等」も確認しておきましょう。
LINE証券株式会社の概要をざっくり調べてみました
LINE証券の会社概要を少しまとめてみます。LINE証券はLINE Financialと野村ホールディングスの資本が入り証券ビジネスを中心とした金融事業における業務提携を行っています。設立時はLINE Financialによる100%出資でしたが、第三者割当増資を実施し野村ホールディングスが株式保有をしています。
項 目 | 気配運用の内容 |
名称 | LINE証券株式会社 |
設立年月日 | 2018年6月01日 |
所在地 | 東京都品川区西品川一丁目1番1号 住友不動産大崎ガーデンタワー22階 |
事業内容 | 資産形成層をターゲットとした非対面証券ブローカレッジおよび非対面証券投資コンサルティングサービスの提供等 |
資本金及び資本準備金 | 20,000百万円 |
出資比率 | LINE Financial 51% 野村ホールディングス 49% |
代表者 | Co-CEO:落合紀貴(LINE株式会社)、米永吉和(野村證券株式会社) |
事業登録等 | 金融商品取引業者 LINE証券株式会社 関東財務局長(金商)第3144号 加入協会:日本証券業協会 |
野村ホールディングスの力がどのように生かされていくのか非常に興味があります。傘下には野村證券があり相互作用などが発生するのか期待しています。
逆に大丈夫なのか?という意見もありますが、アジアを代表する企業となり世界的な影響を与える企業であることは間違いないでしょう。
2019年03月期の決算で1000億円の赤字は大きい数値ですが時価総額1兆円越えの実力は健在だと思われます。何とか収益の突破口を開きたいところでしょう。同社事業で大きな利益には結び付かないかもしれませんが、大企業が動き出しがことに注目しています。
SNSでも少し話題になっています。スプレッドは企業にとって大事な収益ですが今後スプレッドの幅が顧客に受け入れられなければ他社へ移行する方も出てくるでしょう。
LINE投資ってやっぱりお手軽なので若い層や主婦に人気がありそうですね。露出もだんだんと増えてきているのでもしかしたら大手証券会社のように口座数が増えるかもしれません。
また後発企業になるため新しい取り組みにも期待が出来ると思います。
さらにLINE FXがローンチされました!LINE Payからの入金も可能になっているためLINEユーザーには利便性があります。株式の他にもFXサービスを開始していることから益々人気が高まる気がします。FX記事を新しくまとめてみたのでよかったら参考にしてください!
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LINE証券の口座開設方法はアプリがあれば4営業日で開設可能
LINE証券の口座開設方法はLINEアプリ内のウォレットタブから証券アイコンをクリックするところからは始まります。LINE証券画面が出てきたら口座開設のタブを押し、口座開設画面で必要事項を入力します。本人確認情報などを入力すればあとは口座開設を待つだけです。口座開設が出来たら郵送で簡易ハガキが届き、公式アカウントでもメッセージが届きます。
簡易書留ハガキのQRコードを読み取りLINE証券にアクセスすれば株を売買することが出来ます。入金はLINE Payからの入金の他、LINE Payに登録している銀行口座からの入金、LINE証券の入金専用口座への振込みの3種類が用意されています。
LINEポイントをLINE Payにチャージすればポイントで株が買える裏技もできます。裏技とは言いませんかね。
口座開設は無料になりLINE Payからの入金手数料も無料です。もちろん登録銀行口座からの入金も無料!LINE証券に振り込む場合は振込手数料は投資家持ちになります。
【追記】
口座開設時にかんたん本人確認を選択すれば最短で翌営業日に口座を開設できるようになりました。これは投資家にメリットが高いと思います!私も口座を開設し単元未満株(S株)を購入してみました。
かんたん本人確認とはスマートフォンと身分証があれば郵送なしで口座開設ができる方法です。私は通常のかんたん本人確認の注意事項をしっかりと読まずに口座開設を行ったため、通常の郵送になりハガキが届きました。
株式の売買を行うときの手数料はいくらなの?
LINE証券で株を売買する場合の手数料は無料になります。ただしスプレッドが設定してあるためそのスプレッドが手数料になります。FXなどをされている方にはわかりやすいと思いますが、投資初心者にスプレッドと言っても難しいですよね。スプレッドとは売付価格と買付価格の差になりその差が取引コストになります。またスプレッドは固定ではなく変動制になっているため市場の値動きが激しい際にはスプレッドが開きます。スプレッドが開くと取引手数料が割高になります。この辺りには少し注意が必要でしょう。
口座開設は特定口座を開設でき源泉徴収ありと源泉徴収なしの選択が可能です。確定申告を自分で行いたくない方は特定口座の源泉徴収ありを選択しておきましょう。
そうすることで利益が出た場合に自動的に税金が引かれます。配当金でも同じですが同社では、源泉徴収区分(あり・なし)にかかわらず、税金が源泉徴収されるそうです。
取引できる銘柄が制限されるためデメリットがある
LINE証券で取引を行うには指定された銘柄しか買うことが出来ません。これは大きなデメリットだと思います。しかし考えようによっては投資初心者の場合は株自体になじみがないため限定された中から選ぶことで投資に慣れる可能性があります。株は怖いと思う方もいると思いますが、投資を始めてみると案外楽しいものです。LINE証券も言っていますが数百円から数千円で株が買える時代になりました。定期的に株を買い進めることで将来の資産形成になる可能性は十分あります。
株を持っていることで配当金も頂くことが出来るため配当設定のある企業を中心に買い進めることをお勧めします。特に初心者は配当などのインカム・ゲイン(インカム収入)があることで放置していても最終的には利益になることが多い気がします。
また記事作成時点では信用取引を行うことはできません。外国株式の取扱いもありません。決められた銘柄の中から選んでまずは投資を行ってみましょう。※信用取引について準備していると公式サイトから2020年4月27日に発表が行われてました
投資初心者はわからないことがわからないからね。私も興味があったから投資を始めたけど日々面白いと感じます。
たまに負けたら落ち込むよね?まあIPOが1つ当選したら爆益なので忘れるかもね。
またLINE証券でIPOの取扱いは現在のところないようです。公式サイトにIPO(新規公開株式)の項目がありません。サービス開始となったばかりなのでIPO取扱いはまだ先でしょう。
LINE証券は単元未満株と単元株を購入できるシステムなのでまずは用意してある株を購入してみましょう。管理画面にはマーケット情報やチャートなども用意されています。株取引では当たり前の項目となっています。
チャートはリアルタイム更新になるみたいだよ!結構最新の取引システムみたいだね。
LINE証券を端末のホーム画面に追加設定もできるから頑張ってお金を増やしたい方には良いかもしれません。
LINE証券でついに現物取引が開始され人気化しそう
公式サイトからの発表でLINE証券がついに取引所取引(現物取引)を発表しました。既にユーザー登録者がかなり多いため企業収益にも結び付きそうです。これまでは単元未満株(S株)だけでしたが現物株式が買えるようになると幅が広がります。スマートフォンアプリで単元未満株と現物株を切り替えできるためシステムが簡単です。
さらに買い付け時の約定手数料が無料になっているため売却時にしか手数料が発生しません。よく確認すると売却時に少し手数料が高めかもしれませんが、買い付け時が0円なのでかなり割安です。
この方法は他社では利用されていません。単元未満株売買を行うSMBC日興証券の日興フロッギーくらいだと思います。
LINE証券が世の中にどんどん浸透していると思います。そのうちIPO投資もできるようになるでしょう!
LINE証券のデメリットとメリットのまとめ
LINE証券で株取引を行うデメリットとメリットはいくつかあります。デメリットは自分が買いたい株を買うことが出来ないことでしょう。銘柄がわからない方はあまり気にしなくてよいと思います。メリットは小額投資が出来ることです。そしてLINEを使った取引環境であることです。生活に密着した無料通話を提供している同社システムが横展開し証券業にまで及んできました。LINE(3938)として東証1部に上場し投資家にも支えられている企業です。
また既にLINEワンコイン(LINEスマート)という投資サービスが始まっているためもしよかったら下記記事も参考になるかもしれません。500円から積立投資が出来ると言った内容です。
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投資ツールも沢山あるためどの企業で取引するのかは重要なポイントです。LINE証券の内容に引かれない方は別の企業でもよいと思います。LINE Payを使っている方には良いサービスかもしれません。
株式移管に1銘柄当たり1,000円(税抜)の出庫手数料が発生するのはどうかと思うけど決まりなので仕方がないですね。通常は株式移管することはないと思いますが、単元未満株を移管させたらそれだけで赤字になる場合もあります。
極論になりますが、100銘柄購入して移管手数料が無料だと同社も大変でしょうけどね。と言うことでLINE証券の情報をまとめてみました。
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