東芝メモリホールディングス上場報道が本格化してきました。2019年夏には東京証券取引所へ上場申請をするとされています。と考えると最短で10月上場を目指すのではないでしょうか。2019年中には上場させたいとされているようです。東芝メモリーホールディングスは既に東芝から切り離されている報道がありましたが、株主構成をみると名前がありました。
上場に伴い社名変更の方針を打ち出していることから社名も変わるはずです。元々2019年9月の上場を目指していましたが、取引先の持ち株が関係し、上場審査に通りにくいとされていたためめ株主構成を見直したようです。INCJ(産業革新投資機構)は出資を見送ったようです。
項 目 | その内容 |
本社事務所 | 東京都港区芝浦3-1-21 田町ステーションタワーS |
代表取締役社長 | 成毛 康雄 |
資本金 | 100億円 |
大株主及び持株比率 | BCPE Pangea Cayman, L.P.(49.9%) 株式会社東芝(40.2%) HOYA株式会社(9.9%) ※議決権ベースの持株比率 |
事業内容 | グループの経営戦略策定及び経営管理 |
従業員数 | 約80名 |
東芝メモリホールディングスは「東芝メモリ」を傘下に持つ企業とされています。東芝メモリの株主は東芝メモリホールディングス100%です。東芝メモリの従業員数は単独で約10,000人、連結で約12,000人となっています。
公式サイトでは「東芝メモリホールディングス株式会社設立のお知らせ」が発表されており2019年3月01日設立となっています。上場の準備が着実に進んでいるようです。
そもそも東芝メモリは東芝の子会社でしたが、Bain Capital(ベインキャピタル)傘下の日米韓連合(Pangea)企業が約2兆3億円で買収していました。東芝はこの段階でPangeaに対して3,505億円を出資しています。これにより東芝連結から東芝メモリが外れ持ち分法適用会社となっていました。
今回の上場報道によりIPOを秋から冬にかけて行ってくると思いますが、IPO的にはあまり盛り上がらないのではないかと考えています。知名度は抜群にありますが投資先と考えると微妙です。思いっきり地合いに影響されることでしょう。
発行価格や公開株数などを考慮し落としどころを探ってくると思いますが、他のIPOと被ると個人投資家の参戦は厳しいのではないでしょうか?少し事業が異なりますが、日立マクセルのような感じで上場後しばらくして上昇パターンになるかもしれません。
【ヤフーニュース】
東芝から昨年6月に独立した半導体大手の東芝メモリが、今夏にも東京証券取引所に上場を申請する方針を固めた。最速で年内の上場をめざす。2017年秋に掲げた「3年後の株式上場」の前倒しを検討していたが、半導体市況が悪化する中で早期上場の方針を貫くか注目されていた。上場申請に向け、23年度に売上高を2兆円超に引き上げる目標も定めた。
東芝メモリは東芝の子会社だったが、米投資ファンドのベインキャピタルが率いる「日米韓連合」が約2兆円で買収した。スマートフォンやデータセンターなどに使われる半導体「NAND(ナンド)型フラッシュメモリー」で世界2位のシェアをもつとされる。
複数の関係者によると、6~7月に株式上場を申請したい考えで、上場後の経営計画の大枠も固めた。四日市工場(三重県四日市市)での増産と、岩手県北上市の新工場で20年から始める量産によって、24年3月期の売上高を19年3月期と比べて7割増の約2兆1千億円に、営業利益も8割増の約6千億円に伸ばす。必要な資金を調達しやすくするため、上場を急ぐ。
この他、直近のニュースでは三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の大手3行から約1兆円を借り入れることが発表されています。日本政策投資銀行も3,000億円の出資報道が伝えられています。出資の理由としてはアメリカのAppleやDELLから取引先保有株を買い戻す目的だと伝えられています。買い戻したから既に株主に東芝の文字が?
あるメディアによれば11月上場が濃厚のようですが、上場申請が夏となっているため最短で10月末あたりの上場承認かな?と個人的に考えています。上場申請から3ヶ月が最短になり7月申請ではないかと感くぐっています。
半導体市場を考えると既に需要減退と伝えられているため人気に陰りが出てきています。そんな中で早めに上場し資金を吸収したい東芝メモリホールディングスの考えは正論だと思いますが、割安な水準でIPOを行わないと喰いつく投資家は少ないのではないでしょうか?ちなみに「東芝メモリ」はスマートフォンなどの記録媒体に使うフラッシュメモリーを作っている会社です。
材料的にはIPO市場にプラス面をもたらすと思いますが、ソフトバンクで損をした個人投資家が動くとは思えません。私は速攻でソフトバンク株を損切しましたが、知人はまだ保有している方がちらほらいらっしゃいます。
現段階ではこれ以上詳しい材料は出ていないと思いますが、上場してくることは間違いなさそうです。あまり大きな資金吸収とならなければよいと考えています。第三者割当増資などでどこか引き受けてくれませんかね。再上場案件になるあたりもIPO的なデメリットがあります。
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