ソフトバンクの仮条件が1,600円~1700円に引き上げられるのか?しばらく前にネットに出回っていることは知っていましたが、調べてみると日刊ゲンダイのネット媒体で書かれていることがわかりました。私は会員になっていないため内容を見ていませんが、最大で3兆円を調達する見通しだそうです。


個人的にはあり得ないと考えています。日本郵政グループ上場では引き上げられましたが、数百円も引き上げられるなんて異常では?と感じます。しかも民間企業ですし、海外では人気がない観測がでているため、海外配分をはじめから少なくしているんですよね?1,700円はあり得ないと思いますが、どこから話がリークしているんでしょう?


ソフトバンク仮条件1,700円真相


確かに成功させなければならないIPOです。予定されている公開株式数は1,603,693,700株でオーバーアロットメントは160,369,400株になります。仮条件が1,700円になったとすれば、市場からの吸収額は2兆9,989億円になります。以前にも書きましたが、過去の上場時吸収額は下記のようになります。


社名上場時の吸収金額
NTT(9432)約2.21兆円
NTTドコモ(9437)約2.15兆円
第一生命(8750)約0.71兆円
日本航空(9201)約0.66兆円
日本郵政(6178)約0.69兆円
ゆうちょ銀行(7182)約0.59兆円
かんぽ生命(7181)約0.14兆円


NTTのように親子上場となりますが、NTTが上場した1987年当時は「政府が売り出す株は儲かる」として注目を集めています。ソフトバンクは日本国有鉄道の分割民営化に伴い、電話サービス・専用サービスの提供を目的として、鉄道通信として設立されています。その後、日本国有鉄道から基幹通信網を承継し、電話サービス・専用サービスの営業開始します。


さらに、日本テレコムを吸収合併し、東京デジタルホンを設立し東証2部と大証2部へ上場します。2年後には両方の市場で東証1部となります。1994年9月の話です。翌年には日本国際通信を吸収合併し、デジタルツーカー野の商号を取得し、2001年にボーダフォングループへ成長します。


ここで英ボーダフォングループの傘下に入り、TOB(公開買い付け)が行われ、上場廃止になるのは2005年8月です。


2006年にはソフトバンクの間接保有の子会社であるBBモバイルが実施した公開買付の結果、同社は株式の97.6%を保有し親会社となります。同年ソフトバンクモバイルに社名を変更し、様々な企業を吸収・合併・子会社化しながら拡大を続け現在のソフトバンクが出来上がります。ソフトバンクに商号が変更されたのは2015年7月になります。


ここ数年の子会社化などは特に評価が高く、業界では孫正義氏や宮内謙氏の名前を知らない人はいないとまで言われています。


ソフトバンクの需要申し込み前にすでにブックが1倍突破した?

店頭系の企業を中心として、ソフトバンクのIPOに参加するのかどうかの需要確認が行われています。私にも電話がかかってきたため、参加の意向を伝えています。証券会社により引き受ける株数が違い、支店により引受株数も変わってくるはずですが、現在のところブックビルディング需要は1倍を超えているという話です。


直接支店に電話をして聞いたわけではありませんが、既にネットで参考になりそうな情報が出回っていました。私の店頭から申し込む際に需要がどの程度積みあがっているのか聞こうと考えていますが、聞くタイミングはブックビルディング2日目~3日目です。


あまりにも過熱化している場合は前倒ししますが、この頃に電話をして自分が申し込めば証券会社の温度感がわかります。また、SNSなどを見て回ると様々な情報と出くわすため参考になります。


下記は数日まえに書いた記事になります。よかったら参考にしてください。また、予定されている年間配当は100株で7,500円になります。


SBI証券のIPOは当選しやすいのか?


ソフトバンク上場による営業電話と初値予想暫定


ここから先は情報戦になり、市場の温度感を確認しながらブックビルディングに臨むことになります。想定発行価格1,500円水準であれば、強気に申し込む方が多そうですが、1,700円はいかがなものか?と感じます。1,700円の場合は配当利回り4.4%になり配当だけ見れば適正なのかもしれませんが、公開株式数が多いことが問題なんじゃないでしょうか?


ただ仮条件範囲は1,400円~1,600円などの幅を持たせることができるためたとえ1,700円上限となっても、その価格で決定するわけではありません。親子上場と言われていますが、沿革からもわかるように再上場にもあてはまります。1,700円は無謀だろう?と個人的に思いますが、どうなんでしょう。


大型上場になると仮条件上限に決定することは稀なので、中間あたりで決めてくると思いますが、今考えても仕方がないことでしょう。公開株数の変更が行われたり、海外配分の変更などが今後行われる可能性もあるため、情報が出てきてから考えましょう。儲かると思えば全力で参加できるように証券口座だけは開設しておきましょう。


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