デジタルグリッド(350A)がグロース市場に新規上場承認されたのでご紹介したいと思います。上場規模が大きく不安あるIPOだと思います。


主幹事は大和証券が務め公開株数1,827,000株、オーバーアロットメント274,000株です。上場規模は想定発行価格4,570円から計算すると約96.0億円になります。


デジタルグリッド(350A)IPOが上場承認
※デジタルグリッド公式サイト引用


電力小売りを挟まず直接電力を提供する企業です。


この手の銘柄は微妙ですよね。しかも想定発行価格が高いため公開価格割れすると大きな損失も考えられます。


売出株中心となっていることもイグジット感があります。仮条件まで様子見したいと思います。環境省が絡む事業なので大丈夫なのか?


国内電力市場の動向も関係するため難しさがあります。直近の業績は伸びています!


デジタルグリッド(350A)IPOの上場基本データと引受幹事について調べました

項目上場基本データ
上場日4月22日
市場グロース市場
業種電気・ガス業
事業内容電力及び環境価値取引プラットフォーム「DGP(デジタルグリッドプラットフォーム)」の運営、分散型電源のアグリケーションサービス及び脱炭素関連学習コンテンツの提供
ブックビルディング4月07日~4月11日
想定価格4,570円
仮条件4月04日
公開価格4月14日
初値結果
企業情報https://www.digitalgrid.com/
監査人EY新日本有限責任監査法人
手取金の使途蓄電池事業を担うデジタルグリッドアセットマネジメント株式会社への投融資資金に充当する予定


項目株数データ
公募株数250,000株
売出株数1,577,000株
公開株数(合計)1,827,000株
オーバーアロットメント274,000株
上場時発行済み株数6,183,300株
※公募分を含む
想定ベースの時価総額約282.6億円
幹事団大和証券(主幹事)
みずほ証券
SMBC日興証券
SBI証券
東海東京証券
楽天証券
松井証券
マネックス証券
岡三証券
極東証券
丸三証券
水戸証券
委託見込大和コネクト証券
SBIネオトレード証券
岡三オンライン
DMM.com証券


デジタルグリッド(350A)の事業内容と上場に伴う評判を考察してみました

想定発行価格4,570円を基に吸収金額を算出すると約83.5億円となり、オーバーアロットメントを含めると約96.0億円規模の上場となります。


同社グループはデジタルグリッド及び子会社1社により構成されています。


「エネルギー制約のない世界を次世代につなぐ」ことをビジョンとして掲げ、DGPの提供による「電力プラットフォーム事業」「再エネプラットフォーム事業」及び調整力事業や脱炭素教育事業の「その他」3セグメントに分類して事業を行っています。


DGPの主な特長は、電力取引に必要な機能を備え、自由な電力調達を可能にするシステムを提供している点です。


デジタルグリッド(350A)の業績
※有価証券届出書引用


利用者は初期費用、専門知識、小売電気事業者のライセンスを必要とせずに、発電家や需要家と直接電力取引を開始・継続することが可能になります。


通常、電力取引には、顧客管理・需給管理・料金計算・精算業務等を行うためのシステムや日本卸電力取引所に参加するための小売電気事業者ライセンスが必要になります。


なかでも、需給管理は電力取引の枢要となる機能です。


デジタルグリッドのビジネスモデル
※有価証券届出書引用


同社は再生可能エネルギーを今後のエネルギー供給の主役とし、人類をエネルギー制約から解放することを目的に2017年10月に設立されています。


発電量が不安定であるなどの課題を抱える再生可能エネルギーを「使いこなす」ための取り組みを行う中、2018年に環境省からの委託を受けてP2P電力取引の実証事業を開始したそうです。


同社は本実証事業を通して行った様々な仮説検証を踏まえ、2020年2月に発電家と需要家が直接取引可能な電力取引プラットフォームであるデジタルグリッドプラットフォーム(DGP)をリリースしています。


デジタルグリッドの販売実績
※有価証券届出書引用


デジタルグリッド(350A)の株主状況とロックアップについて調べました

会社設立は2017年10月16日、東京都港区赤坂一丁目7番1号に本社を構えます。代表取締役社長CEOは豊田祐介氏(1987年8月01日生まれ37歳)、株式保有率は7.70%(569,550株)です。※2025年3月10日調べ


従業員数70人で臨時雇用者8人、平均年齢39.6歳、平均勤続年数2.3年、平均年間給与9,834,000円です。連結従業員数は70人で臨時雇用者は8人です。


セグメントは電力PF事業、再エネPF事業、その他、全社共通にわかれます。


氏名又は名称所有株式数(株)所有株式数割合(%)ロック
東芝833,320株11.27%
WiL Fund Ⅱ L.P.666,660株9.02%
豊田祐介569,550株7.70%
三菱商事343,880株4.65%×
フーバー・インベストメント333,330株4.51%
FD333,330株4.51%
近清拓馬313,730株4.24%
※株主上位7名の状況、△表示は新株予約権を表します


上位株主には180日間(2025年10月18日まで)のロックアップが付与されています。ロックアップ解除倍率の記載は目論見にありません。


三菱商事は売出株で全株式を処分します。


上場前の第三者割当等による新株予約権の割当を受けた者との間に継続所有等の確約を行っています。


親引けはありません。


デジタルグリッド(350A)IPOの初値予想と幹事引受け株数をチェックしました

大手初値予想は仮条件発表後に掲載を予定しています。しばらくお待ちください。


最新業績予想の他、仮条件発表後のPERやPBRなども後日追記します。


【独自初値予想】
  • 第一弾4,500円~4,800円
※割れる可能性もあるかも?


幹事名割当株数引受割合
大和証券(主幹事)-株-%
みずほ証券-株-%
SMBC日興証券-株-%
SBI証券-株-%
東海東京証券-株-%
楽天証券-株-%
松井証券-株-%
マネックス証券-株-%
岡三証券-株-%
極東証券-株-%
丸三証券-株-%
水戸証券-株-%


現時点で人気が見込めるのかわからないためBBスタンスは中立とします。


当選を狙うのであれば大和証券でしょう。またJX金属でほぼ全プレだった大和コネクト証券から参加しておくと良いかもしれません。


2,500円分の特典が貰えるので口座開設していない方は口座開設しておくとお得です。IPO引受け数が多いため重宝すると思います。


IPOルールは下記記事にまとめています。




想定利回りを超えて配当を分配するFUNDI(ファンディ)をご存知でしょうか?勢いある企業なのでまとめ記事を作成しました。


投資スペックが投資家目線なので人気があります。抽選に落選しても次回ファンドの優先券が貰えたりするため面白いと思います。


配当10%程度を目標としていますが配当上振れで100%になる場合もあるそうです。私が投資したファンド償還が待ち遠しいです!




類似企業のPERやPBRを調べました

類似企業とPERやPBRは仮条件発表後に記載したいと思います。


類似企業PER
PBR
PER-倍PBR-倍
PER-倍PBR-倍
PER-倍PBR-倍

ストックオプションの株数や発行価格を調べました

ストックオプション行使期間株式の数発行価格
2020年10月27日~2028年10月26日26,600株150円
2022年3月01日~2030年2月28日352,000株205円
2022年10月06日~2030年9月05日291,000株450円
2023年4月01日~2031年2月28日33,000株450円
※発行回数が多いため省略


発行済株式総数5,933,300株に対する新株予約権の割合は24.6%に相当します。新株予約権による潜在株式数は1,461,010株です。


デジタルグリッドIPOの評価と申し込みスタンス!まとめ

デジタルグリッドのIPOは人気があるのか個人投資家レベルでは判断がつきません。


デジタルグリッドIPOのまとめ
※デジタルグリッド公式サイト引用


業績や内容から判断すると厳しさを感じます。ただこの手のIPOは知らないうちに株価が上昇していたりしますよね。


機関投資家需要があることを願いたいと思います。


DGP(デジタルグリッドプラットフォーム)の需要が国内でどの程度あるのかも判断がつきません。類似企業があれば参考になると思います。とりあえず大手予想待ちでよさそうです。


上場サイズも大きく値がさ株なので個人投資家は敬遠しそうですね。


kimukimu

4月はIPOが減るので期待したい気持ちはあります!ただ不安が先行しています。



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1円から投資できるため人気です。利回りが高いファンドが登場したので投資してみました。Vプリカが貰えるファンドも出てくるため重複して参加できます。非常にありがたいため何度も参加しています!!


詳しい内容は公式サイト又は下記記事を参考にお願い致します。


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