東名IPOの初値予想と幹事配分記事になります。光回線サービスを手掛けている一見地味な企業ですが業績は拡大傾向にあり、上場規模も小さことから一定の買い需要が発生する見込みです。逆に言えば成長性が乏しいと言えますが、安定的な収益構造となっています。


代表取締役の山本文彦氏は元々光通信社に勤めていたこともあり、営業部長やES事業部担当という役職人材も光通信社で働いていた経歴があるようです。意識してよいでしょう。


東名IPO初値予想と幹事配分


項目株数データ
想定価格3,290円
仮条件3月14日
公開価格3月26日
公募株数300,000株
売出株数50,000株
公開株数(合計)350,000株
オーバーアロットメント52,500株
幹事団東海東京証券(主幹事) ←ネット申込可能
みずほ証券
SBI証券
楽天証券
岡三証券
岡三オンライン証券 ←前受け金不要
極東証券
いちよし証券
エース証券


初値予想4,000円~5,000円


2019年8月期の連結業績予想は売上8.79%増、経常利益27.16%増(1.13億円増)の増収増益見込みとなっています。想定発行価格3,290円から推定されるPERは約15.75倍となります。意識される類似企業は光通信(9435)になるかと思われPER24倍あたりで推移しています。


メイン事業はオフィス光119になりますが、ビジネスホンやUTM機器、ネットワーク対応型複合機などの商材を扱ったオフィスソリューション事業も一定の売上があります。


同社の詳細は下記記事にまとめているのでよかったら参考にしてください。

⇒ 東名IPO上場と初値予想【ネガサ株で東海東京証券主幹事】


幹事名配分単位(株)
東海東京証券(主幹事)315,000
みずほ証券10,500
SBI証券7,000
楽天証券3,500
岡三証券3,500
極東証券3,500
いちよし証券3,500
エース証券3,500


直近で上場した銘柄ではアルテリア・ネットワークス(4423)も多少意識されると思いますが、上場規模に大きな差があるためパフォーマンス的には参考にならないでしょう。PER12.9倍、PBR4.39倍となっています。ちなみにアルテリア・ネットワークスの上場規模は302億円規模でした。


同社の場合は13億円規模の上場になり買い需要が一定数見込めます。PER的には20倍~25倍あたりで落ちつくと思われますが、初値だけは高くなると予想します。


これと言って特に新奇性はありませんが、上場規模が小さいことと東海東京証券が主幹事を務めるため公募組には人気がある銘柄でしょう。東海東京証券が主幹事を行うと初値が高くつくことが多いと感じます。


また、ヴィッツ(4440)の主幹事も行っているため口座をまだ開設していない方はこの機会に開設しておくとよいでしょう。幹事入りすることが多く、資金重複可能でIPO抽選に参加できます。


地合いが良ければ10万円程度の利益が期待できると思います。


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