伊藤忠アドバンス・ロジスティクス投資法人(3493)が上場しました。台風や地震といった天災と重なりましたが無事上場となります。しかし、公開価格103,000円を大きく割ってしまい残念な結果となっています。私も当選していたためアホルダーとなっていますが、3年間塩漬け状態だと元は取れるでしょう。


伊藤忠アドバンス・ロジスティクス投資法人(3493)上場初値結果


【ジャパンリート】

伊藤忠商事をスポンサーとするJ-REIT。主要投資対象は物流施設で上場時取得物件7件は全て物流施設(取得価格合計538億円)。ただし、投資方針上はポートフォリオの2割以下(取得価格ベース)でその他用途の不動産も組入可能。分配金については、他の物流施設型J-REIT同様に適宜利益超過分配を実施する方針。なおセイムボート出資として上場時に伊藤忠商事が発行済投資口数の5%程度を取得する。


仮条件が引き上げられたためその分マイナスとなる結果でした。公開価格103,000円に対して初値は99,300円となります。2口しか保有していなかったのでこのまま分配金を頂きながら長期戦で向かいたいと思います。価格が下げたのでNISA枠で保有するのもありかと考えています。


倒産することはないでしょうから頑張って頂きたいと思います。


最新の分配金情報が出ていたので共有したいと思います。1口当たりの分配金は2019年1月期が1,328円と利益超過分261円となり合わせて1,589円となります。2019年7月期が1,809円と利益超過分280円を合わせて2,089円です。合計すると3,678円になります。証券会社リサーチ時よりもやや上がっていますが、利益超過分が含まれていなかっただけでしょう。


現在の94,600円から利回りを算出すると約3.89%となるため、もう少し下がるのかもしれません。需給が改善すれば多少上向くかもしれませんが、他のリートから考えると利回り4.2%~4.5%程度の推移かな?と個人的に考えています。伊藤忠商事が先に上場させているアドバンス・レジデンス投資法人(3269)の分配金は3.67%(286,000円算出)です。


比較対象としてどうかと思いますが、直近上場の三菱地所物流リート投資法人(3481)などは参考になるかもしれません。JCR格付けAA-となっているリートで利回り4.39%となります。三井不動産ロジスティクスパーク投資法人(3471)あたりだと利回り3.73%になります。


保有物件が地震に見舞われるとどうなるのかわかりませんが、伊藤忠アドバンス・ロジスティクス投資法人の保有物件は東京や千葉、茨城にあることから都心が被害にあわない限り大丈夫でしょう。上場時期もあまり良いとは言えませんが、次にインフラファンドとして上場を控えている東京インフラ・エネルギー投資法人(9285)は完全スルーで行きたいと思います。


もうリートはしばらく駄目なのかも?ヘルスケアやインフラファンドなど新しい商品が出てくるタイミングでは大きな利益を獲得できていますが、今回の結果を見ると厳しいようです。残念ですが、このままアホールドで3年寝太郎決定でしょう。サムティ・レジデンシャル投資法人は売却まで4年近く掛かりました(涙)


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