air locker(エアロッカー)がファンディーノを使って2,500万円を調達します。上限応募額は5,000万円弱となり大きな調達を予定しています。ベンチャー企業ということで面白い事業が多く、公式サイトを見るだけでも参考になります。今回は「手ぶらで旅をしよう」というコンセプトのもと事業展開をしています。


同社はナビタイムジャパンが運営する総合ナビゲーションサービス「NAVITIME」の検索網を利用し、荷物の預かりスポット検索や空き状況の確認などを手軽に見つけることができるサービスを展開しています。さらに荷物を好きな場所やタイミングで発送でき、最短即日で目的地に送り届けるというサービスも行っています。


air locker(エアロッカー)上場予定


公式ホームページ上では既に、株式会社シェアリングサービスや大阪観光局とも業務提携を開始しているとあります。さらに今後は海外展開も視野に入れたビジネスモデルを構築することも想定しているようです。


出張や旅行に出かけた際に荷物を持って移動するのは不便ということでサービス開始に至りましたが、インバウンド需要を狙った展開を今後予定しているようです。日本の治安の良さがこのようなサービスにつながると思われます。


訪日外国人へのコインロッカー不足をすでに国交省が把握しており、2016年から「手ぶら観光推進」と称し荷物預りサービスに補助金を出すなどして、手荷物の預け場所の確保を行っています。2018年の開拓場所は214箇所となり、伸び悩んでいるようです。


観光庁発表(コインロッカーの数)


air locker(エアロッカー)の仕組みはどうなっているのか?空間のシェアリングがポイント

「手ぶらで旅をしよう」というコンセプトの内容はどうなっているのか?そもそも仕組みに落ち度はなのか?といった疑問があります。要は契約企業の空いた空間に手荷物を預かってもらうサービスになります。これによりロッカーに頼ることなく荷物を預けられる大きなメリットがあります。


air lockerの仕組み


もちろんスペースを提供する企業(ホストショップ)には副収入が入り、荷物を受け取りに来るゲストをお店の新規顧客にすることが可能になるメリットがあります。また、同サービスを利用することで顧客(ゲスト)の荷物配送を、好きな場所や好きな時間に発送でき、さらに最短即日で目的地に送り届けることもできます。


用途としては、最短当日で目的地へ発送できるため、空港や駅などに向かう前などに手ぶらで観光が可能になることも考えられるそうです。

手荷物を預けられる仕組みと次世代配送サービス

手荷物配送サービスは、次世代配送シェアリングサービスを展開する「PickGo」と共同開発しているそうです。現在の物流だと配送センターに集められる流れになっており時間やコストの問題が起こります。しかし、PickGoのシェアリング型物流システムを使えばよりスムーズな集荷や発想が可能になります。

手荷物を預けられる仕組みと


5,000名以上の個人配送ドライバーが既にいて、ゲストをマッチングし全国24時間、最短当日で荷物を受け取ることが可能になっているようです。さらに、「手荷物の相乗り」の仕組みで多くの荷物がライドシェアすることにより、配送コストが低くなるようです。


個人的にはこのような仕組みに興味があるものの、同社が説明しているサービスがそのまま展開できるのはやや疑問でもあります。海外展開だと場所によっては、悪質なゲストや企業、配送ドライバーの問題もあり得るのではないかと・・・


インバウンド需要に対しては大きなメリットがありますが、言葉の壁はあるのかもしれません。現在同社では4ヶ国語に対応ということです。サービスの決済方法はクレジットカードや銀嶺(中国のカード)、WeChat Pay(モバイル決済)に対応し、ゲストも企業(ホストショップ)も現金は一切必要なしでサービスを利用できます。


また、訪日外国人観光客向けナビアプリ「NAVITIME for Japan Travel」とも連携し、目的地の検索から手荷物預かりの予約までがワンストップで行える仕組みを構築しています。もちろん訪日外国観光客だけではなく、日本人の出張や旅行などでも使用できます。


air locker(エアロッカー)のビジネス優位性と市場の獲得方法

「NAVITIME」や「PickGo」との連携は同社オリジナルのビジネスモデルとなり、他社が簡単に真似できない仕組みとなります。もちろんん他社参入がないわけではありませんが、参入壁は高いものと思われます。現状ではNAVITIMEが利用する4,100万人以上のユーザーが一つのポイントになります。


air locker(エアロッカー)のビジネス優位性


飲食店などの空きスペースを利用することから提携企業(ホストショップ)への売上貢献も期待できます。よって提携企業数は増える見込みのようです。すでにインバウンドを吐露囲んだ飲食店展開をしている企業もあるようです。


同社はビッグデータなどの蓄積により外国人行動履歴を把握することができます。同社サービスが利用される場所のデータ蓄積することにより、訪日外国人が好むスポットを解析し、ホストショップの開拓が進むと考えているようです。


市場の獲得方法としては、インバウンド外国人への「air locker」の認知度拡大を行うこと、「NAVITIME for Japan Travel」アプリとの連携強化となっています。ホストショップ開拓は観光局や、国外ハブ空港などと連携しホストショプの開拓を行う計画があるようです。


air locker(エアロッカー)の上場とまとめ

air lockerは2019年にサービスをスタートさせる予定となっており、世界への展開は2019年後半ということです。また上場をする予定は2023年7月以降(参考値)になるようです。ファンディーノで資金を募集している企業がすべて上場するわけではないと思いますが、毎回面白い企業を探してくると感じます。


代表取締役の室崎憲昭氏について調べてみると、どうやら株式会社フードアドレスという会社の代表も行っているようです。外食産業に特化したPOSシステムのアプリケーションを自社開発し、飲食店に必要なPOSシステムを中心としたITソリューションサービスを提供しているとあります。


この辺りから飲食業を中心とした企業提携を推し進めているのかもしれません。現在のところ6店舗の飲食店を経営しているようです。投資を予定されている方は最終的に自己判断となります。私は自分が投資したいと思う企業が出てくるまで待ち続けます。


そういう銘柄に限って人気があり投資出来ないことがありますけどね。下記はファンディーノについてまとめた記事なのでよかったら参考にしてください。

⇒ FUNDINNO(ファンディーノ)の評判がいいのに審査が厳しい?上場で儲かる可能性


私はまだ1銘柄にしか投資できていませんが、読者の中には複数の案件に投資をされている方も多く見受けられるようです。投資をした案件が上場するとどの程度利益が出るのかわかりませんが、大きな利益を生んでくれることを期待しています。


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