TECROWD(テクラウド)のセミナーを受講してみました。不動産投資型のクラウドファンディングを行い海外不動産に強みを持つ企業です。
主にモンゴルのマンションやオフィスビルを投資対象とし、安定した収益を得られる出資構造となっています。
海外不動産に投資を行うのはハードルが高いと考えている方も多いと思いますが、日本国内で投資を行うスキームと殆どかわりません。
※テクラウド公式サイト引用
まず、セミナーを受講し驚いたのはTECROWDがインベスコアジャパンの子会社になっていたことです。2022年1月某日にセミナーを受講しそのタイミングで発表されました。
これまでもファンド組成で「Invescore Property LLC.」の名前が出てきていたため知っていましたが、グループ企業になったのは初耳でした。
色々調べてみるインベスコアグループは「インベスコアNBFI」がモンゴル証券取引市場に上場していたり、金融業を行っていたり手広く事業を展開しているようです。
セミナー時には不動産開発業が主力事業と仰っていましたが、その他の事業にも積極的に取り組んでいるようです。
ちなみにセミナーではインベスコアジャパン最高財務責任者の久保隆明氏、TECRA株式会社取締役金融事業本部長の新野博信氏が登壇されました。
セミナー開始からドキドキする内容の連発で面白い内容となっています!!
TECROWD(テクラウド)はなぜモンゴルで事業を行うのか調べてみた
TECROWDのセミナーで驚いたことの一つに「業界で1番」を狙うと仰っていたことです。設立は2004年11月となりますが、1号ファンドは2021年3月なのでまだそれほど時間が経過していません。ファンドも順調に組成され賃貸型ファンドの他に最近では開発型のファンドも登場しています。
クラウドファンディングと言っても同社は不動産投資型になります。よく比較されるのは融資型クラウドファンディングだと思います。
投資スキームが異なり投資初心者は「不動産投資型」を選択しておいたほうが無難だと思います。不動産投資型は実際に不動産を取得するため投資リスクが下がると個人的に考えています。
融資型の場合は資金を必要とする事業者に対し、担保設定などを行いお金を貸し出す仕組みになります。
そもそもなぜモンゴルで事業を行うのか?とそこに注目したいと思います。
どうやらモンゴルで不動産業を行うためには基盤がしっかりしていないとできないようです。資金力があっても現地に根付いた企業でなければ事業活動が容易ではないそうです。
また、モンゴルにおける不動産開発には金融機関のローンが付きづらいため、必要資金の全額を自己資金で補う必要があるそうです。
先程もご紹介しましたが、インベスコアグループはモンゴルで既に実績ある企業です。
通常であれば参入障壁が高い環境だと思いますが、インベスコアNBFIがモンゴル証券市場に上場していることからも現地に根付いた事業を行っていると考えられます。
多くの企業は東南アジア等で投資活動を行うようですが、実は儲かっている企業は少ないようです。
東南アジアは観光スポットも多いことで一見投資環境が良さそうに見えますが、労働賃金の問題やコスト面で割高になるため、思うような利益を上げることは難しいようです。
資料を頂いているため下記画像も参考になればと思います!
※転載する場合はTECROWDの許可を得てください
モンゴル証券取引所に上場しているインベスコアNBFIの時価総額は120億円との記載があります。
それと気になったのは同社グループが扱う決済アプリの「pocket」がモンゴル国民の20%の使用率となっていることです。
20%の国民とは驚きですね。このような事からもモンゴルに浸透している企業だとわかります。
TECROWD(テクラウド)の利回りはなぜ高いの?モンゴル不動産開発はそんなに儲かるの?
TECROWDのファンド利回りは年換算で8%程度の利回り期待となっています。公式ページには7.0%~11.0%と書かれているため今後さらに高い利回りが登場する可能性もあります。ファンドを調べると8号ファンドの障がい者向けグループホーム「AMANEKU平塚田村」が11%になっていました。実は日本案件で開発型ファンドの提供を行っています。
現状ではモンゴル不動産を対象にしたファンド組成がメインとなっています。海外不動産に抵抗がある方は日本案件に申込むと良いかもしれません。
利回りが高く逆に不安かもしれませんね。
貸付型ファンドと開発型ファンドの詳細は上記のようになります。日本案件の場合は借上業者が入りません。類似企業と似たようなスキームになります。
貸付型ファンドではインベスコアグループの「Invescore Property社」とマスターリース契約を円建てで締結するそうです。
グループ企業で土地の仕入れから建物竣工後の販売、リーシングや管理までワンストップで行える環境のため高利回りファンドの提供ができるそうです。
また同社がファンド組成を行うモンゴルの首都ウランバートルに人口が集中する傾向があるそうです。そのため富裕層も多く同社保有の不動産も好調に売れているようです。
人口に対して不動産提供が追い付いていないと伺っています。またモンゴルは親日国のため日本企業へのイメージも良いそうです。
同社の投資スキームについては下記記事でまとめているのでよかったら参考にしてください。
TECROWD(テクラウド)が不動産投資型クラウドファンディングを行う情報を掴みました。そこで評判や評価を詳しく調べ投資を行ってよい企業なのか考察してみました。またメリットとデメリットも取上げ深掘りしています。 最大の特徴 …
TECROWD(テクラウド)の投資家保護の取り組みをご紹介します!
不動産投資型クラウドファンディングは投資初心者にお勧めできると考えています。ただ運営企業が絶対に破綻しないとは言えません。そのため事業者選びも重要です。同社は事業規模が大きいため一定の信用や信頼はあると考えられます。
また投資家保護の取り組みでは以下のような事が考えられます。
- 優先劣後構造
- マスターリースによる空室リスクヘッジ
- 円建てによる為替リスクヘッジ
- 分別管理体制
元本や配当(分配金)などに損失が出た場合は同社の劣後出資から先に負担が行われる構造です。この構造が不動産投資型クラウドファンディングの魅力だと思います。
そして、ファンドによってはマスターリース(一括貸し)契約が行われいるため、対象不動産に空室が出た場合でも賃料に変動がありません。
さらにマスターリース契約で賃貸借は全て円建てで行われるため為替リスクの軽減になります。これは同社グループ内で金融業を行っているためできる事かもしれません。
セミナーでも金融事業で日本円・米ドル円・モンゴルトゥグルクといった各通貨を保有していると仰っていました。
分別管理体制では、不動産特定共同事業法に従い銀行口座を含めた資金と会計の明確な分別管理を実施しているそうです。決算情報の開示も行われ透明性を確保するそうです!
投資家保護の取り組みでできることは全て行うスタンスみたいですね。
また過去にインタビューを行っており、TECRA株式会社取締役の遠藤幸一郎氏に行わせて頂きました。他社は「不動産のプロ」になりますが、TECROWDは「建設のプロ」になるそうです。
2重課税の問題などは個人的に興味深いと考え質問させて頂きました。
インベスコアジャパン傘下に入り事情も変化していると考えられますが、資金力を活かしたビジネスを展開していると考えられます。投資家には嬉しい材料だと思います!
TECROWD(テクラウド)さんに独占インタビュー(取材)をさせて頂きました。投資家が気になることをズバズバと聞いてみたので投資の参考にして頂ければと思います。今回も攻めた質問を行っています! ご回答頂けないかも?と思い …
TECROWD(テクラウド)の口コミとセミナー受講でわかったこと!まとめ
TECROWD(テクラウド)のセミナー受講は今回2回目でした。クラウドファンディングサービスを開始するときにもセミナーを受講しています。そして今回凄く良い材料だと思ったのはインベスコアグループに入ったことです。知名度向上の他、グループ内でワンストップでサービス提供ができることは強みです。
また、同社はシント=トロイデンVV(STVV)のスポンサーを行っており、2022年1月に香川真司選手が加入を発表しています。
スポンサーを行うことで宣伝効果もあると思いますが、TECROWD取締役の新野博信氏によれば若い才能を持った選手が世界へ羽ばたく架け橋となるために行っているそうです。
インタビューでもシント=トロイデンVVのスポンサーについてお聞きしています。
不動産投資型クラウドファンディングに投資を行ったことがある方はスキームなどがわかると思いますが、なぜ人気投資なのかわからない方も多くいるようです。
クラウドファンディングと言っても種類が多く難しく感じるのもわかります。それに融資型クラウドファンディングは貸付型クラウドファンディングやソーシャルレンディングとも言われるたわかりにくいと思います。
しかし今回ご紹介したのは、不動産投資型クラウドファンディングになります。上記でも説明したように現物不動産を取得する仕組みになります。
利益は賃貸収入の他、物件の売却益になります。
同社のファンド組成数が増えるにつれ投資家登録者も増加しているそうなので、成長期待が見込める企業だと思います。海外不動産が対象となっているため躊躇している方は多いはずです。
少しでもセミナーの内容が参考になれば嬉しく思います!!
また、嬉しいことに最近ではカザフスタンの高利回りファンドが登場しています。この他、日本で組成されるファンドもバリエーションが増えているため投資妙味があると思います。
約10年間も投資できるファンドが登場したため下記記事で内容をまとめてみました。利回りも8%と高めです!
テクラウド(TECROWD)から新ファンドが登場しました。これまで海外不動産が目立っていましたが34号案件は日本のバケーションレンタルが対象物件です。 日本案件では障がい者向けグループホームをファンド化していましたが、「 …
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