エブレン(6599)IPOがジャスダックスに新規上場承認されました。今回も業績や上場規模などを確認し自己評価していきたいと思います。


主幹事は野村證券が務め公開株数269,900株、オーバーアロットメント40,400株です。上場規模は想定発行価格1,050円から計算すると約3.3億円になります。上場規模が特に軽く初値が飛びそうなIPOだと思います。


エブレンIPO上場承認と初値予想


エブレンは「産業用電子機器・工業用コンピュータの設計・製造・販売」を行いバックプレーンに強みを持つ企業になります。


今後はボードコンピュータの開発設計を行うシステムソリューション事業部の機能拡大や、子会社の機能を最大限に活用し顧客の幅広いニーズを応えていくそうです。


少しニッチな分野の企業になりますがデジタル化、5G、IoT等への対応を行い同社製品も需要が今後見込めるそうです。モバイル通信の第5世代移動通信システム(5G)関係とまでは言えないかもしれませんが、エブレンにとっては絶好のチャンスになるそうです。


エブレン(6599)IPOの上場基本データと引受幹事

項目上場基本データ
市場JASDAQスタンダード
業種電気機器
事業内容産業用電子機器・工業用コンピュータの設計・製造・販売
上場予定6月29日
ブックビルディング期間6月11日~6月17日
想定価格1,050円
仮条件1,200円~1,350円
公開価格1,350円
初値結果5,000円(公開価格3.70倍)
企業情報https://ebrain.co.jp/
監査人太陽有限責任監査法人


【手取金の使途】

手取概算額131,041千円については、半導体製造装置関連の新規事業向けとして、①半導体製造装置に実装する試作品の性能評価、及び段階的に予定している量産体制を整えるための設備資金(自動ディスペンサーやダイボンダーなど)として107,000千円、②新規事業における運転資金として24,041千円を充当する予定であり、具体的には以下のとおりであります。

①設備資金の内訳としては、試作を実施している新規事業の製品に関連した評価・量産用の設備投資として、2021年3月期に21,000千円、2023年3月期に86,000千円を予定しております。
②運転資金としては、量産時の仕入増加による在庫支出として、2023年3月期に24,041千円を充当する予定であります。

※なお具体的な充当時期までは安全性の高い金融商品等で運用する予定です。

※有価証券届出書(新規公開時)引用



項目株数データ
公募株数142,900株
売出株数127,000株
公開株数(合計)269,900株
オーバーアロットメント40,400株
上場時発行済み株数1,536,000株(公募分を含む)
想定ベースの時価総額約16.1億円
幹事団野村證券(主幹事)
いちよし証券
マネックス証券
委託見込ライブスター証券
DMM.com証券


エブレン(6599)上場評判とIPO分析

想定発行価格1,050円を基に吸収金額を算出すると約2.8億円となり、オーバーアロットメントを含めると約3.3億円規模の上場となります。フィーチャIPOと同規模の上場のため面白い展開を期待したいと思います。


2020年3月上場の関通(9326)はEC・通販物流支援サービスを行い倉庫運輸関連でしたが、初値とセカンダリーで右肩上がりとなりました。上場規模は4.8億円で時価総額14.1億円だったIPOです。上場規模が小さいと資金流入が少し多くなるだけで初値が高くなる期待があります!


エブレングループはインフラシステムに使用される組込型コンピュータ(産業用コンピュータ)及びその周辺製品を事業の対象領域として捉え、同社グループが保有する技術力と生産力を全分野横断的に提供することを営業の基本として、これらに特化した製品の設計と製造を一筋に40有余年継続しています。


グループはエブレン及び連結子会社1社(蘇州惠普聯電子有限公司)により構成されています。産業用電子機器や工業用コンピュータに使用されるバックプレーン、システムラックやコンピュータシャーシ、及びボードコンピュータを含むその他周辺機器等の開発、設計、製造、販売を行っています。


エブレン(6599)上場評判と業績


バックプレーンとはCPUボードやI/Oボード等の各種回路基板(ボードコンピュータ)を相互に接続して信号伝送を行う回路及びこれら基板に電力を供給する回路を備え、これら基板の着脱をコネクタを介して自在に接続できるようにしたユニットのことを言います。


バックプレーンはこれら回路基板間の全ての信号を統合し、コンピュータとしての基本機能を実現するためのハードウェアです。


バックプレーンには各種の規格が制定されており、顧客である電子機器メーカーや機械装置メーカーの製造する最終製品は多岐にわたり、その要求仕様も異なるため顧客独自の仕様に合わせて設計したカスタム製品の販売が中心となっています。


エブレンIPOの製品利用例と応用分野別売上


エブレングループでは各種のコネクタ、並びに様々なサイズや厚さのプリント基板に対応できるようにした自動組立装置及び検査装置を自社で設計、開発し生産に使用しています。


ボードコンピュータは、用途によりバックプレーンに接続して複数のボードコンピュータと一緒に動作を行うもののほか、1枚のボードコンピュータのみで動作するものがあります。


バックプレーンを使用するボードコンピュータは半導体製造装置や鉄道車両など比較的大規模なシステムに使用される一方、1枚のボードコンピュータのみで動作するものは、IoTやエッジコンピューティングの分野など比較的小規模な分野で使用します。


CPUだけではコンピュータとして成り立たず、コンピュータとして動作させるためにはCPUの他に記憶装置、入出力装置、通信装置などを回路基板に組み込む必要があるそうです。


エブレンIPOの販売実績と取引先企業名


産業用電子機器では保守性、拡張性、汎用性等の利点から、回路基板を自由に抜き差しできるバックプレーン方式が一般的に採用されているため、その応用分野は産業用電子機器業界全般にわたっています。またボードコンピュータにおいても同様に業界全般で使用されております。


事業系統として同社は海外の仕入先から部材を仕入れ、連結子会社である蘇州惠普聯電子有限公司との間で相互に部材を融通しているそうです。


このことにより、仕入の際のスケールメリットの享受や安くて高品質な部材の調達を可能にしています。


エブレン(6599)の企業財務情報と配当性向

回次第45期第46期
決算年月2018年3月2019年3月
売上高3,603,9893,309,196
経常利益361,556388,176
親会社株主に帰属する当期純利益255,262261,243
包括利益260,254250,151
純資産額2,732,2042,905,520
総資産額4,185,6204,101,457
1株当たり純資産額1,936.362,126.87
1株当たり当期純利益金額180.91185.75
自己資本比率(%)65.370.8
自己資本利益率(%)9.89.3
株価収益率(倍)
配当性向(%)
営業活動によるキャッシュ・フロー△8,38086,338
投資活動によるキャッシュ・フロー22,742△120,485
財務活動によるキャッシュ・フロー105,237△127,415
現金及び現金同等物の期末残高1,078,408911,935
※数値は千円単位


第47期第3四半期連結累計期間(2019年4月01日~2019年12月31日)
  • 売上高2,411,971千円
  • 売上原価1,915,833千円
  • 営業利益222,400千円
  • 経常利益241,239千円
  • 親会社株主に帰属する四半期純利益は159,883千円


【エブレンIPOの第47期第3四半期連結累計期間のチェックポイント!】

従来バックプレーンをベースにおいたビジネス展開を行ってまいりましたが、ボードコンピュータの製作を得意とするシステムソリューション事業部の機能や、中国蘇州市にある子会社の製造・販売及び部材の調達拠点としての機能を最大限に活用し、従来以上に顧客の幅広いニーズにお応えするために、

「ESEC 第22回組込みシステム開発技術展」(東京ビッグサイト4月10日~12日)に出展するなど新規ユーザーの開拓に積極的に取り組み売上増加に努めました。しかし、収益面は交通関連装置や防衛・その他が好調でしたが、半導体製造装置の上期での設備投資延期、海外での医療関連機器の生産調整が大きく影響し前年同期比で減少しました。


エブレン(6599)の株主状況とロックアップについて

会社設立は1973年10月22日、東京都八王子市石川町2970番地6に本社を構えます。社長は上村正人氏(1944年9月04日生まれ)、株式保有率は46.93%(641,100株)です。


従業員数は96人で臨時雇用者17人、平均年齢43.3歳、平均勤続年数11.2年、平均年間給与約4,430,000円です。連結従業員数は113人で臨時雇用者17人になっています。


氏名又は名称所有株式数(株)所有株式数割合(%)ロック
上村 正人641,100株46.93%
カーム有限会社250,000株18.30%
熊谷 尚登77,000株5.64%
小林 寛子60,000株4.39%
髙橋 武志50,000株3.66%
藤野 正美45,000株3.29%
エブレン社員持株会40,100株2.94%
※株主上位7名の状況


【ロックアップについて】

本募集並びに引受人の買取引受による売出しに関連して、売出人及び貸株人である上村正人、売出人である熊谷尚登並びに当社の株主であるカーム有限会社、小林寛子、髙橋武志、藤野正美、菊水電子工業株式会社、上村和人、上村宏子、上村愛、清水旬、小林一夫、小林剛、山﨑万希子、田中猛、森下進、町山佳苗は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場日後90日目の2020年9月26日までの期間中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社株式の売却等を行わない旨合意しております。

当社の株主であるエブレン社員持株会は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場日後180日目の2020年12月25日までの期間中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社株式の売却等を行わない旨合意しております。

※有価証券届出書(新規公開時)引用



上位株主には90日間(2020年9月26日まで)のロックアップが付与されています。またエブレン社員持株会は別途180日間(2020年12月25日まで)のロックアップが付与されています。ロックアップ解除倍率の記載は目論見にありません。


親引けは13,400株を上限に福利厚生を目的に行われる予定です。


エブレン(6599)IPOの初値予想と幹事引受け株数

大手初値予想は2社掲載予定です。しばらくお待ちください。最新業績予想の他、仮条件発表後のPERやPBRなども後日追記します。


大手初値予想が掲載されました。下限と上限の差が大きいため利益が出そうなIPOは全参加のスタンスで良さそうです。エブレンの場合は初値2倍程度が意識されているようです。


仮条件は1,200円~1,350円に上方修正され上限1,350円の吸収額は約4.2億円になります。27%程吸収額が大きくなりました。ただそれでも小粒上場です。事業内容から考えると初値2倍程度が限界か?と感じます。短期のIPOバブルが来てそうな感じもするため先に上場するIPOの初値に左右されそうです。


大手初値予想(A社)1,500円~2,500円
修正値2,500円~3,000円

※注目度B、6月12日追記


大手初値予想(B社)2,250円~2,650円
修正値2,300円~2,700円

※注目度5段階中上から1番目、6月21日追記


初値予想はだいぶブレがあるようです。企業独自の算出方法や経験から導き出されていると思います。公開価格割れはなさそうなので公募組は全力申し込みでしょう!


2021年3月の連結業績予想は売上33.7億円となり前期31.8億円から6.0%増、経常利益3.1億円となり前期3.0億円から3.6%増になる予想が出ています。四半期利益も2.1億円で前期比3.5%増を見込んでいます。業績の評価はあまりできないようです。


EPS140.41からPERを計算すると約9.61倍になります。某社によれば割安水準に株価があり5GやAI(人工知能)関連として意識される可能性が高いようです。とにかく高評価となっていることで需給がひっぱくするそうです。BPS2,269.75からPBRを計算すると約0.59倍になります。


配当が18円用意されているため配当利回りを計算すると約1.33%になります。


kimukimu

雰囲気的には初値2倍かな?それ以上かな?と伝わりますが、上場する全ての銘柄がターゲットになるとはまだ考えられません。


JASDAQスタンダード銘柄になる老舗企業の初値も爆上げとなるのか注目したいと思います。


ロックアップは90日間と180日間で解除倍率設定はありません。セカンダリーはどうなるのか微妙かもしれませんが、公募組はしっかりとした利益が出そうです。


幹事名配分単位引受割合
野村證券264,900株98.15%
いちよし証券2,500株0.93%
マネックス証券2,500株0.93%


業種が電気機器となっていますが人気化しそうなIPOだと思います。当選を狙うには野村證券とマネックス証券からの申込みになると思います。いちよし証券はIPO抽選ルールが変更になっているため気を付けてください。


マネックス証券は銘柄毎に資金拘束となるためブックビルディングが集中すると当選期待ができます。野村證券は口座開設者が多いため狙って取れるとは言えず運になると思います!どの証券会社でも同じことが言えるでしょう。






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デメリットを1つだけクリアーすればかなり優秀なロボットアドバイザーだと思います。実際に取引してみたのでよかったら参考にしてください。




類似企業のPERやPBRを調べてみました

類似企業とPERやPBRは仮条件発表後に記載したいと思います。


類似企業PER
PBR
ダイコク電機(6430)PER61.77倍PBR0.61倍
HPCシステムズ(6597)PER30.49倍PBR7.25倍
コンテック(6639)PER9.69倍PBR0.85倍
※2020年6月10日の株価基準

ストックオプションの株数や発行価格を調べました

ストックオプション行使期間株式の数発行価格
ストックオプションなし-株-円


ストックオプション(新株予約権)は設定がありません。またロックアップ率が高く公開株式以外の株が流通する可能性は少ないと思われます。


ツイッターでもIPO記事のチェックができます!

最新情報を手に入れたい方やレア情報、気になったことをツイートしています。IPO投資歴は13年と長くソーシャルレンディングも4年目突入!安定の利益でブログも14年目に突入。


エブレン(6599)IPOの評価と申し込みスタンス

エブレンIPOは事業評価よりも上場規模が小さい事と公開株数が少ないことで資金が集まりそうです。株主で上場企業はJASDAQに上場する菊水電子工業(6912)だけのようです。あまり材料視されることはなさそうです。


前期連結売上は33.1億円、四半期利益は2.6億円になります。イメージ的には底堅い事業のように感じます。創業も47年目となり実績があります。


エブレンIPOの評価とエンブレムの強み


以前は産業用コンピュータを使用するあらゆる業種のユーザーが顧客として存在していたため特定の業種が不況に陥っても他の業種で補うことができたそうです。しかし、現在は半導体製造装置関連の売上が多く急激に状況が変化する可能性があるそうです。


子会社が中国にあるため売上比率を調べると3.7%と低い水準でした。また為替が絡むため急激な円高になると業績に大きな影響があるそうです。取引先の株式会社アバールデータに対する売上割合が16.7%となっていますが今後も良好な関係が続く想定となっていました。


新型コロナウイルス感染症について調べてみると業績への影響は軽微だそうです。比較的人との接触も少ない業種になっていることも関係しているようです。


上場時点で大きな減益予想が出ているわけではなさそうなので安心してIPO抽選に申込ができそうです!ビッグデータやAIとも多少関係がありますが5Gと同じであまり意識されないように思います。


完成品を作っているというよりも産業用コンピュータやCPUの周辺回路設計などを行う企業になります。


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