笹徳印刷(3958)のIPOがスタンダード市場に新規上場承認されたのでご紹介したいと思います。業種が「パルプ・紙」になり老舗企業なので人気はあまりなさそうです。


主幹事は東海東京証券が務め公開株数1,753,900株、オーバーアロットメント263,000株です。上場規模は想定発行価格710円から計算すると約14.3億円になります。


笹徳印刷(3958)IPOが上場承認
※笹徳印刷公式サイト引用


2023年はスタンダード市場への上場に資金が流入することもありましたが、同社への資金流入は限られそうです。


個人投資家には人気がないと思うので機関投資家や関連会社絡みの資金流入期待でしょうか。配当性向もこれまでの実績確認では低いようです。


何か隠れた材料があればいいのですがそもそも微妙案件だと思います。積極的に参加するIPOではなさそうです。


2023年8月で創業133年になるそうです!


笹徳印刷(3958)IPOの上場基本データと引受幹事について調べました

項目上場基本データ
上場日9月22日
市場スタンダード市場
※名古屋証券取引所にも同時上場
業種パルプ・紙
事業内容紙類及び包装資材の製版、印刷、加工並びに販売。出版物並びに宣伝広告媒体等の企画、編集、製作、販売。情報サービス事業並びにソフトウェアの企画、開発、製作、編集及び販売
ブックビルディング9月06日~9月12日
想定価格710円
仮条件580円~600円
公開価格600円
初値結果680円(公開価格1.13倍)
企業情報https://www.sasatoku.co.jp/
監査人監査法人東海会計社
手取金の使途設備資金に充当する予定、残額は既存の借入金の一部返済資金に充当する方針


項目株数データ
公募株数500,000株
売出株数1,253,900株
公開株数(合計)1,753,900株
オーバーアロットメント263,000株
上場時発行済み株数6,185,000株
想定ベースの時価総額約43.9億円
幹事団東海東京証券(主幹事)
SMBC日興証券
大和証券
SBI証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
楽天証券
岡三証券
安藤証券
委託見込大和コネクト証券
岡三オンライン


笹徳印刷(3958)の事業内容と上場に伴う評判を考察してみました

想定発行価格710円を基に吸収金額を算出すると約12.5億円となり、オーバーアロットメントを含めると約14.3億円規模の上場となります。


同社グループの企業集団構成は、笹徳印刷と子会社の株式会社サンライト、PT.SASATOKU INDONESIA、世徳印刷(無錫)有限公司、世徳印刷科技(無錫)有限公司の5社になります。


その役割は笹徳印刷が国内におけるパッケージ、販促物、広告、パンフレット等の製造・販売事業になります。


株式会社サンライトはセールスプロモーションに関わる企画・制作及びマーケティングの企画事業を行います。世徳印刷(無錫)有限公司と世徳印刷科技(無錫)有限公司は中国国内におけるパッケージの製造・販売事業です。


PT.SASATOKU INDONESIAはインドネシアにおけるパッケージの販売事業を行っており製造は行っていません。


笹徳印刷(3958)の業績
※有価証券届出書引用


同社グループの生産拠点は、国内にはパッケージ工場として4工場、商業印刷工場として1工場、海外にはパッケージ工場として中国に1工場の計6工場を整備しています。


特に長年・多岐にわたる顧客との取引の中で鍛え上げられた生産体制と製造技術により、製造工程が異なる紙器・軟包装・プリントメディアなどの製品を各工場においてジャストインタイム、高品質、低コストの生産を実現しているそうです。


各工場はそれぞれが完成品までの生産体制を整えており、各工場をまたぐ生産はないそうです。


笹徳印刷(3958)IPOの主な顧客と取引の継続について
※有価証券届出書引用


国内の製造拠点は全国に繋がる高速道路網により、関西、中部、関東から東北までの広範囲なエリアをカバーしています。


同社の事業内容はパッケージング分野、コミュニケーション分野で構成されています。


パッケージング分野は紙器及び軟包装など包装資材パッケージの企画設計、印刷、加工までを一貫生産し顧客にタイムリーに供給しているそうです。


コミュニケーション分野は販売促進関連、テクニカルドキュメンテーション、教育・出版関連の企画、印刷、加工及び広報・IRなどクロスメディアに関連する付帯サービス業務があります。


さらにイベントの企画・運営とソフト開発・デジタルアセットマネジメントサービスなどで構成されています。


笹徳印刷(3958)IPOの販売実績と取引先
※有価証券届出書引用


笹徳印刷(3958)の株主状況とロックアップについて調べました

会社設立は1950年7月13日、愛知県豊明市栄町大脇7番地に本社を構えます。社長は杉山昌樹氏(1960年3月25日生まれ)、株式保有率は3.51%(175,542株)です。


従業員数321人で臨時雇用者113人、平均年齢43.2歳、平均勤続年数21.7年、平均年間給与5,076,790円です。連結従業員数は428人で臨時雇用者は126人です。


連結のセグメント別従業員数は営業部門85人(臨時6人)、企画デジタル制作部門63人(臨時6人)、生産部門259人(臨時106人)、管理部門21人(臨時8人)となっています。


氏名又は名称所有株式数(株)所有株式数割合(%)ロック
王子マテリア株式会社1,400,000株28.02%
すぐるラボ株式会社620,000株12.41%
国際紙パルプ商事株式会社494,000株9.89%
杉山 妙子309,920株6.20%×
笹徳印刷グループ従業員持株会268,689株5.38%×
杉山 昭作194,000株3.88%×
DIC株式会社188,000株3.76%
※株主上位7名の状況、△表示は新株予約権を表します


上位株主には180日間(2024年3月19日まで)のロックアップが付与されています。ロックアップ解除倍率の記載は目論見にありません。


上記、杉山妙子氏と杉山昭作氏の2名は売出株で全株式を売却する予定です。杉山妙子氏については20株残数が発生するようです。


親引けは笹徳印刷グループ従業員持株会が70,000株を上限として要請する予定となっています。


笹徳印刷(3958)IPOの初値予想と幹事引受け株数をチェックしました

大手初値予想は仮条件発表後に掲載を予定しています。しばらくお待ちください。最新業績予想の他、仮条件発表後のPERやPBRなども後日追記します。


仮条件が580円~600円に決定し吸収金額は最大約12.1億円、時価総額は約37.1億円になります。想定発行価格710円から大幅に引き下げられ驚いています。


東海東京証券が主幹事でスタンダード市場案件、そして地場の老舗企業のため人気見込みは低いと思っていました。しかし仮条件上限に決定しても110円のディスカウントには驚きです。


ただ類似企業のPERを調べると7倍~12倍あたりなのでやや低めに決定しただけなのかもしれません。


また、14.3億円の吸収から12.1億円に減ったことで、借入金の一部返済資金に充当する予定としていたものが削除されたようです。


大手情報によれば実質無借金企業になるそうなのでもしかしたら安く買えるチャンスなのでは?とも感じます。しかし仮条件の大幅な修正により参加者は減ると思います!


大手初値予想800円~1,000円
修正値650円前後
再修正600円前後
最終予想600円

※注目度C


業績を確認すると2024年6月期の連結予想を確認することができました。売上134.26億円となり前期比2.96%増、経常利益5.03億円となり前期比14.02%減となります。


四半期利益は3.47億円となり前期11.38億円から69.51%減と予想されています。大幅な減益も機関投資家に嫌われたのかもしれません。


公開価格が600円決定の場合の指標はEPS64.46からPER9.31倍、BPS1,603.57からPBR0.37倍になります。配当金は18円予定され配当利回りは3.00%になります。


個人的には期待していたほど盛り上がらないようなので残念だと思っています。IPO抽選には参加してみたいと思います!


同社が主力とする紙パッケージなどは成熟市場となっていますが脱プラの追い風はあるようです。逆に電子化のため紙自体が不要になるケースがあることも頭に入れておきたいと思います。


創業から133年が経過しキャッシュリッチだと観測されているため中長期保有でも良いのかもしれません。株単価も低いですからね。


東海東京証券で当選しても株式売買手数料が高いことを考えるとあまりお勧めはできないかもしれません。とりあえず私は1単元の当選を目指します!!


幹事名割当株数引受割合
東海東京証券(主幹事)1,490,900株85.00%
SMBC日興証券61,400株3.50%
大和証券61,400株3.50%
SBI証券61,400株3.50%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券26,300株1.50%
楽天証券17,500株1.00%
岡三証券17,500株1.00%
安藤証券17,500株1.00%


利益がしっかりでているため公開価格割れはないかも?と考えています。創業130年を超えた企業なので今更感はあります。


また親会社が王子グループになりますが、原材料の仕入や製品の販売に関する取引を行っているだけで同社への関与は特にないそうです。


同日上場のファーストアカウンティング(5588)のほうに個人投資家の資金は向かいそうです。


kimukimu

東海東京証券が主幹事と言うことで今回も地場企業の上場となっています!



穴場クラファンの利回り不動産で今月もワイズコイン2,000円分が貰えます。実は利回りが比較的高めの企業なんです。


ファンド組成数も多く募集金額も大型化しています。投資家登録者も増加傾向にあります。キャンペーン内容を下記記事にまとめまてみました。




また、資金力が必要となってしまいますが新しい投資をお探しの方はHiJoJoユニコーンファンドも面白いと思います。


プレIPOに投資でき、近い将来IPOを行う企業へ投資することが可能です。最低投資金はファンド毎に100万円となっています。意外に人気みたいなのでこちらもまとめました。




類似企業のPERやPBRを調べました

類似企業とPERやPBRは仮条件発表後に記載したいと思います。


類似企業PER
PBR
古林紙工(3944)PER8.05倍PBR0.34倍
ザ・パック(3950)PER12.54倍PBR0.91倍
朝日印刷(3951)PER11.20倍PBR0.58倍
※2023年9月05日の株価基準

ストックオプションの株数や発行価格を調べました

ストックオプション行使期間株式の数発行価格
該当事項なし-株-円


ストックオプション(新株予約権)は該当事項なしのためありません。


笹徳印刷(3958)IPOの評価と申し込みスタンス!まとめ

笹徳印刷のIPOは面白くありません。


地味企業で利益が出ているため想定ベースの約14.3億円程度なら問題ない気がします。ただ売上に頭打ち感があります。


笹徳印刷(3958)IPOのまとめ
※笹徳印刷公式サイト引用


同社グループの顧客は上場企業関係が半数以上を占めており、7割以上の企業と長年にわたって取引を持続しているそうです。


祖業はパッケージング分野の紙器、軟包装、輸送包装になるそうです。


昨今の印刷産業はデジタル化とインターネットの普及により商業印刷は縮小傾向となっているそうです。ただし印刷技術と情報技術を融合した多様なソリューションが拡大し期待余地はあるようです。


包装印刷は印刷市場の中で好調な分野になり引き続き期待できる分野となっています。


市場ではインターネット広告費用の拡大が見られますが、同社では「守りの成長」と「攻めの成長」に焦点をあて業績拡大や収益を上げる企業構造などに努めるそうです。


原材料や各資材の値上がりなどは気になりますが業績は落ちていないようです!!


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口座開設だけだと500円分のアマギフとなっています。累計100万円の投資で1万円分になり短期運用ファンドに投資すれば資金回転できそうです。


上場企業を中心としたファンド組成なので安心感があると思います。詳しくまとめました。


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