FOLIO ROBO PRO(ロボプロ)とウェルスナビはETF(上場投資信託)への投資を行います。利用者は利益率が良い方を選択するはずなので運用成績を調べてみました。


成績を比較すると進化版ロボアドのFOLIO ROBO PRO(ロボプロ)に軍配が上がりそうです。ただウェルスナビ(WealthNavi)にも良い面があるため深掘りしてみたいと思います!


FOLIO ROBO PRO(ロボプロ)とウェルスナビの運用成績比較


投資対象はどちらもETF(上場投資信託)になります。ウェルスナビのほうが先にサービスを提供し上場していることで知名度としてはウェルスナビのほうが高いと考えられます。


そのため口座開設者が多く国内最大規模のロボアドバイザーとして君臨しています。入金すれば自動で投資を始めることができるため何しろ手間がかかりません。


そのため投資初心者を中心にロボアドバイザー投資が人気です。ただ少し慣れてくると自分でETFの銘柄を選別し米国株などへ投資をされる方も出てきています。


リバランや自動発注などを考えると、ロボアドバイザーのほうが圧倒的に手間がかからないため現在も人気です。


FOLIO ROBO PRO(ロボプロ)は後発企業になりますが、ウェルスナビよりも運用成績が良いとされているため魅力があります。手数料などは殆ど同じです。


FOLIO ROBO PRO(ロボプロ)とウェルスナビの運用成績を確認してみました

一番気になるのは運用成績だと思います。手数料などはあまり変わらないため過去の実績により投資先を決める方も多そうです。


FOLIO ROBO PRO(ロボプロ)を確認すると公開の2020年1月15日~2022年2月末までの実績が約31.17%のプラスになるそうです。


FOLIO ROBO PRO(ロボプロ)運用成績
※FOLIO公式サイト引用


FOLIOのセミナーを受講した時に「一般的なロボアドバイザー」にウェルスナビがあたると仰っていました。この他、THEO(テオ)+docomoも含まれると思います。


ロボアドバイザー提供企業はどんどん増えている状況です。


FOLIO ROBO PRO(ロボプロ)はAIが定期的に学習し、景気動向に合わせた資産配分を行っています。投資対象は株や債券、金など8つの資産に投資を行います。


リバランスを行う時はダイナミックに入れ替えを行うことも多くあります。他社に比べAIレベルが一段高いと考えてよいと思います。


セミナー受講時の話でもAI(人工知能)に注力していると伺っています。このおかげで短期的に利益を稼ぐこともできるとされています。


ウェルスナビの場合はAI(人工知能)によるアドバイス機能を実装している程度で、そこまでAI化されたシステムではありません。どちらかと言えば安定的に資産形成を行いたい方に向いています。


ウェルスナビの運用成績
※ウェルスナビ公式サイト引用


ウェルスナビの場合は5つのリスク許容度があり自分で選択することになっています。設定は簡単で途中で設定を変更することもできます。


サービス開始が2016年1月となっているため単純に比較することは難しいようです。


一定の期間で比較した場合はFOLIO ROBO PRO(ロボプロ)の成績が良さそうですが、ウェルスナビもしっかりと成績を残していると感じます。個人的には中長期であればウェルスナビも魅力だと思います。


資産は株式や不動産、債券、金などになります。投資対象となるETF銘柄こそ異なりますがどちらも分散投資を行います。


最大の違いはAI(人工知能)のレベルだと思います。あとはサービス環境になります。


FOLIO ROBO PRO(ロボプロ)とウェルスナビの手数料を比較!どっちが安いの?

FOLIO ROBO PRO(ロボプロ)の手数料を調べてみました。

毎月のETF取引コストも含め年率1.1%(税込)が必要になります。この他に必要となる費用は基本的にありません。


入金の際に即時入金を利用せず銀行振り込みを行う場合は所定の振込代金が掛かります。また運用金額が3,000万円を超える部分については年率0.55%(税込)の割引料率が適用されます。


ウェルスナビの手数料も年利1.1%(税込)になります。同じく運用金額が3,000万円を超える部分は年率0.55%(税込)の割引が適用されます。


社名割引率
FOLIO ROBO PRO年利1.1%(税込)
ウェルスナビ年利1.1%(税込)
※3,000万円を超える部分は年率0.55%(税込)


このためどちらが安いとは言えません。


しかし、ウェルスナビには長期割引というものがあり、手数料を最大0.90%まで割り引くことが可能です。その代わり50万円以上の資産が必要になります。


6ヶ月ごとに段階的に手数料の割引が行われるため何しろ時間がかかります。一度でも出金すると長期割が再出発となるため気を付けてください。


私は適用となりましたが出金を行い利益を確定させたことがあります。現在は利用を控えています。


手数料比較の結論はどちらも変わりなしと結論が出ました!


FOLIO ROBO PRO(ロボプロ)とウェルスナビの入出金手数料について調べてみました

入出金について調べてみました。まずはFOLIO ROBO PRO(ロボプロ)の即時入金先を確認してみたいと思います。


【FOLIO ROBO PROの即時入金先】
  • みずほ銀行
  • 三井住友銀行
  • 三菱UFJ銀行
  • イオン銀行
  • PayPay銀行


上記の即時入金先が用意されています。即時入金(インターネットバンキング)を利用すれば振込手数料が無料になるため利用しておきましょう。


出金手数料は1回につき300円(税込)となっています。


次にウェルスナビ(WealthNavi)の即時入金を確認してみました。インターネットバンキングサービスの提携企業が少し多いようです。


PayPay銀行との提携がないため注意してください。また各金融機関でシステムメンテナンスが行われている場合は利用できません。


【ウェルスナビの即時入金先】
  • 三井住友銀行
  • みずほ銀行
  • 三菱UFJ銀行
  • 住信SBIネット銀行
  • ソニー銀行
  • イオン銀行
  • auじぶん銀行


どちらの企業に入金を行っても買付けまでタイムラグが発生するため気を付けて下さい。現金で資産を保有している期間もあります。


土日祭日の入金時には特に意識したほうが良いと思います。


またスマートフォンでも作業が可能となっているためパソコン以外からのアクセスも可能です。アプリを開いて操作するだけなので簡単だと思います。


出金手数料は無料となっていますが、全額出金の場合は当月分の手数料として、出金日前日までの預かり資産に応じた手数料が徴収されます。


FOLIO ROBO PRO(ロボプロ)とウェルスナビのリバランスとNISA口座について考察!

リバランスとNISA口座について調べると大きな違いがありました。単純に利益率を求めている方はロボプロのほうがよさそうです。


FOLIO ROBO PRO(ロボプロ)のリバランス
※FOLIO公式サイト引用


上記の〇で囲っている箇所はリバランスで資産入れ替えが大きく行われています。このリバランスにより米国株式が大幅下落の中比較的下げ幅を抑えられたと言われています。


リバランスは原則月1回の頻度で行われています。他社では頻繁にリバランスを行わないため特徴的なことだと思います。


これもセミナー時に仰っていましたが、銅価格の変動等により事前に察知できているようです。過去にも似たようなパターンがあったようです。


AI(人工知能)を利用したシステムに強みを持つため、相場が下げている時にも強いようです。人であれば下げている時に精神的に不安になりますが、AIの場合はお構いなく過去のデータを基に資産の入れ替えができます。


次にウェルスナビのリバランスについて調べてみました。


ウェルスナビでは半年に1回程度のリバランスになります。資産ポートフォリオと最適ポートフォリオとの乖離が小さい場合はリバランスによる売買は行われません。


ウェルスナビの投資対象資産クラスと特徴
※ウェルスナビ公式サイト引用


こちらは資産比率の推移を確認することはできませんでした。


同社はリスク許容度1~5までの設定があり、期待リターンの大きさによりリスクが大きくなるとされています。


リスク許容度は人により異なるため、自分の投資スタンスをあらかじめ決めておいて投資を行うほうが良いでしょう。ETF投資に利用できる資金も異なるはずです。


kimukimu

また、ウェルスナビではNISA口座を利用することができます。「おまかせNISA」というネーミングです!!



おまかせNISAは非課税のため税金が発生しません。50万円の利益が出た場合は50万円貰えます。ただ個人的にはETF投資でNISA口座を利用するのは勿体ないと思います。


他の投資を一切しない方はNISA口座の活用も良いと思います。


リバランスの際は基本的にNISA口座の資産を売却しないことになっています。売却するとNISAのメリットが生かせないからだと思います。


利益が殆ど出ていない場合にNISA口座で管理しているETFを売却しても非課税枠が減るだけですからね。


中長期で投資を行う方は良いのかもしれません。


特定口座に関してはFOLIO ROBO PRO(ロボプロ)とウェルスナビの両方で特定口座源泉徴収ありを選択できます。カスタマーセンターに電話を行うことで源泉区分の変更も可能です。


サラリーマンや主婦の方は特定口座源泉徴収ありを選択しておくことで、確定申告が基本的に不要になります。私もそうしています。

ETFはいくらから投資ができるの?

何処でロボアドバイザー(ロボアド)投資を行っても10万円からの投資が一般的です。1万円から投資できるのは「WealthNavi for ネオモバ」だけだと思います。


「WealthNavi for 〇〇」というサービスがたくさんありますが、実は本家では利用できるけど「WealthNavi for 〇〇」では利用できないサービスがあります。


「WealthNavi for 住信SBIネット銀行」や「WealthNavi for ANA」などたくさん提携先があります。サービス面を考えた場合に本家から口座開設しておくと良いと思います。


1万円から投資ができる「WealthNavi for ネオモバ」はクレジットカードの登録が必要になり毎月220円(税込)が必要になります。他のサービスを利用しない方はランニングコストが上がるだけだと思います。


社名初期費用
FOLIO ROBO PRO最低投資金額10万円
ウェルスナビ最低投資金額10万円
WealthNavi for ネオモバ最低投資金額1万円


FOLIO ROBO PRO(ロボプロ)とウェルスナビを比較してみた結果!まとめ

FOLIO ROBO PRO(ロボプロ)はマーケット予測を行うため、40以上のマーケットデータをAIで分析しています。


景気の先読みに役立つマーケットデータをAI分析し、その分析に基づき将来のリターンを予測しています。コロナショックでも相場の危機を予測しているデータがでているそうです。


FOLIO ROBO PRO(ロボプロ)とウェルスナビの比較
※FOLIO公式サイト引用


金融市場の変化に即対応できるシステムを今後も強化しているそうなので期待できそうです。また短期的な投資も得意とされています。


この辺りが最大のメリットだと思います。またデメリットもあるため下記記事を参考にして頂ければと思います。


こちらの記事にはセミナー受講時に配布されたデータを掲載しています。もちろんFOLIO(フォリオ)から許可を得ています!!




ウェルスナビ(WealthNavi)の場合は、中長期的にリターンを狙うロボアドバイザーだと言えます。世界約50ヶ国1万1,000銘柄に分散して投資ができる特徴があります。


また、知名度ではウェルスナビのほうが高いと思います。ただ中長期で投資を行うには積立投資を行うことが前提のため、初期投資以外の資金が必要になります。


【比較まとめ】
  • 両社とも10万円からの投資
  • 両社とも特定口座源泉徴収ありの選択が可能
  • NISA口座の開設ならウェルスナビ
  • AIに強いのはFOLIO ROBO PRO
  • リバランスを頻繁に行うのはFOLIO ROBO PRO
  • 短期投資で結果を出したいならFOLIO ROBO PRO
  • 中長期投資を考えているのであればどちらでも構わない


投資になるため絶対儲かるとは言えません。しかし過去のデータから考えると世界市場が拡大していることでETF(上場投資信託)も資産価値が高まると考えられます。


短期的には為替の影響も考えられるため上下に動くことも十分考えられます。


FOLIO ROBO PROはAI(人工知能)に力を入れている企業です。時代の変化に合わせ運用アルゴリズムの修正も期待され、市場の動向に合わせ運用アルゴリズムの改善や最適化が行われるそうです。


ウェルスナビは資産運用の王道である「長期・積立・分散」を行い、ノーベル賞受賞者が提唱する理論に基づいた金融アルゴリズムを得意としています。


どちらが良いのか投資家次第だと思いますが、ETF投資をお試しで行ってみたい方はFOLIO ROBO PROのほうがパフォーマンス的によさそうです。


比較してみた感じではAIで運用していると言ってもシステムのレベルが様々だと感じました。ウェルスナビはAIを殆ど押していませんからね。


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