クオルテック(9165)のIPOがグロース市場に新規上場承認されたのでご紹介したいと思います。VCによる売出株が多く懸念材料があります。


主幹事は野村證券が務め公開株数1,205,000株、オーバーアロットメント180,700株です。上場規模は想定発行価格2,540円から計算すると約35.2億円になります。


クオルテック(9165)IPOが上場承認
※クオルテック公式サイト引用


同社は電子部品等に対する環境試験や電気試験などを行い、不良解析・信頼性試験などを実施しています。


メイン市場は自動車業界になり、上場後は微細加工事業におけるヘルスケア分野への進出、さらにバイオ事業の規模拡大を図ること等により自動車業界以外の柱となる業界を開拓するそうです。


自動車の信頼性評価試験の市場は、特にEV化・自動運転に向けた車載機器の信頼性評価の需要が大きく伸びおり同社もその恩恵を受けるようです。


製品固有の試験需要や電動化、自動運転技術に伴う高度な試験への対応、試験設備への投資ハードルや試験コスト削減を目的に製品開発会社からの委託ニーズも高まりを見せているそうです。


コロナ禍で業績も一時落ち込んでいるようですが現在は持ち直しています。ただ売上の頭打ち感が感じられます!


クオルテック(9165)IPOの上場基本データと引受幹事について調べました

項目上場基本データ
上場日7月28日
市場グロース市場
業種サービス業
事業内容電子部品の不良解析・信頼性試験等の受託、レーザ加工・表面処理(めっき)技術を中心とした微細加工等
ブックビルディング7月11日~7月18日
想定価格2,540円
仮条件2,400円~2,540円
公開価格2,540円
初値結果2,336円(騰落率-8.03%)
企業情報https://www.qualtec.co.jp/
監査人有限責任あずさ監査法人
手取金の使途設備資金としてパワーエレクトロニクスセンターの開設に係る各種費用及びその他機械装置購入を目的とした資金に充当する予定


項目株数データ
公募株数250,000株
売出株数955,000株
公開株数(合計)1,205,000株
オーバーアロットメント180,700株
上場時発行済み株数2,350,000株
※公募分を含む
想定ベースの時価総額約59.7億円
幹事団野村證券(主幹事)
SMBC日興証券
SBI証券
岩井コスモ証券
丸三証券
岡三証券
極東証券
マネックス証券
委託見込岡三オンライン
DMM.com証券


クオルテック(9165)の事業内容と上場に伴う評判を考察してみました

想定発行価格2,540円を基に吸収金額を算出すると約30.6億円となり、オーバーアロットメントを含めると約35.2億円規模の上場となります。


同社事業は「信頼性評価事業」「微細加工事業」「その他事業」の3つの柱で構成されています。


信頼性評価事業では、電子部品等に対する環境試験や電気試験、振動試験等からなる信頼性評価試験、良品・不良解析、試験素材切断と切断面の研磨加工、試験機製造販売等を行っています。


単なる分析・故障解析業務にとどまらず、不良の真因を見つけ出すための再現実験を行います。


また、顧客の技術課題を根本から解決できる会社を志向し、関連会社であるSGSクオルテック株式会社の営業力と同社の技術力を融合した技術営業体制を構築しているそうです。


分析や信頼性評価試験のみならず、受託試験を通じて蓄積した技術・ノウハウを活かしたパワー半導体の信頼性評価装置の開発・販売にも取組んでいます。


クオルテック(9165)の業績
※有価証券届出書引用


電気自動車の基幹部品であるインバータの中のパワー半導体の信頼性評価試験や故障解析にも取り組んでいます。


電子回路やソフトウエア、水冷機構などの試験環境を自社内で開発できることから、顧客の多種多様なニーズに対応しているそうです。


近年では、信頼性評価試験を実施するだけでなく、国際規格に基づく試験の実施から規格認証の取得までトータルに対応できる体制を構築しているそうです。


また、信頼性評価試験の規格を策定する活動のIPC(米国電子回路協会)やJEITA(電子情報技術産業協会)にも参画しています。


クオルテックIPOの事業系統図
※有価証券届出書引用


微細加工事業では、ビルドアップ基板やフレキシブルプリント基板等に対する試作・量産レーザ加工を行っています。


スマートフォンから医療機器まであらゆる製品領域において、ジャンルを問わない幅広い対応力で顧客のニーズに対応しています。


顧客の要望に応えるために必要な設備を揃えることで、電子部品業界の技術的なニーズに応える体制を整えてきたそうです。


クオルテックIPOの販売実績と取引先
※有価証券届出書引用


その他事業では、遺伝子検査を通じて犬・猫遺伝子疾患の原因遺伝子変異の検出サービスや、バイオ医療関連製品の受託検査を行うバイオ事業、各種コンサルティングのゼロイノベーション事業、表面処理技術事業を行っています。


この他、新材料への表面処理加工等、最先端の材料への処理を試作から量産まで請け負っています。


取引先も大手企業名が出ているため信頼性は高いようです。そもそも信頼性評価事業が主力なので高い技術力があるのは当然でしょう。


クオルテック(9165)の株主状況とロックアップについて調べました

会社設立は1993年1月18日、大阪府堺市堺区三宝町四丁230番地に本社を構えます。社長は山口友宏氏(1973年11月10日生まれ)、株式保有率は0%です。


従業員数223人で臨時雇用者27人、平均年齢42.4歳、平均勤続年数6.5年、平均年間給与4,911,753円です。


セグメント別従業員数は信頼性評価事業146人(臨時23人)、微細加工事業9人(臨時0人)、その他11人(臨時0人)、全社共通57人(臨時4人)となっています。


氏名又は名称所有株式数(株)所有株式数割合(%)ロック
志方 廣一995,000株47.38%
ライジング・ジャパン・エクイティ第二号投資事業有限責任組合925,000株44.05%×
CBC株式会社180,000株8.57%
※全株主3名の状況、△表示は新株予約権を表します


志方廣一氏とCBC株式会社には90日間(2023年10月25日まで)のロックアップが付与されています。ロックアップ解除倍率の記載は目論見にありません。


また、ライジング・ジャパン・エクイティ第二号投資事業有限責任組合は売出株で全株式を処分します。


親引けはありません。


クオルテック(9165)IPOの初値予想と幹事引受け株数をチェックしました

大手初値予想は仮条件発表後に掲載を予定しています。しばらくお待ちください。最新業績予想の他、仮条件発表後のPERやPBRなども後日追記します。


仮条件が2,400円~2,540円に決定し想定発行価格が上限となりました。吸収金額は最大約35.2億円、時価総額は約59.7億円のままになります。


大手予想の情報から考えると投資を行わずにスルーしたほうが良い気がします。類似企業比較だと株価設定が高いと観測されています。


しかもファンドが売出しで全株式を処分する売り逃げスタイルになっています!


同社はトヨタ三次請けのEV関係になり、パワー半導体は今後も電子化が進むため自動車には欠かせない部品になるようです。ただ株価設定が類似企業の2倍くらいになるみたいなんですよね。


大手初値予想2,500円~3,000円
修正値2,500円~2,800円
最終予想2,540円

※注目度B


業績を確認すると2023年6月期の単独予想を確認することができました。売上32.74億円となり前期比3.77%増、経常利益3.03億円となり前期比10.62%減になります。


四半期利益は2.21億円となり前期比32.42%減となります。増収減益予想になります!


公開価格が2,540円決定の場合の指標はEPS105.48からPER24.08倍、BPS1,138.56からPBR2.23倍になります。配当金は37円予想なので配当利回り1.46%になります。


類似企業のPERは10倍程度が多いため割高となるようです。ファンド売り逃げスタイル案件で荷もたれ感が強く公開価格割れとなる可能性もあるようです!!


トヨタ系列のため安心感もありますが流石に株価設定に問題があるのでは?と投資家が気づきそうな案件みたいです。


幹事名割当株数引受割合
野村證券(主幹事)1,108,900株92.02%
SMBC日興証券36,100株3.00%
SBI証券12,000株1.00%
岩井コスモ証券12,000株1.00%
丸三証券12,000株1.00%
岡三証券12,000株1.00%
極東証券6,000株0.50%
マネックス証券6,000株0.50%


業績水準はある程度大きめとなっていますが利益に波があります。


IPOとしては地味な銘柄になりますが、グロース市場への上場と言うことで公開価格は超えてきそうです。IPOとしての内容は微妙な感じですが、続くIPOが少なくなるタイミングのため申込を行う予定です。


VCイグジット案件と言えるため印象が良いとは言えませんけどね。


当選を狙うのであれば野村證券からの申込みを中心に行っておきましょう。店頭寄りの幹事構成なので意外と初値売却が少ない可能性もありそうです。


kimukimu

2023年7月上場分のIPOは微妙な銘柄が多いですね!



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円安効果もありロボアド系投資が好調みたいですね。私の資産も増えています。


また、FOLIO ROBO PROが投資一任契約増加件数2022年度通期で1位を獲得したそうです。公式サイトにも書かれています!


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類似企業のPERやPBRを調べました

類似企業とPERやPBRは仮条件発表後に記載したいと思います。


類似企業PER
PBR
沖電気工業(6703)PER19.07倍PBR0.77倍
アオイ電子(6832)PER43.85倍PBR0.42倍
加賀電子(8154)PER8.57倍PBR1.29倍
※2023年7月10日の株価基準

ストックオプションの株数や発行価格を調べました

ストックオプション行使期間株式の数発行価格
該当事項なし-株


ストックオプション(新株予約権)は該当事項なしとなっています。


ベンチャーキャピタルのイグジットに利用されるIPOと言えるため新株予約権がないことはプラス効果がありそうです。

クオルテック(9165)IPOの評価と申し込みスタンス!まとめ

クオルテックのIPOは仮条件発表までスタンスを待ったほうがよさそうです。


個人的には参加する方向で考えています。7月のIPOはVCによる売出し案件が多く悩みそうです。


クオルテック(9165)IPOのまとめ
※クオルテック公式サイト引用


部品メーカーからの受託試験だけでなく、今後は完成車メーカーに部品を供給する企業からのインバータやモーターなどユニット単位の受託試験のニーズに対応する方向で考えているようです。


そうなれば大型冷熱や大型振動、大型X線CT等の導入が必要になり設備投資の実施が行われるそうです。


上場による手取金の使途も設備投資なので既に予定しているものと考えられます。


AIを活用したクラックやボイドの観察などの解析技術をX線など分析装置メーカーと協力して一体販売することも検討しているようです。AI関連にはなりませんがAI(人工知能)のキーワードはあるようです。


現時点では自動車業界が主要な顧客となっているため、自動車の電動化や電装化が業績に大きく関わってきそうです。また、競合他社と比較して優位性は確保できていると自負しています。


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