ユニコーン(unicorn)第5号案件が登場しました。プリベントサイエンスという企業が資金募集を行います。今回も評判や評価を独自目線でまとめてみたいと思います。
個人投資家に人気の株主優待が「コロナ抗体検査セット」になっていることも注目だと思います。特典も別途ついているそうです!投資によるメリットやデメリットなども考えてみたいと思います。
投資額が1株5万円となっているため投資しやすいと思います。目標募集額が8,500万円で上限募集額が9,700万円になっています!
新型コロナ感染症によるPCR検査もプリベントサイエンスの収益になるそうです。メイン収益は簡単採尿リスク検査「Noah」になります。何ができる企業なのかワクワクしながら調べてみました。
競合となる企業も存在しないそうなので投資メリットがあります。今後の業績予想を確認すると売上に対して利益率が高いこともわかりました。まだニッチな市場だと思われるため早期投資で大きな利益を狙える可能性があります。
ただデメリット的には親会社が「プリベントメディカル株式会社」なのでM&Aは行われないと考えています。となると子会社の上場を考えているのかもしれません。
プリベントサイエンスの事業内容を考察!治療から予防への意識改革
プリベントサイエンスは病気になる前の「予防医療」を行うためのサービスを提供しています。治療から予防へ人の意識改革を行うことで、がんをはじめとする病気の早期発見や処置を目指します。親会社のプリベントメディカルでは「まもーる」でリスク検査ができる「Noah」の提供を行っています。この「Noah」が同社の収益になります。がん細胞のミトコンドリアの機能変化に着目した新しいがんリスク検査です。
また今回資金募集を行うプリベントサイエンスではPCR検査を行うために衛生検査所として登録を行い認可されています。
同社の目標として今後、誰もが予防医療を受けられる社会を実現したいと考えているそうです。日本人の国民性から病気になる前に確実性の高い検査ができるのであれば好まれるかもしれません。検査が一般的に広まれば利用する方が増えそうです。
「まもーる」は日本で唯一の会員制がん予防支援プラットフォームでになるそうです。死亡率の高い病気や未知の感染症に備えた予防ケアプラットフォーマーの中核として検査技術を有しています。
今後変化が起こるとされる新ヘルスケア時代に対応できる企業として成長が期待されています。
プリベントサイエンスの予防医療が普及すれば社会保障費の軽減も可能?
日本のがん死亡割合は男性が24%、女性15%と言われています。男性の4人に1人ががんで死亡する時代です。女性だと7人に1人です。がんを発病してしまうと精神的、また経済的にも負担が大きくなります。その後の人生を狂わす事態となる要因にもなりかねないため、予防医療が常識的になればがん発生率も抑えられると考えられます。
病気になってから病気を治すのではなく、病気になる前に「予防」ができればという環境を整備したい狙いが同社にはあります。
また将来的な日本社会のリスクとなる新興感染症の拡大を防ぐ民間センターとしての役割があるそうです。
社会保障費の面ではがんなどによる死亡が減ることで寿命が延び、社会保障費は軽減できないのでは?と個人的に思うところが少しあります。
新型コロナウイルス感染症により全世界がウイルスによる脅威を体験でき、同社のような民間センターの役割も必要だと感じた方は多いでしょう。
プリベントサイエンスのサービスはNoahとPCR検査の2本柱ではなかった
サービスや商品を確認するとプリベントサイエンスのサービスは「Noah」と「PCR検査」になるようです。Noahは親会社の「まも~る」を利用したサービスになります。がん予防に取り組みたい方の健康管理サポートを行うヘルスケア・プログラムになります。
簡単採尿リスク検査を行うことで、ポルフィリィン蓄積が起きる異常な尿を検出するこれまでとは異なる画期的な検査方法だそうです。どんどん技術が進んでいるように感じます。
血液からもがん細胞を見つける方法もありますが、尿のほうが痛みを伴わないメリットがあります。検査の精度は私にはわかりませんが、企業間の競争があると精度が高くなっていくはずです。
プリベントサイエンスの公式ページの事業には3つ書かれていました。
- 新型コロナウイルスPCR検査受託
- 生活習慣病等に関する検査の企画、研究、開発受託及び実施
- 健康食品及び健康補助食品、並びにヘルスケア関連商品の開発支援
このことから事業はNoahとPCR検査だけではないようです。
PCR検査はご存知のように新型コロナウイルスなどに対応するための検査になります。病原体核酸検査の受託が可能な「衛生検査所」として登録された施設でのみ実施できます。
2020年4月に施設登録を終わらせPCR検査実施体制を構築しています。新型コロナウイルスを含む様々な新興感染症に対応した検査手法、機械導入などを行うそうです。
親会社のプリベントメディカルの評判を調べてみると高評価のようです。早期がん発見につながるためメディアにも取り上げられ知名度もあります。ただデメリットはお金がそこそこかかります。
自分の健康と考えると安いものなのかもしれませんが、スタンダードプラン1年間で5万円弱の費用が発生します。
プリベントサイエンスの収益構造と優位性について調べてみました
簡単採尿リスク検査「Noah」を受託するがん予防支援プラットフォーム「まも~る」には競合が存在しないそうです。そのため今後も会員増加が期待されるそうです。何でも初めに取り組む企業のほうが収益に長けるため収益メリットがあると思います。PCR検査については1日200件以上の検査に現在のところ対応できるそうです。
また土曜日や日曜日、さらに休日も稼働する体制が整っているそうです。これにより日数や時間の問題も短縮が期待されます。
今後ドライブスルー方式の検体採取方法が多様化し検体数が増加することも想定しているとのことです。
成長ストーリーでは2025年までの売上予想と営業利益が掲載されています。次世代診断・検査の世界市場規模は2017年の4,900億円から2025年には1兆4,200億円に拡大する予測があるそうです。
またPCR検査についても潜在市場規模が1,000億円~1,300億円になるそうです。
今後「Noah」などの次世代診断・検査についてはAIシステムの導入などの付加価値を行っていくそうです。PCR検査については新規解析研究を進め検査能力の強化を行うそうです。
さらにユニコーンのプリベントサイエンス募集要項には、「がんのリスクを知る技術Noah」「迅速PCR検査体制」「5D risk prediction AI」を融合させ革新的で唯一無二の予防ケアプラットフォームを作り潜在市場を開拓していくそうです。
とりあえず市場規模拡大が今後見込まれているため成長する可能性があると言うことでしょう。ミトコンドリアの機能変化を利用した簡単排尿リスク検査が特徴的な企業となっています!
「5D risk prediction AI」は慶応技術大学の青木康教授との共同研究を行い、2020年8月頃に5次元世界地図システムを利用してヘルスケア領域の応用していくシステムのことです。
企業概要と特徴をまとめてみた結果
プリベントサイエンスの企業概要を調べてみました。また特徴をわかりやすいように項目別にまとめてみました。項 目 | その内容 |
社名 | プリベントサイエンス株式会社 英語表記: Prevent Science Co.,Ltd. |
設立年月日 | 2016年7月21日 |
資本金 | 1,000,000円 |
株主 | プリベントメディカル株式会社100%保有 |
役員 | 代表取締役 村上孝司(薬学博士、臨床検査技師) 取締役 久米慶(プリベントメディカル株式会社 代表執行役) 取締役 馬渕知子(医師) |
親会社のプリベントメディカルにはグループ企業が同社の他に2社(プリベントメディカルパートナーズ株式会社、ブレイブ少額短期準備株式会社)存在します。
先進医療国家の日本だからこそ同社のようなサービスで利益が見込めると感じます。
代表取締役の村上孝司氏の経歴を確認すると、研究機関や大手薬品会社、バイオ企業に勤めていた人物になります。薬学博士取得が1999年となっています。
- がんのリスクを知る技術「Noah」
- コロナウィルスに対応する迅速な「PCR検査」体制の構築
- リスク予測AIを慶応義塾⼤学 清⽊康教授との共同開発
- 親会社を利用した収益構造
- PCR検査の一般化による収益期待
今回の資金募集でポイントとなる特徴は上記の5つでしょう。投資を行った投資家には株主優待や特典が付いています。
また上場時期などの具体的な時期は募集要項に書かれていないようです。
プリベントサイエンスの株主優待と募集要項を確認!投資実行で問題ない?
プリベントサイエンスの株主優待は保有株に関わらず「コロナ抗体検査セット」が5,000円(税別)で提供されます。お金が発生してしまいますが面白い優待だと思います。年間上限4回まで申込みが可能となっています。資金募集を行うタイミングで今回のような優待は人気になるかも?と感じます。PCR検査ではないため注意してください。
対象となる方は今回の投資型クラウドファンディングに投資を行い、毎年3月末にプリベントサイエンスの株主名簿に記載(記録)された方を対象とします。資金募集時期から考えると翌年度(2021年)からの株主優待になると思います。
ただし投資家特典が2つ付いています。なんとその1つが「コロナ抗体検査セット」になっています。株主優待と同様の特典が投資家特典についているんです!
さらに2つ目が、今回の募集で投資をされた方限定で親会社の「まもーる」の初年度会費を半額とするそうです。「まもーる」の価格は上記画像のようになります。
スタンダードプランだと年割引が適用され45,372円が22,686円になると思われます。シニアスタンダードプランだと62,472円が31,236円になります。ただし初年度の会費が半額割引となっているため1回限りの特典です。
「まもーる」で使用される簡単採尿リスク検査「Noah」は上記のような商品になります。
自宅で採尿しポストに投函するだけでリスク検査を受けることができます。2020年8月頃に株主様専用サイトを開設するのでそのサイトから申込が必要になります。
今回の株式投資型クラウドファンディングの募集要項は下記のようになります。
項 目 | その内容 |
⽬標募集額/株数 | 85,000,000円/1,700株 |
上限募集額/株数 | 97,000,000株/1,940株 |
募集価格 | 1株当たり50,000円 |
申込単位 | 1株 |
最低申込⾦額 | 50,000円(1株) |
上限申込⾦額 | 500,000株(10株) |
申込期間 | 2020年6月16日18:00~2020年6月21日23:59 |
今回の第5号案件は初めて5万円からの投資となっています。これまでの第1号~第4号は10万円程度資金が必要だったため初の取り組みになります。元々5万円から投資できる環境でしたがはじめて適用されます。
非常に投資家の反応が気になります。ファンディーにインタビューした時は5万円は考えておきたいと言った内容を頂きました。募集するにも管理の面で経費が発生するのでは?と個人的に思うところがあります。
今回のプリベントサイエンスの資金募集はPCR検査や5万円からの投資など気になることも多いと感じています。募集額が大きいデメリトがあるので投資家の反応が特に気になります。
キャンペーン期間中なので投資を行うと3,000円分のAmazonギフト券が貰えるため投資デビューとなる方も多いのでは?と思います。
ユニコーン(unicorn)の詳細については下記記事でまとめています。今回は第4号案件の募集からあまり時間が経過せず5号案件が出てきました。
業界最大手はファンディーノになると思われますが、2020年に入り続々と案件が登場しています。株式投資型クラウドファンディングに興味があればこの2社は口座を開設しておいたほうが良いと思います。
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