現物取引(取引所取引)を新しくサービスに加えその買付け手数料が無料になることを発表しています。証券業界でも度肝を抜くような手数料体系になります。株式買付けコストが無料になることから人気化しそうです。


気軽に株式売買ができるとありLINE証券は低年齢層に特に人気のようです。しかしデメリットもあるため考えるところもあります。単元未満株(端株)の他には今回の現物取引が加わり、信用取引も取扱いに向けて準備が進められているそうです。


LINE証券株式買付手数料無料


LINE証券のサービス開始は2019年8月からになります。キャンペーンなどを行い猛烈に顧客数を増やしているようなので業績自体は赤字になっていると思います。


PayPay(ペイペイ)も赤字ですがシェア独占状況となり、LINE証券も似たようなことを考えているのではないか?と個人的に思います。


投資未経験者や投資初心者を囲い込み、投資の楽しさを社会に広めたことは投資市場にプラスだと思います。日本のタンス預金が50兆円程度あるとされていることからその1%でも株式市場に流れれば市場底上げにもつながります。


ポイント投資市場でも株式が買われている現実があるためLINE証券も「LINE Pay」や「LINEポイント」の活用期待ができそうです。


LINE証券の株式取引の特徴を考察!システム切り替えで簡単操作が可能

LINE証券の現物取引(取引所取引)は2020年5月10日から始まっています。既にサービスが開始されているため口座を開設している方は実際に確認を行ってみましょう。


LINE証券現物取引と単元未満株取引の切り替え


LINEアプリを開いてLINE証券からログインを行い、口座を開設していれば株式取引が可能です。LINEスマート投資(ワンコイン投資)と間違ってスマート投資の口座を妻が先日開設しメールが頻繁に届くようになり少し不満を漏らしていました。


証券口座を開設すると色んなサービスを利用できるようになるメリットがります。ただし、妻のようにサービスを間違って利用する可能性もあるため気を付けましょう。


実際にLINE証券にログインを行い確認をしてみました。


LINE証券の注文画面



銘柄を選んだら上記画面が出てくるので、スマートフォンに下部に表示されている「買う」の右上にあるアイコンボタンを押します。


すると下記画面ができてきます。100株購入(単元株)と1株から購入(単元未満株)の切り替え表示です。



LINE証券1株と100株の切り替え画面



ここで選択することで現物取引(単元株取引)と単元未満株取引の切り替えができます。非常に簡単な操作なので投資初心者でもわかりやすいと思います。


証券会社によっては似たような仕組みがあると思いますが、スマホ証券として最強を目指している企業になるため操作性は重要なサービス項目だと思います。


証券会社によってはアプリやシステムに慣れるまでイライラすることがあるため、シンプルな設計が嬉しいと思います。


LINE証券の現物買付け手数料が無料!しかし売却手数料にデメリットありかも

LINE証券の現物買付け手数料が無料になっていることが特に驚きでした。証券会社は手数料収入が最大の収益ポイントと言えます。最近のネット証券だと信用取引の金利や貸株料による収益も増えています。


LINE証券はIPOやラップ口座などの運用がないため収益の多くは手数料収入になると思います。そして手数料には「株式買付手数料」と「株式売却手数料」があります。


約定代金買付手数料売却手数料
5万円以内0円99円
5万円超、10万円以内0円176円
10万円超、20万円以内0円198円
20万円超、50万円以内0円484円
50万円超、100万円以内0円869円
100万円超、150万円以内0円1,056円
150万円超、3,000万円以内0円1,661円
3,000万円超0円1,771円
※LINE証券の株式約定手数料税込(2020年6月18日調べ)


同一日に同一注文で複数の約定となった場合は、約定代金を合算し手数料を計算します。



上記の手数料が安いのかどうかわからないと思うので、例としてSBI証券の手数料を調べてみました。


個人的には手数料も大事だと思いますが、その他のサービス利用価値も高いと思っているため一概に手数料だけの比較もどうかと考えています。しかし取引コストはできるだけ低く抑えることで利益に結び付くため難しいところです。


頻繁に取引を行う方はできるだけ株式売買手数料が低い証券会社が良さそうです。


1注文の約定代金手数料
5万円以内55円
5万円超、10万円以内99円
10万円超、20万円以内115円
20万円超、50万円以内275円
50万円超、100万円以内535円
100万円超、150万円以内640円
150万円超、3,000万円以内1,013円
3,000万円超1,070円
※SBI証券の株式約定手数料税込(2020年6月18日調べ)


LINE証券とSBI証券の株式売買手数料の往復で金額を比較してみるとLINE証券の方が安いと言えます。ただしスマートフォンからしか発注できないところにデメリットもあります。


私のようにスマートフォン操作が少し苦手の方は複数注文を出すときに操作ミスをしてしまうかもしれません。取引銘柄が少なければ問題ないでしょう。


たまに私でも数十件の注文を一度に入れることがあるため、その場合は手数料よりも発注のしやすさ優先になります。


とは言えLINE証券で現物株を買えば買付手数料が0円になるためお得です。

意地悪発想で手数料を安く抑えることができる?株式移管手数料の裏技

現物買付け手数料が無料という前提で考えると、LINE証券で現物株を買付けて信用取引手数料が無料の証券会社に株式移管する方法が考えられます。


これが成功すれば信用取引の金利だけで費用が済んでしまいます。ただし現時点ではLINE証券から株式移管手続きを行うと1銘柄につき1,100円取られてしまいます。


SBI証券などのネット証券からの株式移管を行うと手数料は無料となっています。残念なことにLINE証券では使えない裏技でした。単元未満株を株式移管されたらそれだけで大赤字になるからだと思います。しばらく株式移管手数料が無料になることはなさそうですね。


それと株式取引をスマートフォンで常に行っている方にはスマートプラス(SMART+)がお勧めです。こちらは株式売買手数料が全て無料です。LINE証券よりも凄いサービスだったりします!詳細は下記記事でまとめました。




LINE証券はシンプルデザインで使い勝手が抜群に良い!スマホ証券だからできる仕組み

LINE証券の株式売買アプリは使いやすいです。操作性に優れているため直感的にやりたいことができます。株式銘柄のランキング表示も見やすくて良いです。


価格指定注文(指値)と成行注文の注文方法が特にわかりやすく間違いを防いでくれます。既に投資を行っている方には物足りない感があるかもしれませんが、個人的には見やすいと思います。


LINE証券アプリはシンプルで操作性がよい


板情報を注文画面に表示することもできるし、リアルタイムの板情報を見ることも可能です。その為タイミングを逃がさない取引を行うことができます。


さらにチャート機能では長期間の平均値と短期間の平均値との方向確認や位置関係から今後の値動きを予想することも可能です。


また売買対象になる銘柄は国内株とETF(上場投資信託)、REIT(不動産投資信託)になります。東京証券取引所に上場している約3,700銘柄が対象になります。しばらく前は3,600銘柄でしたが100銘柄増えています!


この他、LINE証券独自の「割安な銘柄」「人気優待銘柄」「好業績予想銘柄」「高配当利回り銘柄」など20種類以上のカテゴリが用意されています。独自情報を見ることで投資したい銘柄を見つけることができると思います。


今だとキャンペーンが行われているので3株分の株を貰うことができます。入金不要で株が貰えるのでお勧めです。実際にキャンペーンに参加した内容を画像付きで下記記事で説明しています!




LINE証券の投資信託の購入手数料について調べてみた結果も驚いた

投資信託の購入手数料も調べてみると無料となっています!投資初心者だと投資信託に興味がある方が多いと思います。私も投資を始めた時は投資信託を購入しました。


LINE証券で投資信託を購入すると手数料が0円になります。手数料無料で投資信託が買えるため非常にお得です。また100円から投資信託を購入することができます。


LINE証券投資信託の購入手数料と売却手数料


【LINE証券投資信託の特徴】
  • 業界唯一!購入手数料が無料
  • 購入額は最低100円からでOK
  • 幅広いニーズに対応した厳選28銘柄
  • LINE証券でのみ取引できる投信信託も
  • 銘柄選びもとてもカンタン


投資信託を銘柄指定で購入するのもありだと思います。しかも100円から購入できるため誰でも手軽に投資を楽しむことができます。取扱い全ての投資信託で購入手数料が無料になります。


そもそも投資信託にはノーロード(手数料無料)となっているもの存在します。なので購入手数料が無料と言われても知っている方にはインパクトがあまりないかもしれません。


LINE証券で5つ星の投信は以下の9銘柄になります。5つ星評価をしているのはモーニングスターになります。中立的な立場で評価する投資機関のため信頼できると思います。ちなみに国内の公募追加型株式投資信託4000銘柄以上を5段階で評価しています。


  1. netWIN GSテクノロジー株式ファンドBコース(為替ヘッジなし)
  2. アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコース(為替ヘッジなし)
  3. 東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープン
  4. ひふみプラス
  5. スパークス・新・国際優良日本株ファンド
  6. One国内株オープン
  7. フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド
  8. エマージング・ソブリン・オープン(1年決算型)
  9. エス・ビー・日本債券ファンド


投資信託を売却(解約)するときにも手数料が無料になっています。保有している銘柄により異なることがあるかもしれないので売却する際は一応確認だけしておきましょう。


取扱い数が増えてくると手数料面の変更が行われることがあるかもしれません。基本的に投資信託の売買で手数料の発生はありません。


ただし投資信託には運用手数料が発生します。運用手数料(信託報酬)は投資信託を保有している間に発生する費用です。各ファンドごとに信託報酬設定が異なります。


また信託報酬は間接的に引かれるため手数料などで計上されません。知らないうちに評価額から引かれているイメージになります。よってそこまで気にすることではありません。投資信託には運用手数料(信託報酬)が発生していることを知っておく程度でよいと思います。


それよりも日々の値動きに注視したほうが良いと思います。


今回は、LINE証券の現物株式手数料と投資信託手数料についてまとめてみました。これまでLINE証券で投資を躊躇していた方はこの機会に投資を始めてみると良いかもしれません!


デメリットよりもメリットが多い証券会社だと思いますが、パソコンばかり使っている方には操作面で難しかもしれません。私が大丈夫なので殆どの方が問題ないはずです。
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