カクヤス(7686)とSREホールディングス(2980)の初値予想と幹事配分などを今回も評価していきたいと思います。どちらも参加を躊躇するIPOとなっていますが強弱わかれてました。
まずはカクヤスIPOから考察していきます。東証2部上場になり吸収額が約37.6億円、公開株数がOAを含め2,348,300株あります。カクヤスの魅力は配当金だと思います。
項目 | 株数データ |
想定価格 | 1,520円 |
仮条件 | 1,520円~1,600円 |
公開価格 | 12月12日 |
公募株数 | 285,000株 |
売出株数 | 1,757,000株 |
公開株数(合計) | 2,042,000株 |
オーバーアロットメント | 306,300株 |
幹事団 | 野村證券(主幹事) みずほ証券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 SMBC日興証券 マネックス証券 SBI証券 岩井コスモ証券 |
委託見込 | auカブコム証券 SBIネオトレード証券 DMM.com証券 |
公式ページには業界NO.1と動画で出ていましたがそうなのでしょうか。会社設立は1982年なので設立から37年が経過しています。卸売業で上場する意気込みは凄く感銘をうけますが投資家としては配当金意外に面白みのない企業でしょう。
業績も横ばいでも利益が緩やかな右肩上がりなのは評価できそうです。年末年始に向けて売上期待もできそうです。業務用売上が全体の71.2%を占めていることから従業員は大変でしょうね。さらに某社でも書かれていますがこの時期に上場するタイミングが「スゲー」と思います。
決算が3月なので翌年でも良さそうなものの今のタイミングなんですね。上場日は2019年12月23日なので従業員は上場どころではなさそうですよね。
業績を確認してみると2020年3月の連結業績予想は売上1,104.6億円で前期比較で1.6%増となっています。経常利益は18.4億円で前期比2%増、四半期利益は9.5億円で前期比27%増になる見込みです。売上や経常利益も横ばいのようです。成長性は感じられませんが底堅く推移しているようです。
仮条件上限の1,600円算出のPERは12.37倍、PBRは2.06倍になります。配当金は49.8円出るため3.11%です。悪くない水準となっていますが都内に住んでいないため、カクヤスの知名度がいまいちつかめません。
カクヤスの詳細情報を知りたい方は下記記事にまとめているので参考にしてください。仮条件発表後には追記する形で最新の初値予想も記載しています。
カクヤスIPO上場承認と初値予想!ガッポリ利益は親会社だね幹事名 | 配分単位 | 引受割合 |
野村証券(主幹事) | 1,838,000株 | 90.01% |
みずほ証券 | 81,600株 | 4.00% |
三菱UFJ・モルガンスタンレー証券 | 40,800株 | 2.00% |
SMBC日興証券 | 20,400株 | 1.00% |
マネックス証券 | 20,400株 | 1.00% |
SBI証券 | 20,400株 | 1.00% |
岩井コスモ証券 | 20,400株 | 1.00% |
仮条件範囲が引き上げられこれも微妙です。読者の中には上場承認後すぐに営業の電話がかかると言った話も出ているようでした。そんな話を聞くと警戒しますよね。
また親会社は手広く事業を行っていることから同社の上場をどのようにとらえているのか考える必要がありそうです。問題なのは東証2部として上場規模が大きすぎます。しかも全国的に考えると知名度が低いためどうでしょうか。
公開価格前後の初値が付けばよいのでは?と感じています。野村證券って地味な企業を上場させることが多いですよね。今年の東証2部のパフォーマンスは例年よりもよいと感じますが今回は厳しい気もします。
ロックアップ90日間と180日間でロックアップ解除倍率設定なし、ストックオプションも基本的にロック対象のようです。
上場後も横ばいで推移しそうな雰囲気ですが業績が悪化し配当利回りが低下する懸念はあるように思います。
IPOよりも上場企業が運営するソーシャルレンディングへの投資はいかがでしょう。OwnersBook(オーナーズブック)へ投資を行った記事を全力で書いてみたけど思いが伝わるだろうか?
SREホールディングスIPOの初値予想と幹事配分を調べた結果
SREホールディングス(2980)は調べたところによると評価が低いようです。上場規模が大きいことから赤字でないだけましだろ?と考えていましたが分析結果は酷いものです。だからと言って公開価格割れになるとは言えませんがスルーで良さそうです。PERが97.18倍にもなることから現時点の収益性に問題があるようです。
項目 | 株数データ |
想定価格 | 2,975円 |
仮条件 | 2,550円~2,650円 |
公開価格 | 12月11日 |
公募株数 | 1,400,000株 |
売出株数 | 3,084,600株 |
公開株数(合計) | 4,484,600株 |
オーバーアロットメント | 672,600株 |
幹事団 | SMBC日興証券(共同主幹事) 大和証券(共同主幹事) SBI証券 野村證券 マネックス証券 楽天証券 |
委託見込 | 岡三オンライン証券 SBIネオトレード証券 DMM.com証券 |
イメージ的には既存株主が資金回収(調達)するために上場するようですね。Zホールディングス(4689)が絡んでいることでトーンダウンと言った感じです。
類似企業比較でもPER100倍近くは異常値のような感じもします。来期業績が今期の2倍になればよいですがそれはムリなので投資をする意味があるの?的な感じなんですよね。同社に投資をするくらいなら別のIPOにリスクを取って参戦か?と感じ始めました。
2020年3月の連結業績予想の売上げは38.1億円で前期比31.7%増、経常利益5.7億円で前期比34.7%増になります。業績は好調となっていますが株価設定に問題があるようです。ちなみに四半期利益は3.9億円で前期比48.6%増になります。ここだけ見ると凄く好調ですけどね。
EPSが27.27なのでPERは97.17倍です。PBRは5.44倍あたりになるそうです。
SREホールディングスの詳細情報を知りたい方は下記記事にまとめているので参考にしてください。仮条件発表後には追記する形で最新の初値予想も記載しています。
SREホールディングスIPO上場承認と初値予想!不動産業にITとAIをぶち込みこの数値からさらに下がると思います。その場合は上場承認記事に追記したいと思います。大型上場だとフリー(4478)の評価が高くなってきています。色々と難しいですが程々に参加すると楽しめそうです。
幹事名 | 配分単位 | 引受割合 |
SMBC日興証券(共同) | 3,587,800株 | 80.00% |
大和証券(共同) | 493,300株 | 11.00% |
SBI証券 | 224,200株 | 5.00% |
野村證券 | 134,500株 | 3.00% |
マネックス証券 | 22,400株 | 0.50% |
楽天証券 | 22,400株 | 0.50% |
ロックアップは180日間となり新株予約権もロック対象です。海外配分も行われるようですが引受先はあるのかは未定です。Zホールディングスの名前があるため安心材料と考えましたが逆に不人気材料のようです。
不動産テック事業への市場評価は高いものの売出人にZホールディングスの名前があり2,084,600株(55.2億円)を売り出すため懸念されているようです。
成長分野であるからこそ株価が高いとも言えますが個人的にも設立当初から上場を狙ったものだと感じます。このパターンはあまり良いとは言えないため考えるのが面倒だと思ったらスルーでしょう。
SREホールディングスを買うくらいならカクヤスの方がまだ良さそうな感じですね。上場規模が大きい新興市場のIPOは不人気となることが多いいため考えたほうが良さそうです!
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