アイペット損害保険(7323)IPOが新規上場承認されました。上場市場は東証マザーズで主幹事は大和証券となっています。株数は当選期待が出来る水準なのでもれなく申し込みを行いたいと考えています。ただ筆頭株主は投資ファンドのドリームインキュベータとなっています。


アイペット損害保険(7323)IPO上場と初値予想


上場規模はマザーズ上場としては荷もたれ感が意識される20億円規模の上場となります。ペット保険は意外に人気が高いと個人的に考えています。アニコム ホールディングス(8715)などを見ても分かりますが日本はペット社会なのでアイペットも人気だと思います。


余談になりますが、我が家のマルチーズ(犬)も4年ほど毎月1.5万円~2万円くらいお薬代がかかっています。保険には未加入の世帯が多いと思いますが、余裕があれば加入したほうが良いと思います。我が家の犬は家族同然なので最後まで付き合いたいと思います。


アイペット損害保険(7323)IPOの詳細データ

項目上場基本データ
市場マザーズ
業種保険業
事業内容ペット保険事業
公開予定4月25日
ブックビルディング期間4月10日~4月16日
想定価格2,600円
仮条件2,600円~2,850円
公開価格4月17日
企業情報http://www.ipet-ins.com/


【手取金の使途】

手取概算額1,159,000千円及び「1 新規発行株式」の(注)5に記載の第三者割当増資の手取概算額上限266,085千円については、基幹システム開発にかかる設備投資及び開発費用として平成29年10月から平成31年11月までに535,000千円を、業務支援システム開発にかかる設備投資費用として平成30年4月から平成32年3月までに440,000千円、商品対応システムにかかる設備投資費用として平成31年11月から平成32年3月までに70,000千円、業務支援システム開発にかかる設備投資費用として平成30年4月から平成32年3月までに440,000千円、商品対応システムにかかる設備投資費用として平成31年11月から平成32年3月までに70,000千円、また、事業拡大及び人員増加に伴う札幌支店の移転にかかる建物等の投資として平成30年10月から平成30年12月までに8,000千円、本社増床にかかる敷金及び内装等の設備資金として平成30年11月から平成31年1月までに154,000千円、青森事業所の移転にかかる敷金及び内装等の設備資金として平成31年10月から平成31年12月までに198,000千円を充当する予定であります。

残額については、将来における当社サービスの成長に寄与するための支出又は投資に充当する方針でありますが、当該内容等については現時点で具体化している事項はなく、今後具体的な資金需要が発生し、支出時期が決定するまでは安全性の高い金融商品等で運用する方針であります。


項目株数データ
公募株数450,000株
売出株数234,700株
公開株数(合計)684,700株
オーバーアロットメント102,700株
上場時発行済み株数5,147,467株(公募分を含む)
想定ベースの時価総額約133.8億円
幹事団大和証券(主幹事)
SMBC日興証券
マネックス証券 ←完全平等抽選
岡三証券 岡三オンライン証券
いちよし証券
SBI証券 ←IPOするなら初めに必要


アイペット損害保険(7323)上場評判とIPO分析

想定発行価格2,600円を基に吸収金額を算出すると約17.8億円となり、オーバーアロットメントを含めると約20.5億円規模の上場となります。


業績はあまり良いとは言えないようですが、平成30年2月末の保有契約が35万件を突破したそうです。アニコムホールディングスのIRから保有契約数を調べてみると682,513件と掲載されています。そう考えると35万件はかなり評価できると思います。アニコムホールディングスはの契約も好調のようで、前連結会計年度末から46,843件の増加(同7.4%増)となっています。


アイペットの場合は42,219件の増加となり数値的にはあまり大きな開きは無いように感じます。逆に未上場にしては凄いと思います。ただ、保有契約の条件までは調べることはしませんでしたのでご興味があればご自分でお調べください。


アイペット損害保険(7323)業績推移画像



アイペット損害保険では、ペットの通院から入院・手術まで幅広くカバーした犬・猫向けのペット医療費用保険「うちの子」及び「うちの子プラス」、手術と手術を含む連続した入院に補償を限定し保険料を抑えたペット手術費用保険「うちの子ライト」の3つのタイプの商品を販売しています。その他には、鳥・うさぎ・フェレット向けのペット医療費用保険である「うちの子キュート」を新しく販売しています。


アイペット損害保険(7323)IPO評判


販売経路は、主にペットショップ代理店や一般代理店販売とインターネットを通じて募集を行うダイレクトチャネルの2通りがあります。保険金の支払については、アイペット対応動物病院で診療を受ける場合とアイペット対応動物病院以外で診療を受ける場合があるようです。


その他、CSV活動としてふるさと納税制度を活用し、殺処分寸前の犬や迷い犬らの保護、譲渡に取り組む同団体の「ピースワンコ・ジャパン」プロジェクトに当社契約者及び当社従業員が寄付を行っています。寄付のほか新卒研修の一環として、ピースワンコ・ジャパンを訪問し、保護犬の世話をするボランティア研修を実施しているようです。


また、小学生や幼稚園児を対象に、動物愛護についての教育を行っている特定非営利活動法人ワンコレクションの活動を支援しているそうです。


アイペット対応動物病院は、全国で4,400病院(平成30年2月末現在)あり、協力している動物病院ネットワークを構築しているそうです。保険金請求件数の約8割が対応動物病院の窓口での精算されている実績があります。「うちの子ライト」および「うちの子プラス」の100%補償期間(第1保険期間)は窓口での精算ができないため、顧客より直接同社への保険金請求が必要だそうです。その他契約や支払いには条件があります。


アイペット損害保険(7323)の企業財務情報と配当性向

回次第12期第13期
決算年月平成28年3月平成29年3月
経常収益8,12810,071
正味収入保険料8,12610,067
経常利益又は経常損失307297
当期純利益又は当期純損失106196
正味損害率(%)36.738.8
正味事業費率(%)49.548.7
資本金3,3143,314
純資産額2,6742,886
総資産額6,9788,179
1株当たり純資産額569.40614.62
1株当たり当期純利益金額43.6041.86
自己資本比率(%)38.335.3
自己資本利益率(%)4.57.1
株価収益率(倍)
配当性向(%)
営業活動によるキャッシュ・フロー1,1931,014
投資活動によるキャッシュ・フロー△65△717
財務活動によるキャッシュ・フロー498△1
現金及び現金同等物の期末残高3,2183,513
※数値は千円単位


第14期第3四半期累計期間(平成29年4月01日~平成29年12月31日)
経常収益8,995百万円
経常費用は8,679百万円
経常利益316百万円
四半期純損失104百万円(特別損失として固定資産処分損256百万円を計上)


アイペット損害保険(7323)従業員と株主の状況

会社設立は2004年5月11日、東京都港区六本木一丁目8番7号に本社を構えます。
社長は山村鉄平氏(昭和50年3月27日生まれ)、株式保有率は1.04%と少ないようです。
従業員数365人で臨時雇用者が35人、平均年齢33.8歳、平均勤続年数3.2年、平均年間給与3,652,000円となります。


氏名又は名称所有株式数(株)所有株式数割合(%)
株式会社ドリームインキュベータ3,034,00261.43
みずほ証券プリンシパルインベストメント株式会社234,7004.75
YCP Holdings Limited234,0004.74
株式会社フォーカス234,0004.74
双日株式会社234,0004.74
株式会社ソウ・ツー210,0004.25
※株主上位6名の状況


【目論見抜粋】

本募集並びに引受人の買取引受による売出しに関連して、売出人であるみずほ証券プリンシパルインベストメント株式会社、大株主であり貸株人である株式会社ドリームインキュベータ、並びに当社の株主である、YCP Holdings Limited、株式会社フォーカス、双日株式会社、株式会社ソウ・ツー、アイペット損害保険従業員持株会、秋元康、山村鉄平、田中聡、工藤雄太、秋元伸介、株式会社Y&N Brothers、萩野研介、有岡正裕、河村陽介、中川裕之、山森康平、安田正、東谷徹、近藤哲平、久保浩規、平田倫広、湯川敬介、朝井秀尚、安部みゆき、谷地又健一、江頭伸哉、前田兄太、殿川一徳、河西正人、横山亜弓、佐々木亜沙美、首藤真樹、千葉和代及び入江穂は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場日(当日を含む)後90日目(平成30年7月23日)までの期間(以下、「ロックアップ期間」という。)、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社株式の売却等(ただし、引受人の買取引受による売出し、グリーンシューオプションの対象となる当社普通株式を主幹事会社が取得すること及び当社普通株式の売却価格が本募集等における発行価格又は売出価格の1.5倍以上であって、株式会社東京証券取引所取引での売却等を除く。)を行わない旨を合意しております。

当社の新株予約権を保有する山村鉄平、田中聡、工藤雄太、青山正明及び有岡正裕は、主幹事会社に対し、ロックアップ期間中は主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社新株予約権及び新株予約権の行使により取得した当社普通株式の売却等(ただし、新株予約権行使により取得した当社普通株式の売却価格が本募集等における発行価格又は売出価格の1.5倍以上であって、主幹事会社を通して行う株式会社東京証券取引所取引での売却等を除く。)を行わない旨を合意しております。


上位株主には90日間(平成30年7月23日)のロックアップが付与されています。
ロックアップ解除倍率は1.5倍となります。また新株発行予約券(ストックオプション)にも公開価格の1.5倍以上で売却可能な条件があります。


アイペット損害保険(7323)IPO大手初値予想と各社配分

仮条件は想定発行価格を下限として2,600円~2,850円に決定しています。上限の2,850円による吸収金額は約19.5憶円、オーバーアロットメントを含め約22.4憶円です。想定発行価格よりも1.9億円多くなりました。


ペットショップと提携し保険契約は増加傾向にあります。ペット業界は拡大を続けているため同社の収益も順調のようです。2018年3月単体業績は経常収支20.8%増、経常利益は10.0%増を見込みます。PERは算出不可、PBRは5.36倍です。


初値予想3,500円~4,000円

その後、初値予想4,000円~4,500円


ドリームインキュベータ(VC)のロックアップが1.5倍となるため4,275円あたりには気を付けたほうがよさそうです。また秋元康氏が株式を保有しているそうです。株式数を調べると47,000株保有となっています(割合は0.95%)


幹事名配分単位(株)
大和証券(主幹事)602,600
SMBC日興証券13,700
マネックス証券34,200
岡三証券13,700
いちよし証券13,700
SBI証券
6,800


類似企業PER
PBR
アニコム ホールディングス(8715)PER64.1倍PBR5.98倍
SOMPOホールディングス(8630)PER12.06倍PBR0.93倍


大和証券が主幹事となっています。若干期待したいところですが、ベンチャーキャピタルが株主上位を占めています。売上は拡大しているようですが、利益が少し寂しいと感じます。


今期の赤字は、基幹システムの開発が開発作業の遅延に伴い開発計画を見直した結果、特別損失として固定資産処分損256百万円を計上しているようです。現段階の私のIPO申込スタンスは結構全力だと考えています。幹事口座がない方は早めに開設しておきましょう。マネックス証券の配分が多いと個人的に嬉しです。今年もマネーフォワードのように主幹事してください!!


マネックス証券のIPO配分は完全抽選だった

SMBC日興証券IPO抽選ルール完全版

アイペット損害保険のストックオプション詳細を調べました

ストックオプション行使期間株式の数(株)発行価格(円)
平成22年3月28日~平成30年2月01日2,500913
平成23年1月30日~平成30年2月01日550913
平成23年7月01日~平成31年6月30日940913
平成24年7月01日~平成32年6月28日1,320913
平成30年5月28日~平成38年3月23日219,000640
平成31年2月25日~平成38年3月23日20,000640


上場時に関係があるのは5,310株と少ないようです。
平成30年5月28日から22万株弱が関係してきそうです。株数的には多くないためそれほどマイナスイメージはありません。


アイペット損害保険(7323)IPO私見と申し込みスタンス

業績を見ると利益面で不安があるように思いますが、上場規模的にそれほど深刻な問題はないと思います。ペット人気は引き続き継続されると思うため業績が大きく改善すれば株価も上昇するでしょう。


上場承認時の個人的予想では初値利益が12万円~20万円程度は見込めると考えています。私が調べた情報以外にも隠れた情報があればさらに利益が出るかもしれません。今期の開示業績が赤字となっているのはデメリットだと思いますが、売上や契約件数から考えると株価はいずれ上向くでしょう。


ホームページの作りもしっかりしているのでネット契約件数も今後期待できそうです。基本的な流れはペットショップ経由の契約だと思いますが、ここ数年で大きく変わる可能性もあります。気になる方はPPC広告などで調べると企業の熱の入れようがわかると思います。アクサダイレクトや楽天も競合保険となっています。


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