ハウステンボスは2022年の上場を目指していました。既にメディアで伝えられていたため上場することを待ちわびていた投資家も多いことでしょう。しかし、社長の坂口克彦氏が上場を1年以上先延ばしすると会見で述べています。


公式サイトのデータによると2020年9月期第2四半期の単独業績では売上92.8億円で営業利益1.6億円、経常利益6.5億円となっています。なんとか黒字を維持している状況です。


ハウステンボス上場延期


新型コロナウイルス感染症の影響をもろに受けてしまい業績が急激に悪化しているようです。とにかく客足が戻らなければ売上につながりません。


ハウステンボスは日本一広いテーマパークとして全国的に有名な企業です。学生の修学旅行先としても有名なテーマパークです。


コロナ禍により営業できなかった期間はテーマパークの維持費や従業員などの雇用で費用が大きく発生したことが考えられます。


新型コロナウイルス感染拡大の影響で東証1部上場を逃した

ハウステンボスは東証1部へ直接上場するのではないか?と言われていました。上場時期は2022年(令和4年)の予定でした。


さらに気になるのは第3四半期~第4四半期の経営状況です。現在のところコロナの影響が出る前の収益があったため何とか黒字になるようです。しかし前年同様に売上が今後上がるとは思えないため厳しい環境下にあると思います。


新型コロナ感染拡大の影響により2020年2月29日~3月15日まで臨時休業となっています。さらに4月06日~5月15日も臨時休業となっていました。この影響により入場者数が前期比較で20.2%減となり、宿泊者数も27.4%減となっています。


項 目2019年10月~2020年3月
前年比
取扱高9,28471.2%
売上原価2,21675.4%
売上総利益7,06869.9%
販売費および一般管理費6,90799.6%
営業利益1605.1%
経常利益64919.3%
※単位は百万円


また当期の営業外収益には為替評価益を73百万円、前期は223百万円の差損が計上されているそうです。


入場者数は1,040千人で前期比79.8%、内海外客数は50千人で前期比64.5%、宿泊者数104千人で前期比72.6%になっています。これからコロナ禍の影響でより収益が悪化する可能性があるため心配でたまりません。


ハウステンボスが上場するのは2023年以降なのか?経営は大丈夫なのか

社長の坂口克彦氏によれば上場は2023年以降になるようです。2022年から1年以上延期となっているためです。


今後の業績について下記のような案内がハウステンボスの公式サイトに掲載されています。内容は2020年9月期通期業績見通しについてです。


今期業績につきましては、新型コロナウイルス感染状況がどこまで影響を及ぼすか不明であるため、未定とさせていただきます。新型コロナウイルス感染予防対策を強化し、お客様に安心してご来場いただけるテーマパーク運営に努めてまいります。



ちなみに単体の話になり、ハウステンボスグループは2020年9月期第2四半期で赤字となっています。


ハウステンボスグループは「ハウステンボス株式会社」「株式会社ラグーナテンボス」「エイチ・テイ・ビイ観光株式会社」「株式会社 hapi-robo st」「HTBクルーズ株式会社」の5社になります。


上場延期を発表したのはハウステンボスだけではありません。スカイマークも上場延期を発表しています。




このような状況下にある企業ももしかすると多いのかもしれません。これから上場承認を控えていた企業の中には業績悪化により上場することを先延ばし、又は断念した企業もあるかもしれません。


新型コロナウイルス感染性の影響で世界的に経営破綻問題なども起きています。実際に破綻した企業も毎月のように増えています。日本もその傾向にあり経営破綻(倒産)企業が急増しています。


新型コロナウイルス関連の倒産件数がさらに急増する可能性

帝国データバンクによると6月19日の時点で新型コロナウイルス関連倒産数が全国で273件となっています。


業種別上位は飲食店43件、ホテル・旅館41件、アパレル・雑貨小売店20件、食品製造17件、食品卸16件などになるようです。


新型コロナウイルス感染症による経営破綻の数
※出典:帝国データバンク


エリア別では東京が一番多く次に大阪が続きます。コロナの影響を受けている企業も多くこのままでは倒産企業が増えると言われています。


ハウステンボスにとっては一刻も早く新型コロナウイルス感染性がおさまるように願うしかないでしょう。企業努力で乗り切れるようなことではないと思います。


少しづつコロナの影響が緩和されているように思いますが、第2派がくると日本の経済も無茶苦茶になりそうな気がしています。日本はコロナの人的影響は少ないと言われています。しかし経済損失はかなり大きいとされています。


ハウステンボスの上場延期は悲しいことですが業績が急回復すれば2022年の上場もあり得るかもしれません。ともかく新型コロナ感染症のワクチンが承認され世界の人々にワクチンが行きわたるように願っています。


貸付先は主に上場企業で1円から投資が可能! 【リスクを下げる工夫が凄い】
Funds


ソーシャルレンディング投資をまだ行ったことがない方はFunds(ファンズ)がお勧めです。上場企業に投資できるため倒産リスクが低いと考えられます。


利回りは他社比較で低めになりますが、投資金の回収を考えると魅力があります。また株主優待付きファンドも用意されているため場合によってはリターン率が凄いと思います。詳しくは下記記事でまとめています。


上場企業のCREAL(クリアル)で「当サイト経由の特典」が付きました

新規登録を行うとAmazonギフトカード1,000円分プレゼント、さらに初回投資に応じて最大5万円分貰えます。劣後出資とマスターリース契約、さらに信託銀行活用の分別管理は業界随一!

CREAL(クリアル)

1万円から投資でき「ほったらかし」で資産運用できます。賃料収入をもとに配当、想定利回り4.0%~5.5%で償還実績は元本割れ0件。最強スペック企業なので下記記事でまとめました。