CMA(シーマ)がユニコーンを利用して2回目の資金調達を行います。前回の資金を有効活用し成長ステージが上がっているようです。サブスクリプションモデルの収益になりIPOを行えば人気が見込めると思います。


株主を確認すると株式投資型クラウドファンディングによる個人投資家割合が14.8%となっており、今回の資金調達でさらに増加するはずです。設定株価も1回目より上がっています!


CMA(シーマ)がユニコーンで2回目の株式投資型クラウドファンディングを実施
※シーマ公式サイト引用


CMAは中小製造業に対し生産管理システム「Othello Connect®」を販売しています。導入実績も積み上がり代理店契約数も増加しています。


IT導入補助金の補助事業者に採択され導入企業が申請を行いすべて採択されているそうです。


中小製造業の経営者や担当者は、便利な生産管理システムを導入したくてもなかなか導入に踏み切れない実情もあるようです。


そこで同社は初期費用や月額利用料をおさえ、リーズナブルな製品を提供することで中小製造業への普及を探っています。導入コスト問題や専任スタッフの不在など中小企業だと問題が多々あるはずです。


CMA(シーマ)とは何を解決できる企業なのか?

CMA(シーマ)はSaaS型生産管理システムの「Othello Connect®(オセロコネクト)」を提供し、中小製造業の生産や業務管理をサポートしています。


ユーザーの実行環境をクラウドで一元管理できるシステムになるため、ユーザーごとの保守やメンテナンスが不要です。


CMA(シーマ)のビジネスモデル
※ユニコーン公式サイト引用


ユニコーン公式サイトによれば、生産管理システムは導入後の解約率が極めて低く、安定的な利益を維持できるそうです。


オンプレミス型だと企業ごとに細かい仕様変更が可能だと思いますが、大企業以外で使う企業は少ないと考えられます。


ある程度汎用できるシステムであればよいと思いますが、それでも初期導入費用は高くなる傾向にあります。


Othello Connect®(オセロコネクト)の詳細
※ユニコーン公式サイト引用


国内ではERP(基幹業務統合管理)への投資が堅調となっていることから同社サービスも期待されているようです。


同社サービスは受注管理や生産管理、見積管理、販売・請求管理、仕入・支払管理など大手パッケージメーカーの製品と同等の機能を実装しているそうです。


料金は月額33,000円からとなっており、余分なコストや資源の集中を防ぎ自社業務に合った運用ができるそうです。


パソコンやスマートフォン、タブレットのどのデバイスにも対応しています。


また、「Othello Connect®」はマイクロソフト社の「Microsoft Azure SQL Database」を採用しています。2021年6月からはアマゾンウェブサービスジャパンのAWSにも対応しています。


同社の事業内容や前回の募集内容については下記記事でまとめています。過去記事ではより詳しく事業内容をまとめています。




CMA(シーマ)がECFで資金調達を行い成長できたのか確認してみました

2021年2月にユニコーンで資金調達を行い上限募集金額の3,014万円の資金調達に成功しています。


株式投資型クラウドファンディング(ECF)で集めた資金は研究開発費と人員拡充に活用されたそうです。


CMA(シーマ)がECFを利用して成長している
※ユニコーン公式サイト引用


代理店は10社から14社に増加し、大手代理店の他にも東北地方や北陸地方、四国地方など地場のSI企業などとも販売契約書を締結しているそうです。


この1年程度でかなり成長していると考えられます。


SI(システムインテグレーター)企業からの販売がどの程度期待できるのかはわかりませんが、信頼や信用を考えた場合にメリットもありそうです。


クラウドを利用したサービスは専用サーバーが不要になるため初期投資が比較的抑えられる傾向にあります。導入側としてもどのようなサービスなのか検討する際に費用が抑えられれば嬉しいはずです。


大手企業だと自社でオンプレミス型を導入する場合もありますが、同社のターゲット層が中小規模製造業となっているため売上拡大につながると考えられます。


CMA(シーマ)が上場(IPO)を行う時期が1年先延ばしされた。株主優待はAmazonギフト券!!

前回の募集画面では2024年10月期のIPOを目指すとありましたが、今回は2025年10月期を基準期としているとユニコーン公式サイトにあります。


CMA(シーマ)が上場(IPO)を行う時期
※ユニコーン公式サイト引用


前回の事業計画と比較すすると売上はやや伸びていますが導入社数が減少しています。導入社数については現実が見えてきたのかもしれません。


知名度が高くなれば同社サービスを利用したいと考える企業も出てくると思うので今後に期待したいと思います。


また、SaaS型生産管理システムは1件あたりの単価が低く販売店の利幅が増えにくかったそうですが、2021年に一部実装した「Othello-API」により、販売店社内でカスタマイズを行うことが可能になったそうです。


これによりリソースの活用や売上の確保が可能になり、販売するインセンティブが高まるそうです。API関連にも積極に取り組むようです。


CMA(シーマ)株主優待はAmazonギフト券


株主優待は前回の募集時と同じで株数(投資金額)に関わらずAmazonギフト券1,000円分となっています。


毎年10月末日に株主名簿に記載された方を対象に毎年1月以降の発送を予定しています。


また、過去にユニコーンで実施された株式投資型クラウドファンディングを下記記事でご紹介しています。




CMA(シーマ)の株式投資型クラウドファンディング(ECF)投資まとめ

CMA(シーマ)の「Othello Connect®」は前回の調達資金後に、食品や医療品などの「プロセス型」と呼ばれる製造業にも対応できるようバージョンアップを行っているそうです。


そのため市場規模は3倍~4倍に拡大しているそうです。また今後は連携可能な外部サービスを加速化させるそうです。


CMA(シーマ)の株式投資型クラウドファンディングまとめ
※ユニコーン公式サイト引用


上記は連帯可能な外部サービス一覧となっています。


2回目の株式投資型クラウドファンディングで得た資金は、導入サポート部門の設立資金に充当予定となっています。


バージョンアップにより問い合わせが増加しているため、新規顧客のサポートや既存ユーザーのサポートを行うことで解約を回避する狙いがあるようです。


現状は解約率が低いと考えらえますが、顧客が増加することでサポートできなければ本末転倒ですからね。


項 目その内容
プロジェクト名【第2回】前回は開始まもなく上限募集額達成! SaaS型生産管理システムで中小企業をサポートする「CMA株式会社」
目標募集額(株数)8,000,000円(100株)
上限募集額(株数)44,000,000円(550株)
募集価格(株価)1株当たり80,000円
申込単位1株
最低申込金額(株数)80,000円(1株)
上限申込金額(株数)480,000円(6株)
申込期間2022年5月09日(月)~2022年5月15日(日)
※2022年4月27日調べ


募集要項は上記のようになります。


第1回目のクラウドファンディングでは上限募集を達成しています。しかし現在は市場動向が不安定のため投資家のモチベーションがやや下がり気味となっており、どのくらい資金が集まるのか興味があります。


また、前回の募集価格(株価)は1株当たり48,000円となっていましたが、今回は1株当たり80,000円となっています。1年2ヶ月程度で66.6%増は凄いかもしれません。


発行済み株式は4,238株となっていることからバリュエーション(時価総額)は約3.39億円になります。


エンジェル税制についてはエンジェル税制優遇措置Bの適用が行われる予定となっています。適用できれば投資額全額をその年の他の株式譲渡益から控除できます。


CMA(シーマ)を応援してみたい方はユニコーン公式サイトで詳細を確認しておきましょう。気になる内容があれば質問を行うことも可能です。口座開設者限定になりますけどね!!


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